英数字4


N~S




N~S

【NAGOYA】

(板語)
「戦略も戦術も無く、平坦な舞台で単体の強敵と近接戦をする」という、漫画の格闘技大会のようなシチュエーションの戦闘に特化したスタイル。
このスタイルを重んじるプレイヤーは、対等条件での殴り合いこそがRPGの華であると考え、戦術や射撃武器、あるいは話し合いでの休戦によって「対等の殴り合い」が実現されないセッションを「卑怯」あるいは「シナリオの欠陥」であると批判する。
「トーキョーN◎VA」スレや「アリアンロッド」スレで、上記のようなスタイルが名古屋で流行っているとの発言があったことに由来する。

卓上ゲーム板では「シナリオの最後にたった一体の強力なボスと闘う以外にまともな戦闘もイベントも発生しないようなシナリオ」に対する揶揄として、批判的な意味で「NAGOYAシナリオ」という言葉が使われることも多い。このようなシナリオでは、遠距離からの射撃攻撃が得意なキャラやザコをけちらす範囲攻撃が得意なキャラがシナリオのどこでも活躍できず、単体の敵相手への近接戦闘に特化した戦士キャラ以外はお荷物になってしまうのが批判の原因である。

関連:


【NET】

(団体)
古谷俊一が運営する国内最大のTRPGサイト『TRPG.NET』の略称。メーリングリストや各種TRPGの掲示板を備える。

関連:【カイリ事件】 【寺井】 【永谷雄二】


【Nifty TRPGフォーラム】

(団体)
パソコン通信『Nifty Serve(ニフティ・サーブ)』内のTRPGを目的としたフォーラム。
SFフォーラムから分離独立。パソコン通信にてTRPGの情報交換や交流を目的とした活動を行うが、インターネットの普及などにより、インターネット上のフォーラムに活動の場を移す。
その過程で、ロールプレイ否定、プロ批判、反対意見の弾圧などが繰り返された歴史を持つ。

関連:【M-ヴィエ騒動】 【朱鷺田祐介】 【馬場講座】


【NPC】

(用語:TRPG)
ノン・プレイヤー・キャラクター(Non-Player Character)の略称。参加者であるプレイヤーが担当しないキャラクター。
一般的にGMの担当で、プレイヤーが担当するキャラクター以外を動かす。
卓上ゲーム板の名無し「NPCさん」の由来でもあり「名もなき一般人から有名人までを同じ言葉で表している」という意味で使われている。

関連:【PC】


【NW】

(作品:TRPG)
エンターブレインから発売されたTRPG『ナイトウィザード』の略称。
実社会に酷似した世界「ファー・ジ・アース」を舞台に、世界を守護する魔術師と異世界からの侵略者の暗闘を描く現代ファンタジーRPG。
デザイナー菊池たけしの『セブン=フォートレス』をはじめとした諸作品とのリンクが特徴的。また、Webラジオなど多様なメディアを通した作品世界の展開が行われている。

関連:【S=F】 【菊池たけし】 【ふぃあ通】


【PBeM】

(用語:PBM)
プレイ・バイ・イーメイル(Play By e-Mail)の略称。
PBMが実際の郵便を利用して行われるゲームに対し、電子メールを郵便代わりに利用して行うゲーム。インターネット普及に伴い、様々なサークルがPBeMで活動している。
厳密には「卓上ゲーム」の範疇ではないが、PBMの延長にあるものとして卓上ゲーム板でも許容される。

関連:【PBM】


【PBM】

(用語:PBM)
プレイ・バイ・メイル(Play By Mail)の略称。郵便を利用して行われるゲームの総称。
本来は、チェスのコマの動きを郵便で伝え合ってプレイする「郵便チェス」などに使われる言葉だが、卓上ゲーム板では一般に、遊演体が88年から始めた「ネットゲーム」にはじまる「物語創造型の郵便ゲーム」を指す。
主催者と参加者、あるいは参加者同士の郵便によるやり取りを介して、架空世界における物語を構築する。

関連:【PBeM】 【アクション】 【移動】 【オフィシャル】 【オフィシャルマガジン】 【オフイベ】 【プライベ】 【ブランチ】 【リアクション】


【PBW】

(用語:その他)
プレイ・バイ・ウェブ(Play-By-Web)の略。
広義で言うならば、なりきりチャットなどやTRPGのオンラインセッションなども指す。
狭義としてはPBC(プレイ・バイ・チャット Play-By-Chat)、PB3(プレイ・バイ・BBS Play-By-Bulletin Board System)、PBeMの三つをゲームの判定やプレイ上で複数、もしくは全て使っているゲームの事を指す。
なお、Spell Boundや箱庭諸島などのゲームは一般的にブラウザゲームやCGIゲームと呼ぶ。
コンピュータを使用したゲームであるが、その運用手法には卓上ゲームの影響も大きい。

