ソラとトキと二色のチョウ
サークル：SYNC.ART'S
| Number | Track Name | Arranger | Lyrics | Vocal | Original Works | Original Tune | Length |
| 01 | BICHROME | 五条下位 | 桃梨 | 桃梨 | 蓬莱人形 | 二色蓮花蝶 ～ Red and White | [04:25] |
| 02 | OVER Providence | 五条下位 | MAKI | 珠梨 | 大空魔術 | 大空魔術 ～ Magical Astronomy | [04:15] |
| 03 | Gravity of love | NYO | Silver Forest | さゆり | 大空魔術 | G Free | [04:13] |
| 04 | Star&doll | shibayan | shibayan | shibayan | 夢違科学世紀 | 幻想機械 ～ Phantom Factory | [05:23] |
| 05 | Light travel distance | 五条下位 | やまざきさやか | 坂上なち | 大空魔術 | 車椅子の未来宇宙 | [04:25] |
| 06 | Rondo of fantasy | 五条下位 | 結月そら | 美里 | 蓮台野夜行 | 少女秘封倶楽部 | [04:27] |
| 07 | 魅せる時 | 五条下位 | 櫻井アンナ | 櫻井アンナ | 大空魔術 | 天空のグリニッジ | [04:13] |
| 08 | 揺らめく水面に落ちる月 | 五条下位 | 結月そら | 結月そら | 大空魔術 | 向こう側の月 | [04:49] |
詳細
レビュー
- 相変わらず原曲をとても生かしている。個人的にはLight travel distanceがおすすめ -- 名無しさん (2008-08-25 02:22:46)
- 原曲維持系女性ボーカルポップス・ダンスアレンジ。五条氏お得意の女性ボーカルにポップス風味で合わせた作品、今回は上海アリス幻樂団の音楽アルバムからの選曲となっている。アレンジ技術それ自体は、もはやここで言うまでもない安定信頼の水準以上。安心して聴くことができるだろう。しかし、SYNC.ART'Sのアルバムを聴くといつも思うことであるが、私個人からすれば、その持つ技術を十分に活かし切っていない凡百のポップスが並んでいるようにしか聴こえないのである。
2曲目大空魔術ロック風味アレンジは、原曲を維持しているのではあるが、型通りのギターの刻みで原曲の味は消えてしまっている。ボーカルは高音部がきれいに出せないようであり、エフェクトで修正してもやや出が悪い。
3曲目G FREEクラブミュージックアレンジは、ビートをもっと太くして原曲メロももっと図太いシンセで押した方がノれて面白い。ぐりぐり押して押してオリジナルメロもはさみつつ間に2発ほどブレイクを当てて7分間くらいにすれば楽しい曲になるような気がする。それではボーカルが負けてしまうということであれば、ボーカルは不要である。このボーカルは、低音～中音がふらふらと揺らぎ力弱いようだが、この音域メインの歌を当てられては如何ともしがたいだろう。
6曲目少女秘封倶楽部クラブミュージックアレンジは、このアレンジ自体はトランスとしてはやや軽く一本調子過ぎて物足りないものの、素直なトランス系アレンジ自体を評価したい。これができるなら、そのまま太く広がらせるなり、冒頭原曲ピアノ部分を透明感を保って使い回しガラスのような繊細さを作るなり、いろいろなことができるはずである。その意味では可能性を感じさせる1曲と言える。ボーカルは、エフェクトの力を借りてはいるが中音～高音を保たせ、このアルバムの中ではもっとも安定している。アレンジに合わせたのかやや平板気味である点や英詞部分が余りに日本語すぎる点など、多少難はあるが、少なくとも歌えてはいる。
7曲目グリニッジアレンジは、ロックポップス用に無理やりアレンジしたように聴こえてしまう。そもそもあの特徴的な三連符と単調な四小節の繰り返しでできているので、それをポップスにするには相当な無理が必要である。それを全く消すことができなかったエレキギターのメロなぞりと、ロックに合わせたのだろうが独特なこぶしとしゃくりの癖があるボーカルが相俟って、どうにも居心地が悪い。
いずれも従来のSYNC.ART'Sの型を踏襲して典型的J-POP形式にアレンジしたことにより、どうにも原曲の魅力が伝わってこない。それならば他にアピールする部分はあるかというと、ボーカルの声質や技術には輝きが見受けられず、歌詞も単調で言葉遣いの巧みさというものはなく、その他特段工夫が凝らされているようには見えない。これはこのアルバムだけについての話ではないが、もともと音楽理論から逸脱した原曲をアレンジするなら、原曲維持にする必要はなく、さらに言えば、AメロBメロサビ前サビブリッジという伝統的ポップス形式にこだわる必要はあるまい。破格の魅力というものもあるのではないだろうか。
