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*協奏符「幻湊響」 サークル:[[うんちく商事]] ---- |Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length| |01|リーインカーネーション|Toy|東方夢時空|リーインカーネーション|[4:02]| |02|亡き王女の為のセプテット|Toy|東方紅魔郷|亡き王女の為のセプテット|[4:13]| |03|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life & ネクロファンタジア|Toy|東方妖々夢|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life|[6:07]| |~|~|~|~|ネクロファンタジア|~| |04|千年幻想郷 ~ History of the Moon & 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|Toy|東方永夜抄|千年幻想郷 ~ History of the Moon|[3:39]| |~|~|~|~|竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|~| |05|神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field|Toy|東方風神録|神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field|[3:56]| |06|旧地獄街道を行く & 花のさかづき大江山|Toy|東方地霊殿|旧地獄街道を行く|[3:33]| |~|~|~|~|花のさかづき大江山|~| ボーナストラック2本 >***詳細 >[[Comic1☆3]](2009/04/26)にて頒布 >イベント価格:円 >ショップ価格:1300円(税抜) ---- ***レビュー - 原曲維持系クラシックオーケストラ協奏曲風味アレンジ。10年以上も前から同人音楽で活動実績のあるうんちく商事、初の全曲東方アレンジアルバムは、ピアノとバイオリンがメインの協奏曲的形式である。アレンジ技術はきっちり水準以上で安定している。ピアノの進行にやや重さが垣間見られるところは課題か。ボーナストラックの数箇所の目立つミスタッチはまあおまけということで。クラシックの展開として全体的に端正な構成で突飛な進行は見られず、例えばBGMには適しているだろう。よく言えば調和の取れた作品であり、逆に言えばやや平板な作品とも評価し得る。 &br()1曲目リーインカーネーションピアノバイオリン合奏アレンジは、オーケストラを入れずにシンプルなピアノとバイオリンの掛け合いでうまく仕上げている。前半部分でややピアノが重たいところがあるも、3分ジャストから最後にかけての盛り上がりは必聴。1分21秒~23秒と2分35秒~37秒はもう少しバイオリンの残響を残してもよかったか。2曲目セプテットピアノバイオリン協奏曲風味アレンジは、オーケストラを入れてさらに盛り上がるピアノとバイオリンの独奏が端正である。ただ、オケアレンジとしての展開が余りに普通すぎてやや物足りない。3曲目墨染とネクロファンタジアのピアノ合奏アレンジは、ピアノ2台による掛け合いで構成されているが、タッチの重さがそこかしこに出てしまってもったいない。もっと軽やかに行きたいところだ。5曲目神さびた古戦場ピアノバイオリン協奏曲風味アレンジは、オーケストラと低音を強くして原曲の雰囲気をうまく維持したまま仕上げられている。強弱の勘所もオーソドックスではあるが整っている。しかしながらここまで来ると、欲張ってさらにオーケストラの多重性を出してほしいと思ってしまう。オーケストラの音の重なりがやや薄いのだ。 &br()全体として音自体がやや平板な印象を受ける。機材の関係もあるのかもしれないが、もう少し進行は軽やかに、それでいて音をもっと重ねて使い、軽快な進行と重厚かつ奥行きのある音色を兼ね備えたアレンジに仕上げてほしかった。またこれは好みもあるだろうが、バイオリンの音色はもっと硬質に透き通っていた方が合うのではないだろうか。ただ、アレンジ技術や構成自体に致命的な欠点があるわけではない。力の入った超大作という印象ではないが、1曲目などはよい出来だと思う。試聴してみて気に入ったら購入してよいだろう。 -- 電波? (2009-07-16 22:32:46) #comment(size=50,nsize=20,vsize=3)
*協奏符「幻湊響」 サークル:[[うんちく商事]] ---- |Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length| |01|リーインカーネーション|Toy|東方夢時空|リーインカーネーション|[4:02]| |02|亡き王女の為のセプテット|Toy|東方紅魔郷|亡き王女の為のセプテット|[4:13]| |03|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life & ネクロファンタジア|Toy|東方妖々夢|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life|[6:07]| |~|~|~|~|ネクロファンタジア|~| |04|千年幻想郷 ~ History of the Moon & 竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|Toy|東方永夜抄|千年幻想郷 ~ History of the Moon|[3:39]| |~|~|~|~|竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|~| |05|神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field|Toy|東方風神録|神さびた古戦場 ~ Suwa Foughten Field|[3:56]| |06|旧地獄街道を行く & 花のさかづき大江山|Toy|東方地霊殿|旧地獄街道を行く|[3:33]| |~|~|~|~|花のさかづき大江山|~| ボーナストラック2本 >***詳細 >[[Comic1☆3]](2009/04/26)にて頒布 >全曲生音演奏による協奏曲アレンジ作品 >ジャケット及び収録曲のサンプル等は【[[こちら>http://www.unchiku.org/music2009.html#gensoh]]】&br() >イベント価格:1000円 >ショップ価格:1300円(税抜) ---- ***レビュー - 原曲維持系クラシックオーケストラ協奏曲風味アレンジ。10年以上も前から同人音楽で活動実績のあるうんちく商事、初の全曲東方アレンジアルバムは、ピアノとバイオリンがメインの協奏曲的形式である。アレンジ技術はきっちり水準以上で安定している。ピアノの進行にやや重さが垣間見られるところは課題か。ボーナストラックの数箇所の目立つミスタッチはまあおまけということで。クラシックの展開として全体的に端正な構成で突飛な進行は見られず、例えばBGMには適しているだろう。よく言えば調和の取れた作品であり、逆に言えばやや平板な作品とも評価し得る。 &br()1曲目リーインカーネーションピアノバイオリン合奏アレンジは、オーケストラを入れずにシンプルなピアノとバイオリンの掛け合いでうまく仕上げている。前半部分でややピアノが重たいところがあるも、3分ジャストから最後にかけての盛り上がりは必聴。1分21秒~23秒と2分35秒~37秒はもう少しバイオリンの残響を残してもよかったか。2曲目セプテットピアノバイオリン協奏曲風味アレンジは、オーケストラを入れてさらに盛り上がるピアノとバイオリンの独奏が端正である。ただ、オケアレンジとしての展開が余りに普通すぎてやや物足りない。3曲目墨染とネクロファンタジアのピアノ合奏アレンジは、ピアノ2台による掛け合いで構成されているが、タッチの重さがそこかしこに出てしまってもったいない。もっと軽やかに行きたいところだ。5曲目神さびた古戦場ピアノバイオリン協奏曲風味アレンジは、オーケストラと低音を強くして原曲の雰囲気をうまく維持したまま仕上げられている。強弱の勘所もオーソドックスではあるが整っている。しかしながらここまで来ると、欲張ってさらにオーケストラの多重性を出してほしいと思ってしまう。オーケストラの音の重なりがやや薄いのだ。 &br()全体として音自体がやや平板な印象を受ける。機材の関係もあるのかもしれないが、もう少し進行は軽やかに、それでいて音をもっと重ねて使い、軽快な進行と重厚かつ奥行きのある音色を兼ね備えたアレンジに仕上げてほしかった。またこれは好みもあるだろうが、バイオリンの音色はもっと硬質に透き通っていた方が合うのではないだろうか。ただ、アレンジ技術や構成自体に致命的な欠点があるわけではない。力の入った超大作という印象ではないが、1曲目などはよい出来だと思う。試聴してみて気に入ったら購入してよいだろう。 -- 電波? (2009-07-16 22:32:46) #comment(size=50,nsize=20,vsize=3)

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