関連:


【PC】

(用語:TRPG)
プレイヤーキャラクター(Player Character)の略称。参加者であるプレイヤーが担当するキャラクター。

関連:【NPC】 【PL】


【PC1】

(俗語:TRPG)
「主人公的存在」の意。
FEARのゲームが商業製品として提供するシナリオでは、PC作成前に番号つきのハンドアウトを配ることが多い。そして、プレイヤー参加人数に応じて何番までのハンドアウトを採用するか決定する。5人参加可能な状況なら1番から5番までのハンドアウトを、3人参加可能ならば1番から3番までを…というような形である。つまりは、上の番号のハンドアウトほど「人数に関わらず必要になるハンドアウト」として採用優先順位が高くなる。

優先順位が高いハンドアウトになるほど、シナリオで語られる物語と深い因縁を持つキャラクターであるという設定が付与される。そのため最初のハンドアウト番号である「1」番のハンドアウトを取得すると、よっぽど妙な行動をとらない限りは自動的に物語に関わることとなる。このことから、PC1は主人公の立ち位置と認識される。
ハンドアウトの番号が下がるごとにシナリオに関わる因縁の度合いは下がり、PC4~5になると自発的にメインストーリーに絡まないとならない立場であることが多い。その反面、下の番号のPCはキャラクターの立ち位置や行動指針への制限が薄く、物語へ「介入」できる自由度が高くなる。そのため、下の番号の方を好む人も数多い。

ただしこれらはあくまで指針であり、PC1のハンドアウトを取ったから主人公として優遇されるというようなものではない。PC4~5が因縁に縛られずに自由に動けるメリットを活かして、GMの想定外の活躍を為して最終的に主役的な立場を得る、などといったシチュエーションは頻繁にある。

なお、ハンドアウトの番号自体、事前に参加するプレイヤーの人数が判明しているならば不要なものである。しかし、「番号が小さいほど物語への因縁度が強く、番号が大きいほど物語に介入する自由度が高い」という構造を好むユーザーは、プレイヤーの人数が判明していてもハンドアウトに番号を割り振ることがある。事実、リプレイでは人数が判明しているにもかかわらずハンドアウトに番号を振っているものが多い。

関連:【FEARゲーム】 【ハンドアウト】


【PL】

(用語:TRPG他)
プレイヤー(PLayer)の略称。ゲームの参加者。プレイヤーキャラクターの「PC」表記と対比して使われることが多い。

関連:【PC】


【PvP】

(用語:TRPG)
Player vs Player。プレイヤーキャラクタ同士で戦うこと。
一般にはオンラインRPG用語として認知されているが、TRPGでも使われる用語。戦うことそのものだけでなく、プレイヤー同士の敵対を想定したシナリオを指すこともある。
本来はプレイヤーキャラクタ同士が戦わないTRPGだからこその用語であり、プレイヤ-同士の対立が前提となるゲームに対しては使われない。

関連:


【ROC】

(用語:TRPG)
Roll or Choiceの略。経歴表や遭遇表などのさまざまな表をダイスで参照する際、ダイスを振らずに自分で任意の番号を選んでもよい、という考え方。表の結果で何が出ても最終的な優劣があまりない場合に使用される。
ROC式の表では、ダイスでは絶対出ない数字(6面ダイス2個なのに『1』『13』など)が用意されていることがある。これは任意の選択でのみ選べるもので、だいたいマニア向けな効果が割り振られている。

関連:


【Rune Quest】

(作品:TRPG)
1978年にChaosium(後にAvalonHills)から発売。
無数の神々を信奉し、互いに勢力を競い合う世界『グローランサ』を舞台としたTRPG。プレイヤーの行動指針やシナリオ導入としても機能する多神教の設定は、後発のファンタジーTRPGに大きな影響を与えた。
現在、Issariesからグローランサを舞台にした新たなTRPGである"Hero Wars"が発売されている(日本ではアトリエサードが翻訳・発売)。

関連:【桂 令夫】 【グレイローズ】 【ルンケ】


【SANチェック】

(俗語:TRPG)
(1)
Chaosium社"Call of Cthulhu RPG"(日本語タイトル『クトゥルフの呼び声』『クトゥルフ神話TRPG』)における、精神的ショックを受けたときに正気を保てるかどうかの判定を指す用語。読み方は「さんちぇっく」。PCが邪神の眷属や怪奇事件に遭遇した場合、この判定によってSAN値(正気度を表す値。英語"Sanity”の略)が減少し、発狂する可能性もある。

