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【パーセンテージダイス】

(用語:TRPG)
1~100の範囲の乱数を求めるダイスの組み合わせ。D100。
通常は、10面ダイスを2個用意し、片方を10の位、もう一方を1の位に見立てて使用する。このとき「0-0」の組み合わせが出たら100とみなす。
ダイスの目や目標値などの関連数値が百分率で表されるため、感覚的に分かりやすいのが利点の一つである。

関連:【ダイスコード】


【ハイ・ファンタジー】

(用語:全般)
ファンタジー物語の分類区分の一つ。現実世界と接点の無い(あるいは極めて薄い)異世界を舞台とし、その世界の文化、歴史、民俗や物理法則などを深く考察・設定し、厚みのある世界観を演出したもの。
小説では「ゲド戦記」などが、TRPGでは『ローズ・トゥ・ロード』『深淵』などがハイ・ファンタジーに該当する。

関連:【ファンタジー】


【獏良】

(人物)
漫画「遊戯王」の登場人物。遊戯王の獏良編、王の記憶編では闇のゲームとしてTRPGを行い、PCと"PLを"ガチに殺しにかかった。困ったちゃんスレではしばしば「ムキになって真剣勝負し、殺しにかかるGM」の例として挙げられる。これは困スレ四天王の誰もそういうタイプではないこと(つまり困ったちゃんタイプとして目立たない)、"漫画じみたGMで、実際にやるはずがない"という失笑の意味合いも込めてのことだろう。

関連:


【箱庭型マスタリング】

(用語:TRPG)
ゲームの舞台となる空間とそこにいるNPC、およびゲーム内時間の進行にしたがって起きるイベントを決めた「箱庭」を予め設定しておくマスタリングの技法。
GMはPCの行動の結果を「箱庭」のスケジュールに照らし合わせて、「箱庭」中のNPCやイベントを動かしていく。
GMは恣意的なイベントを起こしたりはせずに、原則的にPCが起こした行動のリアクションと、タイムスケジュールに従ったイベントしか行なわない。

関連:【マスタリング】


【ハック・アンド・スラッシュ】

(用語:TRPG)
Hack-and-Slash。ストーリーやキャラクターの演技を追い求めず、戦闘などの危険を潜り抜け、財宝などの報酬を得ることを追求したTRPGのスタイル。言葉の意味は「戦闘による暴力」。
「ハックラ」「ハッスラ」などと略して言われることもある。

関連:


【バツ技能】

(用語:TRPG)
ギャグファンタジーTRPG『ドラゴンハーフRPG』で使用されるルール。ジャ○アンの歌のように「自分は得意だと思い込んでいるが、何故か必ず失敗してしまう」技能のこと。
通常の技能に対応して「ファイター(バツ)技能:1レベル」のように表記される。ギャグ重視の同システムにて、原作を再現するために欠かせない技能の一つとなっている。

(俗語:TRPG)
上記の(用語)にちなみ、「下手の横好き」を表すTRPGユーザーの隠語。

関連:


【ハッタリ】

(板語)
【小太刀右京】 の通称。同氏が卓上ゲーム板で使っていたコテハン「忍者ハッタリくん」に因む。プロデビュー後はコテハンとしては板から姿を消している。

関連:【小太刀右京】


【ハッタリ自重しろ】

(板語)
スレで板違いの18禁のエロ話(両性具有者のエロ話など)が続いたときに、エロ話題を止めるために使われる合言葉。上記に紹介されているコテハンの「忍者ハッタリくん」に由来している。

彼は卓上ゲーム板で活躍してたころは博覧強記な書き込みで知られていたが同時に、全年齢板の掲示板ではとてもフォローできないようなエロい発言が多いコテとしても知られていたため、現在でもエロ話題が続いていると「エロい話題がこんなに続くのは、ちょうど今ハッタリが仕事をさぼって名無しでこのスレに書き込んでるからだ」というネタのもとに「ハッタリ自重しろ」「ハッタリ仕事しろ」などと書かれる。

