Lyrical Crimson
サークル:EastNewSound
| Number | Track Name | Arranger | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
| 01 | STAY HERE，NOT ALONE | 黒鳥 | 葉月なの | 東方紅魔郷 | 上海紅茶館 ～ Chinese Tea | [04:28] |
| 02 | the 4seasons 4u | raku | Tsubaki | 東方風神録 | 稲田姫様に叱られるから | [04:33] |
| 03 | 君色マスタースパーク | 黒鳥 | Lu-na | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [04:23] |
| 04 | Ten made to do key! | 黒鳥 | いずみん | 東方永夜抄 | 月まで届け、不死の煙 | [04:58] |
| 05 | 奏で穿て、東雲の彼方へ | KOBATYU | Cryu | 東方靈異伝 | 永遠の巫女 | [05:06] |
| 06 | ザクロは血の味、恋の味 | 黒鳥 | Lu-na | 東方紅魔郷 | 亡き王女の為のセプテット | [04:45] |
| 07 | 幻想郷祭囃子(秋) | Izu | Tsubaki | 東方風神録 | 神々が恋した幻想郷 | [05:00] |
| 08 | Together in the sky | raku | 前菜 | 東方紅魔郷 | ルーネイトエルフ | [05:08] |
| 09 | Girl's mind | Crouka | Lu-na | 東方紅魔郷 | ラクトガール ～ 少女密室 | [05:17] |
| 10 | VANISHING POINT「／」 | 黒鳥 | いずみん | 東方妖々夢 | ネクロファンタジア | [06:10] |
| 11 | 緋色月下、狂咲ノ絶 | 黒鳥 | 葉月なの | 東方紅魔郷 | U.N.オーエンは彼女なのか？ | [06:44] |
| 12 | 咲き届け、春へ至る音 | Izu | Cryu | 東方妖々夢 | 天空の花の都 | [04:45] |
詳細
レビュー
- 原曲維持～香る系クラブダンストランス男性2曲女性10曲ボーカルアレンジ。新規参入でいきなりフルボーカルアレンジをぶちかましてきた気鋭のサークルである。全体を通して速めの四つ打ちで一貫しているアレンジであり、技術それ自体は、ところどころやや作りが粗く、キックなどは勢いで押し切っているところもある。ただ、大きなテンポずれなどはなく、水準には十分に達しているだろう。もう少し一音一音を細やかに、ミックスで音圧を稼ぐだけではなく、いろいろな効果を試してみればよりよくなるかもしれない。
歌詞はそれぞれの原曲のイメージをそれなりに反映したものとなっている。東方のイメージと各作品とがそれほど近しく仕上げられているわけではないと個人的には思うが、全く無縁というわけでもない。
以下、新規参入ということもあり、ボーカル全員分の担当曲を概観する。
1曲目上海紅茶館女性ボーカルアレンジは、同人歌姫として実績のある葉月嬢が持ち前の力強い声を張り切らせてがんばっている。クラブダンス系には彼女の声は合うだろう。ただ、アレンジ自体に工夫がなく、淡々と四つ打ちが続くだけなので、せっかくのがんばりがややもったいないように感じる。
2曲目稲田姫様女性ボーカルアレンジは、椿嬢のかわいらしい電波風味の声がダンスアレンジの音色にややそぐわない。大きな音外しはないボーカルなので、もう少しアレンジを軽く、エレクトリックに近づけた方が彼女の魅力を引き出せるはずだ。
3曲目マスタースパーク女性ボーカルアレンジは、ず太いビートに貫かれた力強いサウンドにLu-na嬢のボーカルが負けてしまっている。やや滑舌が悪く、声に張りが欠けているところと相俟ってボーカル自体がぼやけてしまっているのは今後の課題だろう。音程ももう少し安定させてほしい。
