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POLYGON RAIN

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POLYGON RAIN

サークル:A-One

Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length
01 ToRyan-Se Shihori
Rus-K
Shihori Shihori 東方地霊殿 少女さとり [03:10]
02 From Hell Garden kuwacho Tokuei AXL 東方地霊殿 封じられた妖怪 [04:05]
03 蝕む恋の行方 はにーぽけっと はにーぽけっと はにーぽけっと 東方地霊殿 死体旅行 [04:27]
04 焔の海 Neiziro ELEMENTAS Shihori 東方地霊殿 廃獄ララバイ [05:26]
05 Princess Bridge Ash 朱花 Nene 東方地霊殿 渡る者の途絶えた橋 [03:33]
06 LAST EMOTION ELEMENTAS ELEMENTAS AXL 東方地霊殿 ラストリモート [04:44]
07 Lost the PAST yohine 溝口ゆうま 大瀬良あい 東方地霊殿 旧地獄街道を行く [06:13]
08 OK!KissME! Yassie Yassie Shihori 東方地霊殿 暗闇の風穴 [04:02]
09 Jealousy Yu-ko Yu-ko misa 東方地霊殿 緑眼のジェラシー [05:00]

詳細

博麗神社例大祭6(2009/3/8)にて頒布
イベント価格:1,000円
ショップ価格:1,260円(税込)

レビュー

  • SOUND HOLIC等のメンバーによるプロジェクトのセカンドアルバム。今回はフルヴォーカルとなっており、わかりやすいマルチジャンルなアレンジが施された楽曲群で構成されている。

    トップバッターはゴシック系の旋律を持つ原曲少女さとり。他のゴシック系ミュージシャンには真似できない拍子やデジタル音を駆使した無二のサウンドで多くのファンを持つ日本の超大御所有名ゴシック系ユニット、Ali Projectのコンポーザー片倉三起也氏のアレンジをオマージュしている。Vo.も同ユニットの宝野アリカ氏の歌い回しをオマージュしているがかなり上手く、上海アリスをAli Project風にアレンジ=難易度の高い楽曲をしっかり歌いこなしている。発想はありがちではあるが企画倒れでなく、ちょっと露骨な嫌いはあるが素直に評価できるだろう。曲名ToRyan-SeはSaToRyのアナグラムか。
    続くは超爆走するメロディックスピードパワーメタル風のアレンジを施した封じられた妖怪。超ストレートなクサメロを原曲に、有名パワーメタル曲をガッツリオマージュ。その爆裂する勢いの潔さたるや、それだけ言うならバカテクメロスピユニットUnluckey Morpheusも真っ青といった所。男性Vo.も実に潔い同人臭さに満ち溢れている(笑)Spyder Fly Free!とでも叫びながら長髪のイケメン(笑)中国人ギタリストと共に腕を頭上でクロスさせジャンプすればよかろうか。
    次はアップテンポでストレートなPOP調のアニソン風アレンジ。このVo.は稚拙で、音程の上がり下がりが安定しない場面が目立つ。表現力や声作りも素人歌いで、ちょいと岸田教団のVo.ライクな感じか。編曲もVo.の方が自ら行っているようだが、こちらはありきたりながらストレートなノリの良さには素直に頷ける説得力はある。今後は歌唱の心技体ともの鍛錬によるレベルアップ期待される所だろう。
    ここで金管とストリングスに始まる小休止のバラードナンバーはTr.1でも実力を見せたShihori氏の歌唱も美麗な、シンフォニックに哀愁と美しさを演出する。ヴォーカルの多重録音やパーカッション、原曲のメロが民族音楽風な事を活かしたアレンジの雰囲気は、大御所民族調ミュージシャン志方あきこ氏のアレンジを彷彿とさせる。バックコーラスに乗せたヴァイオリンソロもそれっぽい。かなりの良曲ではないだろうか。
    わかりやすいオーソドックスな曲と、テーマ性重視の曲に分かれた感のある地霊殿の中では、興奮の展開と美メロを併せ持つ曲の一つであるラストリモートとハルトマンの妖怪少女の、フックの塊のような旋律を活かしたスピードチューンはTr.6。男性Vo.が日本語詩となり益々同人臭い。
    Tr.2は原曲を発散したような明るいナンバーだったが、こちらも原曲の雰囲気を尊重したのか対照的にやや暗色のアレンジだ。一転ジャジーな雰囲気を醸し出すTr.7のVo.も十分な実力。ややサビにもってきた原曲メロとの接合が強引か?
    そして問題のTr.8は実力派ヴォーカリストのもう一つの顔とばかりに飛び出す萌えヴォイス! この界隈で萌えヴォイスと言えばIosysのmiko氏あたりが真っ先に挙げられるが、彼女に比べて歌唱力が圧倒的に高い分煽りもずっと様になっており、暗闇の風穴という原曲メロの良さ(あの寂びの美旋律がまさかこうなるとは)もあってI've SoundのKOTOKO氏の萌えソングを思わせる電波曲に仕上がっている。
    そしてラストを飾るのは、素人さんでもヲタ芸に誘う迷曲から現世へと呼び戻してくれるスローバラード。シンフォニックなTr.4とは対照的に、ピアノとチェロにヴァイオリンにと静かに盛り上がっていくが、これが成り立つのもVo.の実力あっての事。Shihori氏を脅かさんばかりの素晴らしい歌唱は、ラストに相応しい一曲を作り上げている。

    音は若干微妙だろうか? 私の耳が悪い上、最近イヤホンをまともなのに換えたばかりなのでちょっと判断がつかない所ではあるが、素人耳には曲によってばらつきはあるものの、許せる曲が殆どだったように思う。音質に関しては他の方のレヴューに割愛させていただき、さらにレベルアップしての3rdアルバムに期待したい。
    全体に荒削りな曲とクオリティーの高い曲がバラバラだが、諸々網羅したアレンジスタイルはいずれも個性とそれに伴う良さがあり、気にいる人は必ずいるだろう。特に女性Vo.陣の充実振りは目玉。紅を出すまでのここの所のややマンネリ化が感じられたSOUND HOLICより、ストレートでつきつめたアレンジには説得力があり素直に好感を持って聴けた。Vo.曲を求める人なら是非オフィシャルでの試聴をお勧めする。
    -- Ironbird-White for Marisa (2009-04-09 04:56:49)
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