……と上記のように説明されることがインターネット上では多いが、実は「SANチェック」という言葉は日本のユーザーの間で広まった、誤解に基づいた通称であり、「SANチェック」は本来のゲーム上ではほぼありえない。実際にゲームで行われるのは「正気度ロール」という似て非なる判定である。
このゲームでは実際に正気を保てるかどうかの判定に使われるのは「正気度ポイント(Sanity Point)」という能力であり、SAN値とはこの正気度ポイントの「キャラクターメイキングでの初期値」なのである。キャラクターが宇宙的恐怖に出会わずに人生を過ごした場合にどれくらい正気なのかを示す値がSAN値であると考えればいい。そして、PCが狂気に陥っても下がるのは正気度ポイントであってSAN値ではない。SAN値は原則的に不変なのである
『クトゥルフ』では、現在の正気度ポイントが低ければ低いほど正気度ロールに失敗しやすくなる。失敗すれば一時的な狂気に陥ってさらに正気度ポイントが下がり、次回の正気度ロールにさらに失敗しやすくなる。このように加速度的に狂いやすくなっていくルールこそが特徴になっている。しかし、ここで正気度ロールではなくSANチェックを行ってしまうと、現在の正気度がいくら低くても初期値(SAN)が高ければなかなか狂気に陥らないことになる。これはゲームのルール運用上では大きな間違いとなる。
この用語の誤解がいつから生まれたのかは定かではないが、日本語版が出た初期の頃からあったようで、相当古株のゲーマーでもSANチェックという言葉には馴染みは深いようだ。そして、相当に初期から「SAN」と「正気度」を混同したユーザーはそれなりにいたようである。


(2)
上記(1)にちなみ、正気を疑うような事物に対する揶揄。TRPG界隈以外でもライトノベルや18禁ゲームなどで結構使われたりする。

関連:【CoC】


【SG】

(用語:SG)
シミュレーションゲーム(Simulation Game)の略称。実際の戦場などをボード上に起こし、参加者それぞれの戦術、戦略を駆使しプレイするゲーム。ウォーゲーム。
シミュレーションゲームが日本に紹介されたときからの略称。しかし、コンピュータ上で行えるシミュレーションゲームが世間に広まり、雑誌に紹介されるようになると、出版社の都合でSLGという略称が使われるようになり現在に至る。
SLGという略称は、SGという略称だとシューティングゲーム(Shooting Game)と混同されるため、シューティングゲームにSTGの略称を、シミュレーションゲームにSLGの略称をパソコン雑誌でつけたのが始まりという説が一般的である。

関連:【ZOC】 【ストラテジー】


【SRS】

(用語:TRPG)
「スタンダードRPGシステム(Standard R.P.G. System)」の略称。
FEARが『アルシャード』として発売したシステムのコアルールを、汎用システムとして公表したもの。
ユーザーはこのシステムを使ったゲームを自由に作成することができ、また申請すれば商業作品としての使用も可能となる。
アメリカの"d20System"に影響を受けた頒布モデルである。

関連:【d20 System】 【FEAR】 【コアルール】 【スタンダード】 【汎用システム】


【SW】

(作品:TRPG)
富士見書房から発売されたTRPG「ソード・ワールドRPG」シリーズの略称。
1989年に発売された、国産TRPGとしては古参の部類に属するファンタジーRPG。比較的軽易なルール、文庫型という出版形態、そしてリプレイやライトノベルによる広い商品展開によって現在に至るまで多数のユーザーを擁するロングセラーとなった。
背景世界である「フォーセリア」は、『ロードス島戦記』や『クリスタニア』シリーズと共通しており、相互に関連している。
卓上ゲーム板においてSWと(ただし書き無しで)書かれた場合、「StarWars」を指すことは少ないので注意されたし。

関連:


【S=F】

(作品:TRPG)
ホビージャパン及びエンターブレインより発売されたTRPG「セブン=フォートレス」シリーズの略称。
魔法世界「ラース=フェリア」を舞台に、少年漫画的なバトルを繰り広げるファンタジーRPG。リプレイが先行したため過激な描写が印象深いが、システム自体はダンジョン攻略など戦術的側面が強い。
後に、デザイナーである菊池たけしの諸作品とのリンクが明示された。

関連:【NW】 【菊池たけし】






タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年06月26日 23:36