dialogue ~Thermosphere~
サークル:君の美術館
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Length |
01 | 風神少女 | Phevott | 東方花映塚 | [03:03] |
東方文花帖 | ||||
02 | 恋色マスタースパーク | Phevott | 東方永夜抄 | [04:00] |
東方萃夢想 | ||||
03 | 上海紅茶館 ~ Chinese Tea | Phevott | 東方紅魔郷 | [03:09] |
04 | 信仰は儚き人間の為に | Phevott | 東方風神録 | [03:18] |
05 | ネクロファンタジア | Phevott | 東方妖々夢 | [04:41] |
詳細
Artists
Phevott:ギター&シンセサイザー
Jhojia:ギター
toM:ギター
Midori:ピアノ
fanfan.:ベース
Shimizu:ドラムス
レビュー
- 原曲に忠実な生演奏アレンジ。旋律の担当はピアノとギターが半々。
最近では生演奏のサークルも珍しくなくなってきたが、インストアレンジでここまで生演奏ができる人がそろっているところは実は珍しい。
ピアノが半分近く旋律を担当しているためか、全体的に落ち着いた雰囲気の漂う、安心して聴くことができるアルバムになっていると思う。
原曲重視なアレンジを生演奏で聴きたい、という人には、オススメできる。
ただ、あまりに普通なアレンジなので、印象には残りにくい。どうも淡々としすぎている感じがする。
もう少し、曲の中で盛り上げる箇所があってもいいようには思うのだが。 -- 名無しさん (2008-06-24 23:50:47) - 原曲維持型アレンジCDである。
低価格な原曲アレンジ維持型CDを探していた時に引っかかった一枚。
好きな原曲ばかりのアレンジだったので、試聴後すぐ購入決定だった。
東方アレンジ初心者・原曲維持型アレンジの好きな人向けかと。
ちなみに、自分が好きなのは4曲目。
まずは試聴してみてほしい。 -- 名無しさん (2008-09-23 19:48:49) - 生のバンドサウンドとなると、巧~稚はあれど激しいギターサウンドを主体とした、特にHM系の私好みなアレンジが主流の印象がある上海アリス幻樂団カバー曲界。
色々な意味でのわかりやすさ、理解のしやすさが一番に求められる性格をもつシーンである事の結果としての表れであろう。
このアルバムは、そんなシーンに新風を吹かす、どこかジャジーでさえあるちょっとお洒落でおちついた雰囲気のロックを、さまざまな楽器に様々な趣味とキャリアを持つメンバーたちの集まるサークル。
その上海アリスカバー参入第一弾のミニアルバムである。そんな曲調を聞いてみたかった人はこのサークルについて調べてみる必要ありだろう。
この落ち着いた雰囲気はガンガンのっていくとかそういう類の需要を意図したものではないだろう。
ただ、その中でもメロディや展開がことごとくよくありがちなわかりやすーい原曲劣化なぞりに殆ど終始するのは残念だ。
少々曲に起伏が無さすぎるという点は、バックミュージック的なものに徹する事を意図しているとすれば問題ないのだが、これもその淡泊さに拍車をかける結果となっている。
作品として表現する材料や才能が足りない結果そうなったわけではなく、音や雰囲気づくりのコンセプトはシーンにおいて新しく、大いに頷けるだけに、凡な部分が可能性を可能性で終わらせてしまった感がありもったいなさを感じる。
カバーという事に不慣れだった部分もあろうが、やはり勝負は攻めなきゃつまらない。表現者にとって表現は勝負の性質を持っている。なまじ勝ちが約束されていると安全策をとりがちだが、どんなにぬるい土俵でも、むしろ自分の力で勝負を成り立たせるのが表現者であろう。
その欠点は、次作以降音質と共に改められてゆくこととなるようである。現在もオリジナル・カバーとも次々とアルバムを重ね、あらゆる面での進化を遂げていっているようなので、今後もまた楽しみである。
-- 名無しさん (2009-03-10 23:53:24)