委曲委曲(つばらつばら)
サークル:WAVEDRIVE
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | Rush a Photograpy -天狗が見ている- | SIV | 東方文花帖 | 天狗が見ている ~ Black Eyes | [4:16] |
02 | 東方妖々夢 | SIV | 東方妖々夢 | 東方妖々夢 ~ Ancient Temple | [4:40] |
03 | ブクレシュティの人形師 -Maestro Marionetta- | SIV | 東方妖々夢 | ブクレシュティの人形師 | [4:30] |
04 | 鈴蘭高原 | SIV | 東方花映塚 | ポイズンボディ ~ Forsaken Doll | [5:06] |
05 | 遠野幻想物語 | SIV | 東方妖々夢 | 遠野幻想物語 | [3:46] |
06 | いざ、倒れ逝くその時まで -Rev.2- | SIV | 東方靈異伝 | いざ、倒れ逝くその時まで | [5:29] |
レビュー
- 原曲香る系ダンスポップ何でもありフリースタイルアレンジ。WAVEDRIVEの各作品に共通することであるが、軽めのタッチのアレンジは余り考え込むこともなく聞きやすいといえるだろう。特に遠野幻想物語は、軽快なダンス風味の中に和風テイストがじんわり漂う音の選択と構成が秀逸。非常に親しみやすいメロディに仕上がっている。他方、軽いタッチが魅力を減殺してしまうように感じるときもあり、ポイズンボディのスローなアレンジは、陰鬱な原曲を維持しているにもかかわらずアレンジが明るめ方向なので、暗いのか明るいのかどっちつかずの中途半端、非常にもったいないように思える。ここは少し突き抜けてほしかったところだ。
また、軽いタッチはしばしば曲の印象までも軽くする。致し方ないところとはいえ、やはりもったいない。WAVEDRIVEはそれなりにタイトルを出してはいるが、「これぞWAVEDRIVE、力のこもった超大作!」という作品にはまだ出会っていないように思える。コンセプトが軽快というものであればこれはこれで成功と言えるだろうが、こう、魂を削り取って作ったようなものも聞いてみたい、というのは贅沢だろうか。 -- 電波? (2006-12-11 03:28:38)