東方紅魔月譚 ~ Scarlet Devil Fantasic Rhapsody ~
サークル:まぐなむおーぱす
Number | Track Name | Arranger | Original Work | Length |
01 | 赤より紅い夢 | 高瀬 | 東方紅魔郷 | [02:10] |
02 | ほおずきみたいに紅い魂 | [04:19] | ||
03 | 妖魔夜行 | [04:54] | ||
04 | ルーネイトエルフ | [05:44] | ||
05 | おてんば恋娘 | [04:58] | ||
06 | 上海紅茶館 ~ Chinese Tea | [05:47] | ||
07 | 明治十七年の上海アリス | [04:41] | ||
08 | ヴワル魔法図書館 | [06:01] | ||
09 | ラクトガール ~ 少女密室 | [06:18] | ||
10 | メイドと血の懐中時計 | [06:31] | ||
11 | 月時計 ~ ルナ・ダイアル | [05:55] | ||
12 | ツェペシュの幼き末裔 | [02:39] | ||
13 | 亡き王女の為のセプテット | [05:57] | ||
14 | 魔法少女達の百年祭 | [00:44] | ||
15 | U.N.オーエンは彼女なのか? | [03:13] | ||
16 | 紅より儚い永遠 | [03:20] |
詳細
レビュー
- まぐなむおーぱすさんのフルアルバム2作目。今回も、収録時間73分と、かなりのボリュームとなっている。
前作の路線であるプログレメタル+ネオクラシカルが更に推し進められている。
プログレメタルを基調としたさりげない変拍子と、次々に訪れる展開は見事の一言。
前作の欠点だった、音の薄さやチープさなどは完全に払拭されており、
むしろ今作で「シンフォニック」の看板を高らかに掲げることに成功している。
Dream TheaterやSymphony Xを思い出させる部分もしっかり用意されているが、
それだけに留まらない、もっと広汎なプログレメタルの良さを生かしたアレンジであると言える。
不満点を言うならば、「魔法少女達の百年祭」がただのインターバルになっている点と、
名曲「紅楼」のアレンジがない点である。これだけのクオリティを見せられては、
収録時間を80分まで使って、紅魔郷全17曲をアレンジしてほしかった。
そんなことを思ってしまうほどに、見事な大傑作である。
東方アレンジ界においてメタルアレンジはもはやありふれてしまっているが、
このサークルの方向性は明らかに他と一線を画しているだろう。これからも目が離せない存在だ。
-- ひいらぎ (2009-01-09 04:45:50) - 前作(東方桜妖紀)が結構ツボに嵌る作風だったので、2作目が出るという情報を掴んだ時から
「これは買いだ。」と思っていたし、実際非常に満足度の高い作品に仕上がっている。
サウンドは前作よりもヘヴィ且つダーク(tr.4・5・6・7辺りはさほどダークではないと思うが)に
なっていて、特にtr.1・10・12ではBLACK SABBATH風のへヴィなギターリフを聴くことができる。
他にもネオクラシカル様式美のtr8・11、屈指のドラマティックさを誇るtr.9(JUDAS PRIEST風?のツインリードも聴ける)、
イントロがかっこいいtr.2・13等聴きどころが多い。
シンセの音に若干のチープさが残っている(慣れてしまえば気にならない程度のレベルだが)とはいえ、試聴して気に入れば
文句なしに「買い」の東方HMアルバムなのではないだろうか。 -- Lemmy 某。 (2009-01-31 11:58:36) - ギターのヘヴィさや音の迫力は前作に比べ格段に改善されているようにに感じた。
イントロやパロディパートのギター速弾き等は相変わらずレベルが高く、かっこいいのだが
肝心の東方曲の部分が「もう一息!」といった所か。
前作からの進化が目覚しいので、次回作にも大いに期待が出来る。
-- Rate (2009-01-31 13:44:10)