「東方春風桜蕾」(2010/03/09 (火) 23:20:02) の最新版変更点
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*東方春風桜蕾
サークル:[[ししまいブラザーズ]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length|
|01|春風桜蕾|DauGe|東方妖々夢|さくらさくら ~ Japanize Dream...|[3:26]|
|02|鍵盤双生児|DauGe|東方永夜抄|東方妖怪小町|[2:53]|
|03|薄闇ゴースト|DauGe|東方萃夢想|夜が降りてくる ~ Evening Star|[3:46]|
|04|華弓喫茶|DauGe|東方紅魔郷|上海紅茶館 ~ Chinese Tea|[3:01]|
|05|宝物少女|DauGe|蓮台野夜行|少女秘封倶楽部|[3:24]|
|06|刻々再々|DauGe|東方紅魔郷|メイドと血の懐中時計|[4:09]|
|07|月雲庭園|DauGe|東方永夜抄|竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|[2:45]|
|08|糸繰り傀儡詩|DauGe|東方妖々夢|人形裁判 ~ 人の形弄びし少女|[3:54]|
|09|黒と白~Ebony&Ivory~|DauGe|蓬莱人形|二色蓮花蝶 ~ Red and White|[3:30]|
|10|空一面に|DauGe|東方妖々夢|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life|[4:09]|
***詳細
>2台のピアノを使ったツインピアノアレンジをテーマとしたアルバム
>[[M3-2007春]](2007/04/29)にて初頒布
>イベント価格:1000円
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**レビュー
- 原曲香る系全曲ツインピアノ+いろいろな楽器アレンジ。ピアノをメインに据え、オケ、イージーリスニング、バラードなどいろいろなジャンルに構成し、ギター、三味線、笛などでリードを引っぱるという形である。強烈なパンチ力、という印象ではないのだが、安定したアレンジ技術をベースに、軽やかに、そして不安げに、原曲の危うげな雰囲気を見事に維持しつつも随所に凝らされた数々の工夫が非常に好もしい秀作である。特に導入部分の工夫は、各曲いずれも注目である。&br()&br()3曲目夜が降りてくるアレンジは、不気味な高速ピアノと異国風味の笛のリードが紫を的確に表現していると思う。原曲の高速ピアノのメロが時々かすめ飛び、しかし同じではなく、アレンジのセンスの確かさが聴いて取れる。特に導入部分はまさに紫とのエンカウント、常人であればここで生命の終焉を迎えるようなイメージが見事である。&br()5曲目の少女秘封倶楽部アレンジは、導入ピアノでの引っ掛けたような引っ張りからアコギの高速パッセージに突っ込むじらしっぷりに感服しきり、そこからおなじみの哀愁漂う原曲メロ、そして雰囲気は維持しつつも同じメロを使わずに凝りに凝ったアレンジを加えた2回目と、飽きさせない構成が極めて秀逸である。個人的にヘビロテ入りである。&br()7曲目竹取飛翔アレンジは、原曲メロから少し外して構成しているのだが、メロが印象的な曲だけに、個人的にやや違和感が感じられるが、どうであろうか。工夫が全てうまく行くとは限らないのは当然であるが、ゆったりしたバラードで歌い上げたことがその違和感を余計に際立たせてしまっているようだ。外しの使い方は、次回の改善点としてほしいところである。&br()9曲目二色蓮花蝶アレンジは、三味線とピアノという組み合わせがなかなかおもしろいのではあるが、ふたつが絡み合って流れる部分はたった約20秒、これは余りに少なすぎるのではないだろうか。三味線パートとピアノパートに完全に分けてしまっては、せっかくの音色がもったいない。もっと大胆に、三味線とピアノを絡ませてぐるぐると流してほしかった。惜しい曲である。&br()&br()以上、課題は散見されるも、そこかしこに散りばめた工夫が光る飽きの来ないいい作品であると思う。例大祭近辺で委託予定ありということで、逃した人はチェックをお勧めしておく。 -- 電波? (2007-04-30 04:07:56)
