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The Grimoire Of Alice

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The Grimoire Of Alice

サークル:Pizuya's Cell x MyonMyon

Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length
01 Crazy Clock Cracker ぴずや, みょん 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [02:01]
02 Romantic Children ぴずや, みょん 東方怪綺談 Romantic Children [04:02]
03 WEII -World's End Est- ぴずや, みょん 東方怪綺談 世界の果て ~ World's End [04:47]
04 Myth Logic Infinite ぴずや, みょん 東方怪綺談 神話幻想 ~ Infinite Being [04:33]
05 Breeds PuPPet ぴずや, みょん 東方妖々夢 ブクレシュティの人形師 [04:51]
06 Mind is Love Holic Pt.1 ぴずや, みょん 東方怪綺談 プラスチックマインド [01:52]
07 Mind is Love Holic Pt.2 ぴずや, みょん 東方怪綺談 プラスチックマインド [03:43]
08 The Grimoire Of Alice ぴずや, みょん 東方怪綺談 the Grimoire of Alice [04:29]
09 Meteralice ぴずや, みょん 東方怪綺談 不思議の国のアリス [04:36]

詳細

アリスオンリーメタルコアアレンジ
ELECTRIC BARRAGE AT AMHALL UMEDA(2008/10/31)にて頒布
イベント価格:800円
ショップ価格:1000円(税込:1050円)

Artists

Guitar: ぴずや
Bass: みょん
Keyboard: Godwood
Drums Support: 通天(さかばと


レビュー


  • 原曲破壊系アリス・神綺オンリーメタルコアアレンジ。かっ飛ぶエレキギター、呻くベース、かき鳴らされるシンセとドカドカドラムが混ざり合って駆け抜けていつの間にかアルバムが終わるといった感じの高速メタルアレンジである。こういうのが好きな人にはたまらないだろう。逆にハードロック・メタルアレンジが苦手な人は全くダメであろう。アレンジ技術は定評あるぴずやとMyonMyonにて十分に水準以上、演奏技術についても十分に聴くに足るものはある。もちろん彼ら以上の技術を持つ人は数多いだろうが、持っている技術を使い切っての「どうよ、オレらカッコいいっしょ?」的な爽快感は味わえるのではないだろうか。特に3曲目世界の果てアレンジは、BPM130の2倍つまり260で刻まれる超高速ギターと暴れるドラムが聴きどころ、4曲目神話幻想アレンジはメインのシンセの硬質な響きとバックで重々しく響くギターの刻み、過剰ともいえるほどに叩かれるドラムが渾然となりあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。なかなか良質の作品である。
    ただ、本作品の各曲は、いずれも「典型」言い換えるなら「どこかで聴いたことのある構成と技法」のように感じる。求めるのは酷であろうが、私が聴いたことのあるメタルに比して驚嘆すべきテクニックはなく、斬新な構成もこれといって見受けられなかった。以下個人的な所感であるが、せっかくこうして東方というジャンルの原曲を使うのであるから、世界のトップの作曲者や演奏者が絶対に持ち得ない「東方らしい世界観」を落とし込む技術があると、聴いている方も楽しくなってくるのではないだろうか。そしてそのような「東方らしい世界観を反映する技術」は決して東方だけのものではなく、その後東方を離れても、自分の抱く情感をどのように具体的に楽曲に反映させていくか、という技術(精神的な話ではなく純然たる技術)の鍛錬にもなるのではないか、決して東方ジャンルだけでしか通用しない無駄技術というわけではないのではないか、と個人的には思うのである。当然のことながら、演奏技術と構成力で真っ向勝負、を否定するものではなく、大いにやってほしいのであるが、それだけでは面白みが足りない、そう思うのである。
    この作品は、「東方らしい世界観」がそこにあるかといえばそうとも言えず、これはアレンジの方針であろうが、「アリスや神綺についての自分なりの解釈」というよりも、とにかく勢いをつけてかっ飛ばして駆け抜ける「爽快感」と「カッコよさ」という方向性を重視している。それはそれで十分に楽しめるもので、例えばライブなどで演奏すれば好評を博するであろう。悪いというわけではない。ただ、重厚でメロディアスなギターや泣かせるメロディというような音とは一線を画するものである。購入時には試聴をした方がいいだろう。 -- 電波? (2008-11-07 02:03:06)
  • 1stでメロデス、2nd.でメロスピ、3rd.でヴォーカル入りメタルコアと高品質な作品をリリースするみょん氏と、
    1st.2nd.とメロデス風アレンジアルバムを制作、段々とクオリティを向上させるぴずや氏による共作メロデス・メタルコアアレンジ。
    MyonMyonの1st.やぴずやの音楽性を高品質化したものというのがわかりやすい表現か。
    Mors Principium Est的なイントロなどにデジタル要素を持ちつつ、スラッシーなメタルコアを奏でる。こりゃライヴやるなら大変だ。
    ただ、メインメロディーがそれほど速くないせいか、ふれこみほど全編通して目茶目茶早いという印象は受けなかった。
    脳の悪いメロスパーな私の聴覚野か平衡感覚が腐っているだけかもしれないが。
    全体的にはメロディーを強調する部分は少なく、メロデス・メタルコアとしてのノリのよさ、カッコよさを前面に押し出した曲調となっている。

