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届け、我らの頭上に在りし水なき海へ - (2010/01/19 (火) 23:23:32) のソース

*届け、我らの頭上に在りし水なき海へ
サークル:[[アルトノイラント]]
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|Number|Track Name|Arranger|Original Works|Original Tune|Length|
|01|静かの海:鮮やかな記憶|弘世|東方永夜抄|シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome|[1:48]|
|02|蛇の海:ルナリエン・ラプソディ|弘世|東方永夜抄|狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon|[2:39]|
|03|嵐の大洋:渾天儀|弘世|東方永夜抄|ヴォヤージュ1969|[1:01]|
|04|雨の海:月齢14.9 |弘世|東方永夜抄|月見草|[2:14]|
|05|雲の海:ピアノソナタ「連禱」第一楽章 -夢に楽土求めたり|弘世|東方永夜抄|月まで届け、不死の煙|[1:53]|
|06|晴れの海:ピアノソナタ「連禱」第二楽章 -届け、我らの頭上に在りし水なき海へ |弘世|東方永夜抄|千年幻想郷 ~ History of the Moon|[4:14]|
|07|終曲:ピアノソナタ「連禱」第三楽章 -ありあけの白き爪痕 |弘世|東方永夜抄|幻視の夜 ~ Ghostly Eyes|[4:20]|

>永夜抄ピアノアレンジCD
>[[博麗神社例大祭3]](2006/05/21)にて初頒布
>イベント価格:500円
>ショップ価格:750円
>
>[[博麗神社例大祭5]]で全曲を収録した楽譜が頒布された。
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***レビュー

- 何故かコメントをつけてる方がいないようなので(演奏者を知ってる人はレビューなんぞつけるまでもなく買うからだろうか)、楽譜本も出たことだし、技術的なことはサッパリな素人なりに少し感想なんぞを。 &br()ピアノをまったく弾けず楽譜もあんまり読めず、そもそもピアノの演奏というもの自体あまり聴いたことが無いという経験値の低さなので、弾き慣れてる人やもっと経験値の高い人からすると変な見方をしてるかもしれませんが、私と同じような経験値の人になにか伝わるものがあれば幸い。 &br() &br()永夜抄、その中でも特に輝夜、永琳、妹紅という3人の蓬莱人を中心に据えた、テーマの明確なピアノアレンジ。 &br()原曲をそのままピアノの音色で置き換えた、というようなものではなく、永夜抄の曲、永夜抄という作品の世界観をすべて分解し、曲単位ではなく、世界観そのものをピアノという道具で再構成、再構築したと言ったほうがいいか。 &br()技術的なことがサッパリなのでどうしても抽象的で感覚的な表現になってしまうのだけども、原曲メロはところどころで維持されつつ、イメージとしては再構築された世界の中に原曲のメロディが織り込まれている感覚。 &br()そのため、原曲に忠実なピアノアレンジを望む人、ただ音色を求める人には向かないかと思われるが、アレンジとしてただ原作をなぞっただけでない、明確で確固たる世界観が成立していると思う。 &br() &br()個人的に、ピアノという楽器は他の楽器と比較した時それ単体として非常に言語的な側面を持つ存在だと思うのだけど、その点で音だけでひとつの世界観を感じれるというのは、それだけ緻密に構成されている証なのかなと思いつつ。 &br()演奏技術に関しては、私のような素人がなにかを言う、言えるレベルではないと思うのでさらっとスルー。 &br() &br()おそらく私のようなあまり経験値のない人間が、「ピアノ」という名前から連想するステレオタイプ的なイメージの音色とはまったく違った演奏であると思うけれど、逆にそういう人にこそ聴いてもらいたい作品。 &br()私が勝手に感じている世界観とやらが試聴で感じ取れるかはわからないが、少しでも気になったのならオススメしたい。 &br()あとは、私のように今でも話や雰囲気は永夜抄が一番好きだ! 曲も永夜抄が一番好きだ!という人にも、ピアノアレンジというよりは、永夜抄の二次創作作品として手にとる価値があると思う。 &br()(ただ前作「帰るべき城」もすごく良いと思いますよ) &br() &br() &br()唯一残念に感じたのは、約18分で終わってしまうその短さか。 &br()もっと浸っていたいなぁと思ったのだけど、これは仕方ないですね。  -- ろうそく  (2008-07-04 01:09:47)
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