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*東方春風桜蕾
サークル:[[ししまいブラザーズ]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length|
|01|春風桜蕾|DauGe|東方妖々夢|さくらさくら ~ Japanize Dream...|[3:26]|
|02|鍵盤双生児|DauGe|東方永夜抄|東方妖怪小町|[2:53]|
|03|薄闇ゴースト|DauGe|東方萃夢想|夜が降りてくる ~ Evening Star|[3:46]|
|04|華弓喫茶|DauGe|東方紅魔郷|上海紅茶館 ~ Chinese Tea|[3:01]|
|05|宝物少女|DauGe|蓮台野夜行|少女秘封倶楽部|[3:24]|
|06|刻々再々|DauGe|東方紅魔郷|メイドと血の懐中時計|[4:09]|
|07|月雲庭園|DauGe|東方永夜抄|竹取飛翔 ~ Lunatic Princess|[2:45]|
|08|糸繰り傀儡詩|DauGe|東方妖々夢|人形裁判 ~ 人の形弄びし少女|[3:54]|
|09|黒と白~Ebony&Ivory~|DauGe|蓬莱人形|二色蓮花蝶 ~ Red and White|[3:30]|
|10|空一面に|DauGe|東方妖々夢|幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life|[4:09]|
***詳細
>2台のピアノを使ったツインピアノアレンジをテーマとしたアルバム
>[[M3-2007春]](2007/04/29)にて初頒布
>イベント価格:1000円
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**レビュー
- 原曲香る系全曲ツインピアノ+いろいろな楽器アレンジ。ピアノをメインに据え、オケ、イージーリスニング、バラードなどいろいろなジャンルに構成し、ギター、三味線、笛などでリードを引っぱるという形である。強烈なパンチ力、という印象ではないのだが、安定したアレンジ技術をベースに、軽やかに、そして不安げに、原曲の危うげな雰囲気を見事に維持しつつも随所に凝らされた数々の工夫が非常に好もしい秀作である。特に導入部分の工夫は、各曲いずれも注目である。&br()&br()3曲目夜が降りてくるアレンジは、不気味な高速ピアノと異国風味の笛のリードが紫を的確に表現していると思う。原曲の高速ピアノのメロが時々かすめ飛び、しかし同じではなく、アレンジのセンスの確かさが聴いて取れる。特に導入部分はまさに紫とのエンカウント、常人であればここで生命の終焉を迎えるようなイメージが見事である。&br()5曲目の少女秘封倶楽部アレンジは、導入ピアノでの引っ掛けたような引っ張りからアコギの高速パッセージに突っ込むじらしっぷりに感服しきり、そこからおなじみの哀愁漂う原曲メロ、そして雰囲気は維持しつつも同じメロを使わずに凝りに凝ったアレンジを加えた2回目と、飽きさせない構成が極めて秀逸である。個人的にヘビロテ入りである。&br()7曲目竹取飛翔アレンジは、原曲メロから少し外して構成しているのだが、メロが印象的な曲だけに、個人的にやや違和感が感じられるが、どうであろうか。工夫が全てうまく行くとは限らないのは当然であるが、ゆったりしたバラードで歌い上げたことがその違和感を余計に際立たせてしまっているようだ。外しの使い方は、次回の改善点としてほしいところである。&br()9曲目二色蓮花蝶アレンジは、三味線とピアノという組み合わせがなかなかおもしろいのではあるが、ふたつが絡み合って流れる部分はたった約20秒、これは余りに少なすぎるのではないだろうか。三味線パートとピアノパートに完全に分けてしまっては、せっかくの音色がもったいない。もっと大胆に、三味線とピアノを絡ませてぐるぐると流してほしかった。惜しい曲である。&br()&br()以上、課題は散見されるも、そこかしこに散りばめた工夫が光る飽きの来ないいい作品であると思う。例大祭近辺で委託予定ありということで、逃した人はチェックをお勧めしておく。 -- 電波? (2007-04-30 04:07:56)
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