関連:【地下スレ】


【バッティング系ゲーム】

(用語:ボードゲーム)
限られた数の何かをプレイヤーたちが取り合う、ということを繰り返して進めるタイプのゲーム。競りを扱ったゲームに多い。
同じモノを複数のプレイヤーが選んだときは、それを選んだプレイヤーたち全員が何らかの負担を被るというのがゲーム性の基本であり、「自分にとっては価値があるが、他人は選びそうにないもの」をいかに上手く選ぶかという先読みが重要になる。
また、ワーカープレスメント系統のゲームの多くは「今回の手番はどの職場で働くか」を決めることによって、その手番で行える行動の内容が決まるが、職場には雇用人数限界があって、他のプレイヤーと職場を取り合うバッティング系ゲームとなっているものも多々ある。

関連:【競り】 【ワーカープレイスメント】


【バトンを持ったフェアリーの大群】

(俗語:TRPG)
「TRPGのルールを守ることで、現実的にありえない現象が起きる」ことの典型的な例。
ホビージャパンから発売された「パワープレイ」のルールにおける矛盾が元ネタであり、デザイナーの山北篤が後にエッセーの中で自ら指摘したことにより広まった。
パワープレイの武器戦闘ルールでは、鈍器による衝撃が鎧の上からでも体に伝わりダメージを与えるという現象を再現するため「武器タイプが『叩く』に分類される武器は、ダメージの期待値が低い代わりに、鎧によってダメージが軽減されない」という処理をされていた。しかしこのルールは武器の重さや使用者の体重などは考慮していない。そのため、小さなフェアリーがマッチ棒のようなバトンで金属鎧の上から叩いてもダメージを与えることができてしまう。その結果、屈強な戦士にバトンを持ったフェアリーの大群が襲いかかり、一斉に鎧の上からぺちぺちと叩くと戦士は大ダメージを受けて死ぬ……という冗談のような「ルール上正しい」状況がありえる。
もともとTRPGはウォー・シミュレーションゲームから派生したものであり、それゆえ90年代前半ごろまでは「ルールによって物理現象を厳密に再現する」という方向性のゲームが多かった。その結果、かえってこのようなルールの矛盾が目立つことになる(それ以降のTRPGに矛盾がないわけではないが、物理的整合性より演出的なルールを優先すると公言するシステムも増えている)。

関連:【パワープレイ】 【山北篤】


【バネスト】

(団体)
愛知県名古屋市北区にある、卓上ゲーム専門店『ゲームストア・バネスト』のこと。オンライン上での通販も行っている。
TCGやTRPGも取り扱うが、ボードゲームの品揃えが豊富であるため、プレイスペース広島、メビウスらと共に日本三大ボードゲームショップと呼ばれている。
以前、卓上ゲーム板に「ばね」というハンドルで書き込んでいたのは、この店の店長である。

関連:【プレイスペース広島】 【メビウス】


【馬場講座】

(俗語:TRPG)
NiftyのRPGフォーラムで活躍した馬場秀和による「マスターリング講座」をはじめとする発言・論文の総称。
RPGの定義を「RPGとは意志決定のゲームである」と新たな観点で解説。「RPG=キャラクターへのなりきりゲーム」の風潮が広まっていた日本のRPG界に衝撃を与えた。当時はいわゆる「冬の時代」でもあり、TRPG市場冷え込みの原因を「なりきり路線を奨励したクリエイターの失策」に求めた馬場講座は少なからぬ支持を得る。
しかしその後、講座の支持者が他者の批判や馬場講座の強引な普及を進め「馬場信者」と呼ばれるようになり、馬場講座自体の評価も凋落した。
なお馬場講座に対する批判は多々あるが、ライターである山北篤氏がEXCEL内の掲示板にて「マスターの目的が定義されていないマスター講座など無意味である」と発言したものが最高のものとされている。ただし、実際に山北氏が発言したかどうかは定かではない。

関連:【Nifty RPGフォーラム】 【キャラクタープレイ】 【冬の時代】


【パラグラフ】

(用語:ゲームブック)
paragraph。ゲームブックにおける、寸断さればらばらに配置された文章の一区切り。
並び順に番号が振られており、ひとつのパラグラフを読み終えるごとに「次はパラグラフ○○へ進む」と番号で指示される。

