幻奏舞曲 -GENSOU BUKYOKU-
サークル:C-CLAYS
Number | Track Name | Arranger | Lyrics | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
01 | 鏡華水月 | K2 | W*M | 舞 | 東方文花帖 | レトロスペクティブ京都 | [03:51] |
02 | THE DAMNED STALKERS -Overnight Mix- | 創無頼人 | - | - | 東方紅魔郷 | 妖魔夜行 | [04:55] |
03 | Lucid Dream~終わりの先 | K2 | W*M | 舞 | 大空魔術 | 車椅子の未来宇宙 | [03:40] |
04 | Trip to mourning | 桐箪笥 | - | - | 東方地霊殿 | 死体旅行 | [03:45] |
05 | 危険な果実 | 美有耳虚無頭 | - | - | 東方夢時空 | Strawberry Crisis!! | [05:37] |
06 | The Survival!~色恋沙汰多き乙女達 | W*M | W*M | 舞 | 東方封魔録 | 恋色マジック | [05:05] |
07 | 3rd eye-Quiet Storm Mix- | 創無頼人 | - | - | 東方地霊殿 | 少女さとり | [04:25] |
08 | The WonderLand | 美有耳虚無頭 | - | - | 東方怪綺談 | 不思議の国のアリス | [04:10] |
09 | DARK MATTER | tsunamix | - | - | 東方幻想郷 | 星の器 | [04:26] |
10 | STARS | tsunamix | - | - | 東方妖々夢 | 少女幻葬 | [05:30] |
11 | びーどろ | W*M | W*M | 舞 | 東方永夜抄 | 蟲々秋月 | [05:35] |
詳細
レビュー
- 原曲香る系ポップスロックダンス女性ボーカル何でもごった煮アレンジ。定番、と言えるまでに安定してきたC-CLAYS、アレンジの技術は十分に水準以上で、安心して聴くことができるだろう。ボーカルも大きな音外しや声自体の不安定な揺らぎなどは無縁であり、完全に手堅い一枚である。ただ、手堅いが故に、新鮮味や斬新さにはやや欠け気味である。また、アレンジのジャンルが多岐にわたるが故に、アルバム自体の方向性としては見えにくいものもある。1曲または2、3曲好みなものはあるかもしれないが、アルバム全てが当たりとなるかについては、難しい形式になっているように感じる。
3曲目車椅子の未来宇宙女性ボーカルロック風アレンジは、J-Rockボーカルの典型的作りで違和感なく仕上がっている。難を言えば、ミックスではそれを考えて演奏を弱めに落としてあるので聞き苦しいわけではないが、ボーカルがともすればギターとドラムに負けてしまいそうな印象を受けるところか。歌い手は同人歌姫の中でも低中音域はまだ安定して出る方ではあろうが、まだまだ力強さが足りないように思う。7曲目少女さとりフュージョンアレンジは、独特な原曲のリズムをゆったりとしたフュージョンに崩しており、原曲の味わいは薄れたものの、逆に気だるげなBGMっぽくなって面白い。多少地味な印象を受けるので、もっとジャズ寄りにするか、効果音的な飾りがあってもいいように思う。10曲目少女幻葬ハウスアレンジは大安定のビートでうまくノれはするものの、紫ではなく藍だからだろうか、やや一本調子で軽い。もっと後半部分はトランス寄りに重くしてバックをぐりぐりと強めに押し切るなどの工夫があってもよかったような気がする。11曲目蟲々秋月エレクトロニカ女性ボーカルアレンジは、ピアノと後半はバイオリンをメインにしたバラード風味の柔らかめなアレンジにボーカルの低中音域の雰囲気が(がんばってはいるものの)ややマッチしにくい。かといって高音域がすんなり優雅に出ているわけでもなく、逆にボーカルが高音域へ移行する時に揺らぐ弱点が見えてしまっている。これは細く優雅な高音を出すボーカルに合うアレンジであろう。
全体的に良くも悪くも「手堅い」一枚であり、バランスもよく、普通に聴く分には何らの問題もなく、損をすることもないだろう。逆に、同人音楽の大胆さを求めるのであれば、購入の際には慎重な検討が必要だろう。 -- 電波? (2008-11-06 02:26:59) - この女性ボーカルの声は好きな人には非常にヤバイ
他には無い独特の雰囲気と美しさがある
どのジャンルも起用に歌いこなす実力派 -- 名無しさん (2009-04-21 01:25:04)