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ヨーロッパの吸血鬼

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このページは「ヨーロッパに存在する吸血鬼の組織」についての情報を取り扱ったページです。
「アルバート・ローゼス」を始めとした日本への移住を行った吸血鬼に関しては「来訪者 吸血鬼」のページを、
銀誓館学園のジョブとしての「貴種ヴァンパイア」「従属種ヴァンパイア」についての情報は、能力者のページを参照して下さい。

ヨーロッパの吸血鬼について

日本への移住を行った吸血鬼とは異なり、ヨーロッパに残って「人狼」と戦い続ける事を選択した吸血鬼達です。
「原初の吸血鬼」が姿を現した後は、彼等に付き従う事から「原初派の吸血鬼」とも呼ばれる事があります。

  • まとまった一つの組織として存在しているのではなく、目的の異なる複数の組織が存在しています。
    中には人狼を倒す事で、最終的に「ヨーロッパの覇権」を得ようとしている組織や、「原初の吸血鬼」と呼ばれる強力な吸血鬼に率いられている組織もあります。
  • 同じヨーロッパの吸血鬼であっても、「運命の糸」が結ばれていない為に「原初の吸血鬼」やお互いの存在を知らない者達や組織も存在するようです。

  • 銀誓館学園とは敵対関係にあります。
    当初は「歴史も無い能力者組織」と評していましたが、幾度かの戦いを経て、敵として認めうる組織と認識を改められて来ています。
    • 「日本の吸血鬼」に対しては、「人狼から逃げ出した腰抜け」であると、侮蔑的な態度を取っています。
      (日本の吸血鬼側も、「逃げ出した」と言う事は自覚しています)
      また、日本の吸血鬼の内部にスパイを送り込み、銀誓館学園がヨーロッパに向かう事を知ったり、「見えざる狂気に陥った吸血鬼」を解放するなどの行動を取っていました。
  • 人狼」と敵対関係にあります。
    また、例え「夢による洗脳」が解けていたとしても、犯した罪は消えないものと考えており、洗脳が解けている人狼に対しても、敵対的な反応を示します。
  • 異形」とは基本的に敵対関係にありますが、必要に応じて取引などを行う事もあるようです。
  • 『伯爵』と「妖狐」の間には、何らかの関係性があるようです。

  • 「見えざる狂気」に陥った吸血鬼を「血を求め、自らの勢力を拡大する、ヴァンパイアの業に目覚めた方達」と認識しており、その行動を抑制する(棺に閉じ込める)事は「罪」であると考えています。
    →参考:時限トップ
    また、その考えから、原初の吸血鬼やモンスター化した吸血鬼など、より強力な存在に従う傾向があります。

  • 日本の吸血鬼がヨーロッパで放棄した「影の城」を利用する事ができます。
    これは、現在は別々の組織となっているものの、元々は同じ来訪者組織であった為です。
    • しかし、「六甲アイランドの影の城」は、城主「アルバート・ローゼス」が別組織として活動を始めてから建造されたものである為、使用する事ができません。
  • 「城」の内部は、日本の影の城とほぼ変わらないようです。
  • 上記以外には、原初の吸血鬼の一人「赤と黒の淑女オクタンス」が率いていた「吸血鬼艦隊」に積載されていた「影の城」が、長崎県の佐世保港沖の海中に沈められた状態にあります。
    また、『伯爵』の有していた特殊な「影の城」が、現在、札幌市に残されたままの状態となっています。

原初の吸血鬼と「ゲーム」について

原初の吸血鬼は、「見えざる狂気」に侵された貴種ヴァンパイアが「ゲーム」と呼ばれる儀式を経て、その身に非常に強力な残留思念を取り込んだ存在です。
自身の体内に「本物のゴースト」を取り込んでおり、それらを召還、使役する能力を有しています。
その力は非常に強大で、ヨーロッパの吸血鬼組織では崇拝を捧げられる対象となっています。

  • その存在が初めて確認されたのはフランスのマルセイユですが、原初の吸血鬼へと至る「ゲーム」は、日本でも行われています。
  • 日本で頻発していた貴種ヴァンパイアによる一般人の誘拐事件は、この「ゲーム」を開催する為に行われていたようです。
  • 「ゲーム」に失敗した場合、原初の吸血鬼ではなく、モンスター化した吸血鬼へと変じます。