4曲目不死の煙ダンス男性ボーカルアレンジは、しゃくりや揺らぎがひどく、滑舌が悪くて歌詞が分からず、音程も不安定で、レビュー以前の段階である。一層の精進を期待する。
5曲目永遠の巫女女性ボーカルアレンジは、トランスのビートが前に出すぎて高く細いCryu嬢の声が浮いてしまっている。細く堅めで声の広がりは少ないが、音程が安定して揺らぎも少ないボーカルなのでこれはもったいない。高音部メインのバラードなどで合わせてみてほしかった。
8曲目ルーネイトエルフ女性ボーカルアレンジは、前菜嬢のやや丸くなめらかな高音がやはりビートにかき消されてしまう。ボーカルはもっと力強く、逆にアレンジはもっと繊細に、マッチングを重視した方がいいだろう。ボーカルは声出しにやや癖があってそれが声の張りに差し支えているような気がする。
11曲目オーエン女性ボーカルアレンジは、1曲目と同じく葉月嬢であるが、全体から見て出色、この曲に非常に注力した気合が感じられる。葉月嬢の声でのヒステリックな笑い声とセリフを自由自在に左右に揺らしたり、サビでは二重の意味を持たせた二重ボーカルにするなど工夫がこと細かい。葉月嬢の芯の通った声と効果に太いトランスのビート、そして単調さを避けたビープ音のような原曲メロがマッチして、成功を収めていると言っていいだろう。一点、サビ直前での叫びに近い感情の露呈は、Bメロでのフィルタを強くしたり、その叫び自体にもっと力強くエフェクトをかけるなり、もっと強調してほしかった。
強い四つ打ちダンスアレンジでの女性ボーカルを聴きたい人には、男性ボーカルを除外すれば勧められる作品である。ただ、全体的に音圧が高すぎて聴いていて疲れてしまうので、ミックスは喫緊の課題だろう。また、アレンジも一貫して四つ打ちだけでは単調になりがちなので、他のジャンルのアレンジも取り入れてみてほしい。今後の工夫、特にアレンジャーの技術の広がりは十分に期待できる基盤は確実にあるので、次作が楽しみである。
-- 電波？ (2008-12-31 22:24:05) - 原曲にボーカルを乗せているところももちろんあったが、原曲メロディが後ろに流れ、ボーカルはまったく違うメロディを歌うという曲がいくつもあったのはビックリ。
珍しい試みであって、悪くはないと思う。 -- れれせけう (2009-01-04 12:59:54) - いや，メンバーが豪華すぎて笑っちまいましたよ（とくにボーカル）
どの人も普通の同人歌手の平均水準を遥かに超える歌唱力を持っていますし，
原曲の雰囲気をここまで上手く利用した編曲は見事
他の方のレビューに書いてある通り，今まであまり聞かないタイプの曲が多かったのも新鮮味があっていい
東方のボーカルアレンジアルバムの中ではかなり秀逸な方だと感じました
-- 名無しさん (2009-01-05 16:24:12) - 正直このクオリティーにはビビった。
お目当ての緋色月下のクオリティーがひとつ抜けてた感があったから、
全曲緋色月下くらいだと思うとｶﾞｯｸｼ来るとは思う。
公式のデモを聞いて判断すればいいと思う。
ぶっちゃけ、新参だけど壁サークルのどれにも引けをとらないと思う。
あと、男性ボーカルにはほんのり未来を感じた。 -- 名無しさん (2009-01-11 05:39:46) - 自分はあまりトランス系には興味なかったのですが、
作者さんがニコニコにアップされてたU.N.オーエンを聴いて感動して購入。
自由にアレンジしてるようで原曲のメロディや良さを損なわないさじ加減が絶妙で、
演出も凝ってて始終飽きさせない作りには新人とは思えない魅力を感じました。
うまい曲っていうのは一杯ありますが、ただうまいだけなのが多い中これは本物かと。
ぜひこれからも定期的に東方アレンジを続けていって欲しいと思います。
えらそうな事言ってしまってるかもしれませんが、初レビューなのでご容赦を・・・。 -- 名無しさん (2009-01-11 16:38:27) - 新規参入サークルでこの出来はすばらしい・・・と思うのだが、
