BLADE OF ANCIENT TEMPLE
サークル:IRON ATTACK! × Kissing the Mirror
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | DEAMON ERASER | IRON ATTACK! | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [03:38] |
02 | The Guardian of Evil Palace | Kissing the Mirror | 東方紅魔郷 | 上海紅茶館 | [04:13] |
03 | Your Death Will Never Come | Kissing the Mirror | 東方永夜抄 | エクステンドアッシュ | [05:40] |
04 | ELECTRIC APPARITION | IRON ATTACK! | 東方妖々夢 | 東方妖々夢 | [04:57] |
05 | CRYING PHANTOM | IRON ATTACK! | 東方妖々夢 | 幽霊楽団 | [04:25] |
06 | Night at Enigmatic Garden | Kissing the Mirror | 東方萃夢想 | Demystify Feast | [04:06] |
07 | Insanity of Crimson Eyes | Kissing the Mirror | 東方永夜抄 | シンデレラケージ | [05:17] |
08 | WALTZ OF PUPPET | IRON ATTACK! | 東方妖々夢 | 広有射怪鳥事 | [04:53] |
09 | SPINNING WHEEL OF MEMORIES | IRON ATTACK! | 東方紅魔郷 | おてんば恋娘 | [03:30] |
詳細
レビュー
- IRON-ATTACK!とKissing The Mirrorの合作CD2枚のうち一つで、こちら側はIRON氏が主催。
これまでのIRON氏のアレンジは、ギターによるオリジナルパートやドラムワークこそ技術力を感じられるものの、メインパートにキーボードがかなり多いことと、それが大人しすぎて浮いてしまっていることや、
多くの曲がミドルテンポで疾走感に欠けているよう感じられたりと今一歩に感じられる曲が多かったが、今作では大きく改善されており好感が持てた。特にメインメロディについては、ギターの比重が一気に増したのが大きい。
お気に入りなのは、Tr.05お幽霊楽団アレンジ。最初と最後を担当するピアノソロ、キャッチーな原曲メロディをツインギターに乗せる展開と、中盤におけるギターソロやオルガンとの掛け合いがド直球ながら熱いアレンジとなっている。
Tr.09もチルノのイメージをひっくり返したようなマッチョなリフとギターが良い。
またTr.01のマスパアレンジは、過去に多くの人が手がけたためマンネリになりやすいが、重みをふまえたリフと速弾きパートが熱い。
Kissing The Mirrorは恐らく東方アレンジは本企画が初。IRON-ATTACK!サイドと比べるとドラム回りの音が安っぽいのが玉に瑕だが、パターンはなかなか豊富でマンネリ感はあまり無い。
また、「キーボードとギターのバトル」をウリにするだけあってこれらの掛け合いがかなり熱い。
特にTr.06は原曲中盤のピアノ大発狂を、疾走するキーボードと飛び回るギターで上手く表現できていてお気に入り。
今後東方アレンジをするのかは分からないが、Kissing The Mirrorのソロプロジェクトがあるなら期待したいところ。
IRON-ATTACK名義の過去2枚と比べるとクオリティはかなり良くなり、HR/HM系のアルバムの中でも埋もれない出来となったと思う。
合作であるためか収録曲数、収録時間ともに増えたのも良い。
懐に余裕が在れば手に取ってみるのも良いと思う。 -- min (2008-07-20 02:44:08) - ジャパニーズメロデスの星Serpentやイタリアンメロデスの雄Disarmonia mundiの日本版をリリースするSoundHolic所属のトゥルーメタルバンド、
LightningのギタリストIron-Chino氏のプロジェクトであるIRON-ATTACK!とメロデス系メタルサークルKissing the Mirrorのスプリッドアルバム。
こちらはIRON-ATTACK!主催。
IRON-ATTACK!の従来の音作りはギターワークこそガチムチ硬派な重金属音を刻んでいるにもかかわらず、
メインメロディーのシンセが悉くチープ過ぎ、乗るに乗れない作風が実にもったいなかったのだが、
ここにきて、Iron氏の慟哭ギターがメインメロディに顔を出す機会が増加。一気にクオリティーが増した。
フェイヴァリットチューンはやはりその傾向の強いTr.5のCRYING PHANTOM。
得意なことはビブラートと言い放つIron氏の泣きのサウンドが炸裂だ。
ただ、それでも未だメインのショボさが足を引っ張る場面が多々あるのは事実。
ちなみに先の秋M3にての新譜DEVIL'S DAUGHTERはアニソンのメタルカヴァーでVo.入り。
楽曲のアレンジは素晴らしく(Lightningの楽曲の一部も聴ける)Vo.は上手くはないが同人としては十分聞けるレヴェルで、こういった試みはこっちではないのか気になる所だ。
上海アリス幻樂団の楽曲は、主旋律をVo.にすると歌謡臭くなってしまう。メタル曲にこだわるためにインストにしている。というのがIron氏の言らしいのだが、
それには同意できるが、だとしたらなおさら、あのZUN節の煽情的なメロディーこそ、氏のギターで益々泣かせてほしかった。
逆に主旋律が無感情で情報量の少ないショボシンセになってしまえば、メロのよさで勝負する曲は死に体にならざるを得ない。
そこまで言っといて、なんでそこにはこだわらんのかい?? と思ってしまう。
本格派のVo.曲といえば、同じく高品質メタルをプレイしながら主旋律シンセが若干残念なMyonMyon氏の蓬莱奇譚が(このアルバムがメタル化かは怪しいが)
奇しくも一定の成功を収めているだけに、なおさら説得力を疑われるところであった。
その艶消し要素が薄れ始めたのは、同人の中のメジャーと化しつつあるこのシーンにとって明るい材料であろう。
近作DEAD HEAT REFRAINにてその点がさらに改善されているという噂もあり、
さらに今後が楽しみなプロジェクトとなった。
現状でもたくさん売れているという事だが、この調子でクオリティを上げれば何年後の億万長者な売上も期待できるかもしれない。
時に胸を掻き毟るような哀愁をたたえたオリエンタルな上海アリスメロディーと、
正統派ジャパメタの慟哭ギタリストの真の融合が待たれる。頑張ってくれIron-chino!
上海アリスギターアンセムを、私達は待っているw
対してスプリットの片割れKissing the Mirrorは、
北欧キンキラメロデスChildren of bodomの影響色濃いメロデス系などのメタル曲で攻めてくる。
本人らも同バンドの影響を公言しているようである。全体的に打ち込み臭さが抜けきらない感が強いものの、
楽曲はそれぞれそれなりであり、聴きどころもある。今後の成長には期待が持てそうだ。
このシーンではChino氏の方が有名なのは明らかだが、そのネームバリューを用いてこういう音をリスナーに届けようという姿勢にも共感できる。
さて、東方『ヴォーカル入り』メロデスカヴァーはまだかいのうw
次回作はソロでのアルバムになるようだが、今後継続して上海アリスカヴァーをやられるようなら聴いてみたいところではあるw
縦長になって申し訳ないが(私の悪い癖だ)東方HR/HMカヴァーのさらなる発展を祈って。 -- Ironbird-White for Marisa (2008-10-29 13:43:35) - Tr09はガチですごい。
メタル好きなら絶対に聞くべき。
おてんば恋娘ってレベルを超えてる -- 名無しさん (2009-11-19 21:42:29)