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幻想郷ポポルカント

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幻想郷ポポルカント

サークル:k-waves LAB

Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length
01 亡き王女の為のセプテット Kou Ogata 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [04:31]
02 U.N.オーエンは彼女なのか? Kou Ogata 東方紅魔郷 U.N.オーエンは彼女なのか? [02:22]
03 おてんば恋娘 Kou Ogata 東方紅魔郷 おてんば恋娘 [04:35]
04 上海紅茶館 Kou Ogata 東方紅魔郷 上海紅茶館 ~ Chinese Tea [05:00]
05 業火マントル Kou Ogata 東方地霊殿 業火マントル [04:13]
06 廃獄ララバイ Kou Ogata 東方地霊殿 廃獄ララバイ [02:55]
07 芥川龍之介の河童 Kou Ogata 東方風神録 芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend [04:44]
08 明日ハレの日、ケの昨日 Kou Ogata 東方風神録 明日ハレの日、ケの昨日 [06:29]

詳細

コミックマーケット75(2008/12/29)にて初頒布
イベント価格:700円
ショップ価格:1,050円(税込)

レビュー


  • アイリッシュ系楽器の生演奏+打ち込みによるアコースティックアレンジ。
    メロディや全体の展開は原曲をなぞらえているが、曲中で用いる楽器の音色により、
    その雰囲気は原曲から良い具合に離れることができていると感じられた。
    CD全体を通して、ひたむきにしっとりとした雰囲気を追求したためか、前半四曲については、
    原曲に見られる良い意味でのアクの強さはすっかり成りを潜めているためか、やや平板な印象を受けてしまった。
    反面、5曲目以降は原曲の良さを存分に生かしたアレンジが居並び、聴き応えが一気に増すように感じた。
    Tr.05の業火マントルは、原曲サビパートのメロディアスさを強調していて耳に心地よいし、
    Tr.06はアイリッシュアレンジにうってつけと言わんばかりの原曲を良い具合に拡張できている。
    また、最後の2曲は、原曲のオリエンタルな曲調にアイリッシュ系楽器の音に乗せた、
    スッキリとした好アレンジ。アルバムの〆にふさわしいと思った。

    生演奏ということで技術面についてであるが、その点については言うまでもないと言うところか。
    音質も良いし、打ち込みと思われるパートについても、音の薄さなどの不満は出ない。

    前半四曲の印象がさほど良くないため、捨て曲無しということは出来ないが、
    BGMとしてゆったりと聴くには非常に質の高い曲であるし、後半四曲はかなり気に入っている。
    収録時間がやや短いが、値段と併せるとバランスは取れているだろう。
    すっきりとした癒し系のアレンジを欲している人には是非手にとって欲しい一枚だと感じた。
    -- min (2009-01-08 14:33:29)
  • ニコニコの「U.N.オーエンをアイリッシュ楽器等で演奏してみた」で恐ろしいほどの再生数,マイリス数を記録し,昨年一大旋風を巻き起こしたあの人のアルバム
    オーエンだけでなく,同じくニコニコにうpされた上海紅茶館,それに数曲を加えたアルバムです。
    アイリッシュというあまり聞かない民族系音楽だけに好き嫌いは分かれるかもしれませんが,とりあえず演奏技術は見事です。
    おてんば恋娘は思いのほか雰囲気があっていていい感じでした -- 名無しさん (2009-02-19 20:52:00)

  • 上の方も書かれている様に、某動画で有名なアイリッシュ楽器奏者の上海アリス幻樂団カヴァーアルバム。他には、オリジナルアルバムや、プログレ系ゲームミュージック作曲家光田康典(クロノクロス)のカヴァーアルバムを既に発表しておられるようだ。
    アイリッシュ/ケルティック音楽は、私自身は大好きだが一般的にそれほど知られている印象を受けなかったため、これほどの売れ行きとなるのは某動画の運良くヒットすれば圧倒的集客力を誇る魔力を考えても驚いた。これほど入手に苦労するとは……(笑)
    トラディショナルな感じの民族音楽で、癒しの要素を持つ曲から思わず踊りだしたくなる楽しい曲まで。それに程良い哀感、加えて全体を包み込むふんわりとした柔らかさの中にどこかストイックさも湛えたアイリッシュの音楽性。異国情緒を含むカントリーミュージックの中でもそれぞれ灰汁の強い個性を持つ欧州の国々の中で、いかにも「英国とその周辺の島々の田舎」っぽい雰囲気(個人のイメージ的で、しかもアイルランドと英国は歴史的に因縁さえあるがw)を感じさせるのではないだろうか。