強いて言えば全体的にヴォーカルが弱い。特に女性ボーカルは
声量が足りないのでバックに流れる音に負けてしまっている。
4曲目、10曲目は男性ボーカルアレンジが少ない東方アレンジの
中では注目したいところではある。
どちらかといえば古いV系を意識した歌い方だが、線が細い印象。
4曲目はその挑戦には敬意を払いたいが、意図的に行ったと思われる
数々の手法が空回りしてしまった。ただ、10曲目のようにさらっと
歌うとより線の細さが目立ってしまうであろう。もっとメタルっぽく
はっちゃけてみても面白いかもしれない。
逆に10曲目は他のボーカルアレンジが歌メロとして使用している
部分を使用していない点や4曲目と違い聞きとりやすかったことも
あり個人的には非常に良い出来だったと思う。強いていうなら、
やはり声量がもっと欲しい。
全体的に同人音楽としては比較的高いレベルにまとまっていると
思うので購入して損をすることはないと思う。さらに上を目指せる
力があるので、ボーカルの声量、高音域のスキルアップとミックス
の音のバランスなどの成長を期待したい。 -- とりあえず。 (2009-02-07 12:20:25) - レビューは他の方が詳細に書いているので、一点。Tr12の歌詞が歌詞カードと異なってる箇所があり、サイトにそれに関する報告もない。なかなか出来が良い曲だけに残念である。
勢いのあるサークルだからこそ、そういった細かな点も含めて頑張って欲しいところである。 -- 名無しさん (2009-02-17 15:01:29) - 新参サークルだがクオリティが高い部類に入ると思う。
ただ男性ボーカルは滑舌をどうにかしたほうがいいかなぁ…
あと音程が外れている箇所が多々あるのでそれが結構気になりますね。
自分はトランスは好きだけれども他の方も書いているように、他のアレンジも聞いてみたいものです。
今後の活躍に期待。 -- 名無しさん (2009-03-01 16:28:44) - 全体的にいいと思うが、男性ヴォーカルはいらないと思った。 -- 名無しさん (2009-03-02 12:00:42)
- リズム運びをはじめとしたアレンジには工夫が少ない所が多く、悪く言えば平凡。よく言えば聴きやすく、Vo.陣の技量に配慮している。
しかしミックスもこれまた見切り発車的な部分も見られ、アレンジ含め全体にやや荒削りな印象はぬぐえない。同人という事でせっかく楽曲の難易度を大きく妥協して歌いやすい様にしたのに、曲調のアレンジやMixで結局殺してしまっている曲が多い。（多々ある音外しは、上海アリスメロを使う以上、同人レベルの歌手ではある程度仕方無いか……）
広告塔となったU.N.オーエンのクオリティを全体に求めると肩透かしを食う、というのは商・同共通か。まあ、歌詞やその他の内容も含め、有り体に言えば東方同人にありがちな売れ線路線に落ち着いている。
ただ、これが新規参入サークルのクオリティであるのだから上々と言えるのではないか。頭一つ抜けた曲はかなり良く、他曲のところどころに光る演出も含め、今後の全体的なレベルアップに可能性を感じる。
しっかりとレベルアップを図り、全体が制作陣自身納得のいくクオリティに仕上げて即売会に作品を持ち込んでくださることに期待したい。
-- 名無しさん (2009-04-26 11:09:59) - やはり評価すべきはTr.11か。
この曲は前作000に収録されたオーエンアレンジのボーカルバージョンとなっている。
葉月さんのボーカルによって補完された部分もあるが、
インストバージョンで強調されていたサイケデリック性が完全に失われており、
完全に別曲になってしまっているのがちょっと残念。
これはこれでいいんですけどね。
-- 名無しさん (2009-04-26 20:09:09) - 正直Tr.11の良さが全く分からん
所々の笑い声やセリフがわざとらし過ぎて気持ち悪い -- 名無しさん (2014-12-21 21:07:38)
