Frozen Frog
サークル:CROW'SCLAW
Number | Track Name | Arranger | Original Works | Original Tune | Length |
01 | Maid, Blood, R'N'R | 鷹 | 東方紅魔郷 | メイドと血の懐中時計 | [02:52] |
02 | Night Bug | 鷹 | 東方永夜抄 | 幻視の夜 | [03:04] |
03 | Crow Called Windgirl | 鷹 | 東方文花帖 | 風神少女 | [04:12] |
04 | Mastersparkin' | 鷹 | 東方永夜抄 | 恋色マスタースパーク | [03:36] |
05 | Puppetmaster's Love | 鷹 | 東方妖々夢 | 人形裁判 | [03:17] |
06 | Mystery Metropolis | 鷹 | 東方妖々夢 | 天空の花の都 | [05:00] |
07 | Chicken Jam! | 鷹 | 東方永夜抄 | もう歌しか聞こえない | [03:31] |
08 | Check Your Blood | 鷹 | 東方紅魔郷 | 亡き王女の為のセプテット | [04:29] |
09 | R'N'R 1969 | 鷹 | 東方永夜抄 | ヴォヤージュ1969 | [03:05] |
10 | Cirno Blues | 鷹 | 東方紅魔郷 | おてんば恋娘 | [02:28] |
詳細
レビュー
- メタルアレンジと帯に書かれている。
「ところで、メタルって何?」という自分がレビューを書いているのも変な気がするが、書いてみようと思う。
アレンジは、原曲が結構分かるというのが印象だった。
原曲が分からないアレンジは好きではない自分にとっては好きな一枚。
とりあえず、試聴してから御判断を。 -- 名無しさん (2008-09-27 21:28:43) - 帯に曰く「東方プロジェクト・サザン・メタル」アレンジアルバム。
「サザン・メタル」ってなんだろう?と思いましたが、要するにブルースの影響色濃いアメリカン・ロックンロール・アレンジです。
ギター、ベース、ドラムを基本としたシンプルな編成で、骨太且つワイルドなロックンロールを聴かせてくれます。
(異論もあるかとは思いますが)ガンズ・アンド・ローゼスやモトリー・クルーっぽい音をイメージしてもらえれば割と近いかと。
原曲がかなり維持されていながら、「ロックンロール・アレンジ」というコンセプトもアルバムを通して統一されてます。
このバランス感覚が素晴らしい!演奏も、勢いだけで誤魔化さずにしっかりプレイされているし(それが判るくらいに音も良い)、
ロックンロールとしての美味しいフレーズやニヤりとさせられる小ネタも随所に盛り込まれ、なんと言うか職人技を感じます。
曲の構成も緩急があり、飽きさせないよう工夫されてます。
Tr.01は勢いのあるロックンロール・ナンバー。ロックンロール特有の横にウネるような疾走感がワイルドでかっこいい。
CROW'SCLAWのアルバムはこの次の「CROSSFIRE BARRAGE」もそうですが、一曲目の最初のフレーズで何を演りたいのかが
一目瞭然ならぬ一聴瞭然です。最初に「今回はこういうのを演るよ!」と宣言しているのだと思います。・・・ニクいな。
Tr.02もTr.01の勢いはそのままに、泣きのサビと荒れ狂うギターソロで突っ走ります。
Tr.03でちょっとスローに。しかし甘いバラードではなくスモーキーな味のあるロックンロールです。
Tr.04はカントリー風味溢れる横ノリ全開のゴキゲンナンバー。なんかもうジョージア・サテライツ的?な能天気さが楽しい。
地平線まで続く麦畑の中の一本道を(オープンカーではなく)農作業用トラックとかで爆走するのに似合います。
ああ、俺にもカリフォルニアの青い空が視えるよ!
この後、Tr.05のハードボイルド風味な骨太ロックンロールで気を引き締めた後は「泣き」の時間です。
Tr.06は本作中最大の「泣き」所。哀愁とホロ苦いセンチメンタリズム溢れるバラードナンバー。
モトリー・クルーのアルバム「シアター・オブ・ペイン」における「ホーム・スウィート・ホーム」に該当するのがこれ。
原曲の美メロとロックンロールが見事に融合した傑作アレンジです。バーボンを片手に「あの日失くした愛」を想って涙しましょう。
気持ちよく泣いたらTr.07、Tr.08、Tr.09とハードなロックンロールが続きます。この構成にはテレ隠しっぽさを感じます。
Tr.07は肩の力も抜けて、ハードさと明るさがいい感じに調和した良アレンジ。Tr.08は(誤解を恐れずに言えば)「LAメタル」的。
ヤバい雰囲気とキャッチーなポップさが共存したロックンロールです。Tr.09がまたカッコいい疾走感のあるロックンロールナンバー。
これが一曲目でもよかったんじゃないかとさえ思います。こんな感じでエンディングまで一気に突っ走る!
そしてラストTr.10。チルノさんです。東方ではすっかりオチ担当ですが、このアレンジも滑稽味溢れるノリは正にオチそのもの。
「あたいったら最強ね!」とか言ってTr.01~Tr.09までカッコつけて演ってみたんだけど、最後にズッコケた・・・みたいなイメージ。
以上、ホメてばかりで片手落ちな感も否めないレビューですが、実際かなり良いアルバムだと思います。
個人的には、CDいっぱい持ってるのに「結局こればっか聴いてる」アルバムの一つ。もっと多くの人にチャレンジしてほしいです。
ちなみにジャケットは、やけにお洒落なチルノさんのイラストが目印。
ショップの店頭で見つけた際は、ぜひ手にとって裏ジャケもチェックしてみてください。・・・私はフきました! -- 9630 (2008-10-13 19:14:43) - とても充実している内容でした。
購入しても絶対に損しないと思います! -- 名無しさん (2009-04-08 00:21:04) - 鷹氏のファーストにしてとんでもない力作
9630氏の言うように、Tr4は田舎っぽく陽気な様子がマリサらしくてよい。
そして直後に対照的な都会っぽいアリスの曲が用意され、Tr6はメトロポリスの夜を想像させる。いやらしい!いやらしすぎるぅ!!
鷹氏は2ndアルバムでも3edアルバムでもマリアリの曲を用意してくれている・・・のでメタル好きでなくともマリアリファンにはお勧めできるかもしれない。
私は洋楽には疎いが、一つ一つにどこかで聞いたようなアメリカらしさと個性があり、アルバムの構成も東方らしさもからめられて絶妙だと感じた。開幕お嬢で最後チルノだし -- 新米東方厨 (2011-06-30 02:50:18)