ともあれ、全体的にいつものSYNC.ART'Sの型にははまっているので、普通のJ-POPが好きでSYNC.ART'S節が聴きたい人には、クラブ系アレンジに拒否感がなければ問題なく買いの一枚だろう。原曲の味や東方の世界観に浸りたいという人は、十分慎重に、買う前に試聴は必須であろう。 -- 電波？ (2008-08-30 18:59:20) - 買って損はない一枚だと思います。
すべて秘封系のヴォーカルアレンジで、物珍しさ＋できのよさで、Ｃ７４の中では最もお気に入りのものとなりました。
１、５、６、７あたりが特にお気に入り。 -- しるきー (2008-09-22 11:54:53) - まず「大空魔術」を買う。次にお気に入りの曲をみつける。
きっと「ソラとトキと二色のチョウ」は、その曲をあなた好みにアレンジしてくれています。 -- 名無しさん (2008-11-04 05:34:45) - 上の批評がなんか英文直訳みたいでワロタ。
原曲はZUN氏のオリジナルCDからのために、ゲームしか知らない人にとっては知られていない原曲なのかもしれない。
原曲にそのまま歌詞をつけた（といえば大げさですが）ような、原曲維持のアレンジとなっています。
Tr.07には、六弦アリスの櫻井アンナ嬢が参加してます。 -- れれせけう (2008-11-04 16:55:24) - Rondo of fantasy が一番のオススメ
といいたいのですが、2分47秒の部分
そこで「プツッ」という音が入っているのがどうしても気になってしまう。 -- はる (2008-11-22 16:07:18) - 幻想郷はここにあった。 -- 名無しさん (2008-12-22 22:18:33)
- ↑だけではアレなのでｗ
Tr.06とTr.07は少女秘封倶楽部と天空のグリニッジのボーカルアレンジということで珍しいと思うのですが、非常に素晴らしい出来となっています。
どちらも原曲を重視しつつ、加えられたアレンジはレベルの高いものです。
オススメの１枚です。 -- 名無しさん (2008-12-22 22:30:33) -
良く言えば、非常に聴きやすいアルバムと思う。まず聴く人を選ばない。
悪く言えば、これといった魅力はない。悪い所はないが良い所もない。
原曲がZUN氏の作風が発揮された激しくフリーダムな雰囲気の楽曲だっただけに、そこの変態性に魅力を感じていた人はつまらないPOPSになっていて(´･ω･`)
逆に平凡とはいえ卒のないアレンジのPOPSだからこそ、誰でもそれなりに楽しめるだろう。
Vo.も下手ではない。でも特別うまくもない。歌詞も、駄目ではない。しかし、特段驚きもない。
普通の同人レベルのポップスとしては、十分合格点。原曲メロディーラインにそのままVo.ラインをかぶせているので曲もそれなりにいい。味付けも悪くない。
全体的に良いのである。しかし、唯一の欠点として全編通して引っかかりがないというか、物足りなさをぬぐえなかった。一つでも「これは！」と思わせるような長所かアレンジの妙か、「わかってる！」といわせるような原曲の雰囲気の表現があれば……
今までのアルバムで一番聴きやすくあり、かつ心をつかむ部分の無いアルバムになっていると感じた。アクの強い所への着眼で期待させただけに、そんな78点誤差±1がずらりと並ぶBGM的な薄味さに甘んじてしまうアクの無さが無念。
なんとも惜しい。しかし外れはしないアルバム。ただ、外れにならないようにと購入者に気を遣ってしまった所があるとしたら残念だ。
購入層に媚びては同人の意義は消えたも同然。この質を維持しつつ、「これならどうだ！？」とメジャーでは言えないような自分の意見をリスナーにぶつける同人らしい作品を、今一度期待したい。Vo.曲サークルでは個人的に数少ない期待し続けているサークルなので…… -- Ironbird-White for Marisa (2008-12-26 15:27:29) - ゲストが非常に豪華で聴きごたえありました。
これを購入後、大空魔術も購入しちゃいました。 -- 名無しさん (2009-03-16 23:56:12) - ゲストが豪華絢爛で非常に聞きやすい
無難に買って損なしだと思います
個人的にはロックナンバーは全部おすすめ -- 名無しさん (2009-04-21 01:35:29) - 冒頭の「BICHROME」がまさにこれぞSYNC.ART'Sと言ってしまうほど、彼らにピッタリの曲。
また、櫻井アンナさんのボーカルが好きですが、ここの「魅せる時」は本当に素晴らしい。
「天空のグリニッジ」のアレンジとしても理想的な感じがします。
実は、私もこのアルバムを聞いてから上海アリス幻樂団の「大空魔術」を買いました。 -- つばめ (2011-04-20 00:39:09) - 上海アリスさんの作りたい世界と五条様の作りたい世界観が見事に一致したアルバム。
巡り合わせの意味で奇跡の一枚。SYNC.ART'S中期を一枚で代表するアルバム（になると予想ｗ） -- あーうー (2011-07-30 03:03:12)