    そんなアイリッシュ楽器による上海アリス幻樂団カヴァーアルバムであるが、全体に漂う仄かな哀感やふんわりとした癒しの雰囲気などまさにアイリッシュミュージックのそれであり、掴みだけでもうお客様満足度50%をオーバーだ。
    同じく全編民族音楽アレンジとなる「白いしましまうさぎ/東方和楽シリーズ」と対をなす存在とも位置づけられるのではないか。

    目指す方向性はアイリッシュの癒し的要素に重きを置いている印象があり、特に前半は原曲を改編することもなく、アイリッシュの優しい空気に浸る事が主目的とされているように感じる。前半四曲の欧州楽器要素を持つ紅魔曲は面白味と言う点には欠け、1曲1曲を深く聴きこむといった感じではないが、う~ん癒す。ちょっと眠気の残る朝や、午後の昼下がりあたりに最高なのではないだろうか。心地よいまどろみを提供してくれ、予想通り電車を降り過ごしかけた。その点は注意だ(笑)
    そして後半、寂寥感が強調される原曲は地霊2曲。業火マントルあたりからアイリッシュな音まわしがよい感じに表れ始め、廃獄ララバイなどこれをやらずに何をやるという選曲もまさに期待通りで、アイリッシュの哀感がこれでもかと炸裂する。後ろに曲とともにハイライトと言える楽曲だろう。
    ラスト風神二曲。同じ哀愁でも、地霊の寂寥感に対し懐かしさや郷愁を感じさせる風神曲だが、まずは風神曲の中でも個性的でありながら感情的には灰汁の強くない芥川を持ってきている。涙腺を刺激された所で、ちょっと一休みしながらノリの良い所を上手く活かして気持ちをポジティヴな方へ戻せる形だ。
    最後は管楽器がお祭り的で、メロディアスな和楽要素の強い原曲。min様の言われるとおり、オリエンティッドな旋律をアイリッシュ楽器に乗せ換えた編曲は不思議な完成度を見せており、素直に楽しめる。またアルバム全体に音質が良く、この曲は特に非常にベースラインがはっきりしているのが印象的だ。多分に含まれる生演奏は、耳に引っかかるようなミスは一聴する限り感じられず、これまた安らかで安心できる。もちろんその表現力も見事だ。
    アルバム全体に見れば、大人し目の前半からゆっくりと盛り上がっていく優しいアイリッシュの雰囲気にどっぷり浸かれる。通しで聴ける癒しのアルバムとして、作品としても曲単位でも高い完成度を誇る。楽曲個々に見れば、後半四曲が十分な盛り上がりを見せ、満足できる。
    最後に、通して聴いていると、やや収録時間を物足りなく感じてしまう向きがあった。せめてもう一曲、この優しい世界に浸かっていたいという物足りなさを感じる。次作は、8曲では物足りない。フルレンスとして9~10曲の収録を期待したい所である。
    ともすればわかりやすさが至上と言う雰囲気で、Vo.曲やただただ激しいアレンジが幅を利かせる印象があったこの界隈。ここにきてこういうアルバムが大きく評価された事は意外であり、かつ今後の上海アリスカヴァーシーンに新しい希望を持たせてくれた。
    このクオリティーで、ふんわりした妖々夢や哀愁漂う地霊曲あたりのカヴァーを、是非また聴いてみたいと思えるアーティストであった。
    次作に大いに期待したい。
    -- Ironbird-White for Marisa (2009-03-27 16:25:06)
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