    まず、時計音とピアノで期待を煽る一曲目から突入する、2曲目からいきなり、ドラムが過去の両氏いずれの作品よりもリアルかつクリアな音質で、
    しかもメロディアスかつタイトで楽しい魅力的な聴き飽きないドラミングとなっていることに驚かされる。
    特にMyonMyonの2nd.あたりで顕著だった、単調なドラムのつまらなさをここに克服したといえよう。
    このパーカシの良さは、ドラムサポートでクレジットされている通天氏の力に負うところが大きいようだ。今後も両氏に倣ってほしい部分である。
    これに低音で唸りを上げるぴずやギター・みょんベースも見事に一体化、ぐるんぐるんと頭を振りまわされる。
    こと紅楼夢4中では個人的にトップ争いをする作品となった。

    ただ、両氏の特徴として(というよりこの手の上海アリスアレンジ全体として)ある
    「メインメロディーがどれも似たようなチープなシンセ音」というマイナス点からはあまり脱出できていない。
    曲をダサくするほど酷いものではないもののこれも、意図してそういうアレンジをしてある点を除くなら、
    全体的にメロが強調されない点の一つの大きな原因だろう。
    もっと悪く言うなら、高品質な分アイディア的にちょっとありがちな曲ばかりなのだ。
    一部楽曲や終盤などにかけて一部改善がみられるものの、ギターが主旋律を奏でる場面も殆どなく、メインのシンセも、スタンダードな所でDark Lunacyあたりが大々的にフィーチャーしたヴァイオリン音や、本家上海アリスがヴァイオリンと並んで使うピアノ音等、時と場合で効果的な音色を選択するということはなく、目立った試みはあまりなされていない。
    バックについても、同様の楽器やそれこそDark LunacyやMorsよろしく女性クワイアを絡めるなども面白いと勝手に思ったが、そういう試みも少ない。
    上海アリス幻樂団の楽曲というのはやはり、その哀愁をたたえた超クサい良質メロディー、
    複雑かつ魅力的なリズム、チープな音質の中で効果的に選択された音色と隙のないアレンジの完成度という印象がある。
    その感情表現の激しさ、また丁寧さが見てとれる曲、またその部分が非常に少なくそれだけが残念だった。
    Tr.9の一部においてある程度の成功が見えるものの、それ以外の曲はやはり物足りない。
    私がチープで無感情な安っぽいシンセ音や打ち込み音に完全に飽きている&好まないという点を差し引いてもである。
    東方+メロデス・メタルコアと聴くと、やはりオリエンティッドな哀愁メロとメロデスリフが融合し、
    北欧メロデス的な独特の叙情性を持つというような期待が否応なく高まってしまうのだが、
    そのメロの減殺はやはり痛いというか、別にオリジナルメロでも何とかなる気がするというか、
    とりあえずイヤホン耳に突っ込んだ私の口から「あまり東方っぽくないな」という素直な感想を、ポロリと漏れさせた。
    高品質であり、さらなる進歩を重ねながら、どこか今一歩ノリ切れない部分があるのは事実といわざるを得ない。
    原曲を理解してあげ、かつ活かす技術という部分もあり、表現力という部分もあり、
    そういう部分の弱さとその必要性については、上で電波?様の指摘されている点にほぼ同感ということもある。
    群雄割拠といわれるHR/HMアレンジも、ジャンルとそのファンに細分化がある。また今一歩有象無象という混群から抜けきれない音楽性、アレンジ力がほとんどという現状もある。
    本当に、現在このレベルならほんの少しのアイディアと努力で、
    楽曲のクオリティは一気に上海アリスメタルのトップ五指の位置を、確固たるものにできるはずである。
    まだまだ、日本も含む世界各国のメロデス界の影響を活かし切れていない両氏。
    次作は、あと一歩二歩で届きそうな、HMアレンジの決定版となるような大きな飛躍に期待をさせていただきたい。
    加えて、前作本格的に聴ける上海アリスVo.アレンジとして貴重な成功例を残したMyonMyonだが、
    ここらで一丁Vo.メロデスアレンジも面白いと思うのだがどうだろうか。
    同人にもかかわらず需要を求めざるを得ない上海アリスカヴァーシーンで、その需要があるかは不明だが…… -- Ironbird-White for Marisa (2008-11-07 13:03:07)
  • ↑のように通ぶった所があるメタル系の人々が客層になるので余計にこのジャンルは厳しい。
    ここまでメタル系っぽいのは珍しいね、とは思うけどそれ以上はさりとてな感じでした。 -- PGH (2008-11-07 13:28:23)
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