関連:【ゲームブック】 【乱丁本】


【パラノイア】

(作品:TRPG)
West End Games社が発売したTRPG"PARANOIA"のこと。
プレイヤーは近未来の地下シェルターの住人となり、さまざまな妨害をくぐりぬけ生き残るゲーム。シェルターに君臨するコンピュータは共産主義者の侵略という妄想に取り憑かれた文字通りの「パラノイア」であり、必然的にコンピュータからPCに下される使命も不条理なものとなる。PCは不条理な使命をなんとか穏当に処理すべく、あらゆる手段を用いて(たとえば他のPCをスケープゴートとして告発するなど)生き残りを図ることになる。

関連:【ZAP】 【コンピュータ様】 【市民】


【パワープレイ】

(用語:TRPG)
ルールとその指向性に則り、最大限にルールを活用して状況を有利に打開しようとするプレイスタイル。
大概のシステムは戦闘に比重がかかっているので戦闘マニアになることが多いため、マンチキンと見分けが付き難い。

(作品)
ホビージャパンより発売されたTRPG。特定の舞台を持たず、ゲームマスターが自由に世界を創造できるゲーム。

関連:


【ハンドアウト】

(用語:TRPG)
(1)
handout。セッション前にGMが用意しておく、プレイヤーに手渡される資料。
文献調査が多い『クトゥルフの呼び声』では特に頻繁に用いられる。PCが発見した手紙や日記の内容を口頭で述べるのではなく、本当に手紙や日記の1ページのような体裁にしてプレイヤーに手渡すのである。プレイ時間の短縮になるだけでなく、雰囲気つくりとしても効果がある。

(2)
FEAR製のゲームにおいては、シナリオに合わせたキャラクターの作成やロールプレイの指針となるPC設定を記述した資料、およびその資料を配布するためのルールを指す。

具体的には、「あなたはこのシナリオに登場する○○さんと実は知り合いだった」とか「あなたは過去にこのシナリオの舞台にやってきていて、殺人事件を解決したことがある」などの設定が書かれている。
キャラクター作成前に渡されることと、すでにつくられたキャラクターに渡される場合の2パターンがあるが、キャラクター作成前に渡される場合はハンドアウトに沿った設定を前提としたキャラクターを作ることになり、すでにつくられたキャラクターに渡される場合は設定が新しく「生えた」ものとして扱われる。
新しく設定が生える場合は、それまでのキャラクターの過去設定と矛盾がないようにすり合わせる必要が出てくるため、PLはGMに対してハンドアウトの内容について多少の変更を求めることも容認されるのが一般的である。

これらのハンドアウトは複数種類が用意されて、プレイヤーに自由に選択できる形式がとられることが多い。どのハンドアウトを選択したかで、同じシナリオであってもPCの立場や動き方が大きく変わって、全く違う物語が展開することもありえる。

関連:【FEARゲーム】 【セッション支援システム】 【周知プレイ】


【ハンドレッドダイス・ソード】

(俗語:TRPG)
Hundreddice Sword(サイコロ百個剣)。攻撃力としてサイコロ100個分の出目の合計を適用するマジックソード。
本来はテンダイス・ソードのパロディ的存在。
ここまで来るとほぼ間違いなくギャグである。戦闘力のインフレ、収拾のつかないキャンペーンシナリオ、期待値が高ければかっこいいと思っているお子様思考などの否定的な暗喩としても使われる。

関連:【テンダイス・ソード】


【汎用システム】

(用語:TRPG)
基本となるルールに、世界観およびそれを再現する追加ルールを適宜加えることで、あらゆるジャンルをひとつのルールで網羅しようとするシステム。
基本ルールが共通なので多くのルールを覚える煩雑さを減らしたり、複数の世界観が重なり合う展開が容易になるという長所がある。
その反面、基本となるルールはどんな世界観にも対応できる、癖のないものが要求されるため 、特定の世界観に特化されたルールに比べ、淡白で面白みに欠ける印象を与えることもある。
代表的なものとしては、"GURPS"や"Basic Role Play"、"d20 System"など。
国産では『MAGIUS』『ASURAシステム』『アップルベーシック』『SRS』などがある。

関連:【d20 System】 【SRS】 【コアルール】




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最終更新:2014年07月21日 23:39