ら行5

        ろ




【ロー・ファンタジー】

【用語:その他】
ファンタジー物語の分類区分の一つ。ハイ・ファンタジーの対義として言われることが多い。
現実世界、あるいは現実世界と明確な関連性を持つ異世界を舞台とするもの。
物語では「はてしない物語」、TRPGシステムでは「ナイトウィザード」「輪廻戦記ゼノスケープ」などが該当する。

関連:【ハイ・ファンタジー】 【ファンタジー】



【ロールプレイ】

(用語:TRPG)
(1)
Role-Play。役割を演技すること。由来は臨床心理学の用語。
「作中世界の登場人物として、キャラクターの人格になりきって振舞う」ものと「ゲームの駒として、キャラクターに期待される作業を遂行する」ものと、二つの解釈がある。

(2)
演技をせず、ただ単にダイスを振るだけの行為。この場合、ダイスを振る行為をもじって"Roll-Play"と呼ばれる。

関連:【キャラクタープレイ】


【ロールプレイ支援システム】

(用語:TRPG)
PCとしての演技を推奨し、そのための手掛かりを与えるシステム。
キャラクターの感情や人間関係をデータ化し、演技の一助とするシステムや、良い演技を評価し、褒賞としてゲーム上の優位を与えるルールなどが存在する。
ただし、これらのシステムは煮えたセリフの応酬やなりきり演技を誘発する可能性が高いため、好みが大きく分かれ、敬遠する人も多い。
このシステムを組み込んだTRPGとして『天羅万象』シリーズ、『エンゼルギア』、『異界戦記カオスフレア』、『番長学園!!』シリーズ、『熱血専用!』などがある。
しばしば「セッション支援システム」と混同されるが、セッションを重視したシステムがロールプレイを重視するとは限らない。

関連:【セッション支援システム】 【煮えたセリフ】 【ロールプレイ】


【ロマン組み】

(用語:TRPG)
キャラクター作成において、実用性以上に「カッコよさ」「キャラクターらしさ」を重視すること。「ロマンビルド」とも呼ぶ。

1990年代後半~21世紀あたりから、TRPGのキャラクター性の表現力が飛躍的に向上し、ダイス目次第でどんなキャラクターになるかわからないというクラシックスタイルよりも、まるでレゴブロックで人形を作るような「様々な選択肢から自分の考えたとおりのイメージのキャラクターを組む」というゲームが和洋ともに主流になった。そのため、「ゲーム的にはそこまで強くなくても、やりたいイメージを突き詰めたキャラクターを作成する」というスタイルを好む人が多く出てきた。ゲーム的な有利不利より大切なものがあるというこだわりを指してこれを「ロマン組み」と呼ぶ

ロマン組みの対義語は「マンチ組み」。こちらは「キャラクターの明確なイメージを持たずに、ただひたすらゲーム上で有利になるようにキャラクターを作りこむ」スタイルのこと。イメージに縛られずにキャラクターを作成できる一方、イメージがないためにどんなキャラクターなのかを言葉で上手く説明しにくくなる。そのため、高度なロールプレイ能力が求められる。

どちらのスタイルもあまりに度が過ぎるとゲーム進行に支障をきたす恐れがあるため、卓上ゲーム板では侮蔑の言葉として使う人もいる。

これらの用語の初出はホビージャパンのゲーム雑誌「ゲームぎゃざ」のD&Dのサポート記事とされている。



          わ行→

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年04月06日 22:59