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【並列型特技】

(用語:TRPG)
特技/特殊能力/魔法などを習得するとき、リストの中から好きなものを選んで習得することができるルール。
技量の向上は、特技そのもののレベルアップや、他の特技との組み合わせによって表現される。
この方式を採用しているシステムの例としては『アリアンロッドRPG』、『ダブルクロス』などがある。
初期段階からプレイヤーのイメージに合わせた多彩なキャラクターを作りやすい。その点で単発セッションにも適している。
その一方でキャラクター作成の幅が大きいために、キャラクター作成に時間がかかるのが欠点である。

関連:【直列型特技】


【ペイント問題】

(議論:TRPG)
「プレイヤーキャラクターがすぐ気付くはずの情報を、プレイヤーに(深く追求されない限り)知らせない」というマスタリングに関する問題。『ソード・ワールドRPGリプレイ風雲ミラルゴ編』におけるGM清松みゆきのマスタリングに由来する。
(以下はリプレイのネタバレを含むため、白字で隠してあります)
冒険者パーティーは、キャンペーン中で「顔にペイントを施す」風習のある部族から追われるようになった。この部族にとって顔のペイントは宗教的な意味を持つもので、GMも敵の刺客たちがペイントを欠かさず、またペイントを落とされれば自殺するなどその重要性を強調していた。そしてキャンペーン終盤、パーティーは彼らに接触してきた人物から「伝染病が発生しているので予防薬を飲んでおけ」と薬を差し出される。実はこの人物も顔にペイントをした敵部族の刺客だったのだが、GMは「聞かれなかったから」その人物がペイントをしていることをプレイヤーに教えず、PCたちは不振がりつつ薬(実は痺れ薬)を飲んで倒れ、生け捕りにされてししまった。
GMはリプレイ単行本の解説で、このマスタリングが「ほとんど反則」「卑劣技」であると認めつつも、このくらいのトリックは自力で乗り越えてほしかったとコメントしている。しかし、「見ればすぐ分かる」「重要な」情報を、GMに都合のいいときだけ教えないというダブルスタンダードに対する批判、また、なまじ熟練したプレイヤーは、序盤から中盤にかけてのピンチをゲームのスパイスとしてあえて受け入れることがあるため、この状況はGMが狡猾に振舞ったというより、プレイヤーの厚意に甘えたと解すべきだという指摘が挙げられている。

関連:【清松みゆき】 【Gスラ問題】 【シー問題】 【プレイヤー知識】


【ヘックス】

(用語:全般)
hex(六角形)。ウォーシミュレーションゲームやボードゲーム、TRPGなどで使われる、地図の上に書かれた六角形のマス目のこと。促音抜きで「ヘクス」とも。
地図上での彼我距離を簡易的に示すための抽象化手法として用いられ、コンピュータゲームでも広く使われている。
なお、地図を六角ではなく四角で区切ったマス目のことは「スクエア」と呼ばれる。六角形のマス以外はヘックスとは呼ばないのだが、ヘックス=ゲームで使われる地図上のマス目のこと、という誤用も多々みられる。
ヘックスやスクエアをあわせた「地図上のマス目」全般の呼称としては「グリッド」というものがある。ヘックスも本来は「ヘキサゴナル・グリッド」であったが、SPI社によって「ヘックス」の呼称が定着した。

関連:【スタック】




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最終更新:2017年09月20日 17:08