原初の吸血鬼へと至る儀式「ゲーム」

この儀式は、以下のような手順で行われます。

  1. ゲームの会場となる屋敷や館に一般人などを集め、その人達を無残な方法で殺害し、非常に強い恨みの残留思念を蓄積する。
    これによって蓄積された残留思念は、特殊空間によって「死の追体験」をさせる能力を獲得します。
  2. 「死の追体験」を能力者、もしくは、能力者の素質を持つ一般人に体験させ、残留思念の影響を受けた「ゲームの駒」にさせる。
    残留思念の影響は、死の追体験に耐えた場合は駒になるだけで済みますが、耐えられなかった場合は精神を病み、「貴種ヴァンパイアを殺す」事だけを考えるようになるようです。
  3. 完成した「ゲームの駒」を殺害、もしくは、複数名を戦闘不能にする事で「ゲーム」は終了し、貴種ヴァンパイアは原初の吸血鬼へと変化します。
    なお、原初の吸血鬼に至る前に、貴種ヴァンパイアを倒す(戦闘不能~重傷にする)か、殺害する事ができれば、この「ゲーム」を阻止する事ができます。
  4. なお、ゲームに失敗した場合は原初の吸血鬼ではなく、原初の「なり損ない」とされるモンスター化した吸血鬼へと変化します。

吸血鬼株式会社の「ゲーム」

上記のように、ゲームを行う為には長期間に渡る準備が必要となっていましたが、これを効率化したものが「吸血鬼株式会社のゲーム」です。
手順が効率化された事で、より簡単に原初の吸血鬼を生み出す事ができるようになったようです。
このゲームは以下のような手順で行われます。

  1. 既に残留思念が蓄積されている「古民家」に、「ゲームを行う貴種ヴァンパイアが恨みを持っている一般人」を閉じ込める。
    舞台となる古民家は、地上げなどの方法で確保しているようです。
  2. 閉じ込めた一般人を「十分な時間」をかけて、貴種ヴァンパイアがじわじわとなぶり殺しにする。
    この一般人を殺害した時点で「ゲーム」は終了し、原初の吸血鬼が誕生します。

ヨーロッパの吸血鬼の種類

日本国内の吸血鬼と、その眷属に加えて「原初の吸血鬼」と、「原初の吸血鬼のなりそこない」とされる「モンスター吸血鬼」の姿が確認されています。
貴種ヴァンパイア」「従属種ヴァンパイア」「サキュバス」については、「来訪者 吸血鬼」などのページを参照して下さい。

原初の吸血鬼

貴種ヴァンパイアが非常に強力な残留思念を取り込んで変化した存在で、非常に強大な力を持つ吸血鬼です。

  • 体内のゴーストを召喚し、アビリティや使役ゴーストのように使用する能力。
    一度に複数のゴーストを召喚する事も可能で、ゴーストの軍団を作る事も可能です。
    • 召喚されたゴーストは、召喚した原初の吸血鬼のコントロール下にあります。
    • 体内に取り込めるゴーストの量は、個人の強さによって差があります。
      また、強力なゴーストは取り込めない場合があります。
    • 戦闘不能になるとゴーストの制御を失い自滅するようです。
    • 支配下にあるゴーストは、従来の性質とは違う特性を持つ場合もあります。(例:地縛霊の行動範囲の制約の消滅)
    • 召喚主が能力を解除する事で、召喚されたゴーストが消滅します。
    • この能力の対象となるゴーストは「地縛霊」「妖獣」「リビングデッド」「リリス」の4種類と、後述の一部の「抗体ゴースト」です。
      「メガリスゴースト」は使役する事ができないとされています。
  • 体内のゴーストを全て解放した場合、原初の吸血鬼としての能力を一時的に使用できなくなります。
    この場合、原初の吸血鬼は貴種ヴァンパイアの能力を用いて戦闘を行います。

  • 以下のアビリティを使用する事が確認されています。
    アビリティとして使用されるゴーストの強さに応じて、「基本(弱いゴースト)」「改(強いゴースト)」「奥義(ボスゴースト)」相当の威力と命中率を発揮します。
    • 【妖獣の蹂躙】
      召喚した妖獣で20m直線上の全ての敵にダメージを与える気魄属性のアビリティ。
      このアビリティは命中率が低め(命中精度が▲)になっています。
    • 【地縛霊の弾丸】
      召喚した地縛霊で20m1体の敵に遠距離攻撃をする術式属性のアビリティ。
    • 【リリスを喰らう】
      召喚したリリスを捕食して自分の体力を回復する気魄属性のアビリティ。
      回復と同時に20m全周の全ての敵に対して「麻痺」と「ブレイク」効果を与えます。
      なお、このアビリティは移動後も使用可能です。

  • 非常に強大な力を得た原初の吸血鬼は、伝承通り、「日光を嫌い」「流れる水を渡れない」ものとされています。
    但し、原初の吸血鬼としての力が弱ければ日光の下で活動を行う事は可能なようです。

抗体ゴーストとの関係
原初の吸血鬼は、抗体ゴーストを取り込み、従える事が可能です。
また、「万色の稲妻」そのものの力を取り込む事によって、既に体内に取り込んだ「 全てのゴーストを抗体ゴースト化させる 」事ができる事実も確認されています。
但し、以下の抗体ゴーストと「異形」は取り込む事ができないとされています。
  • 「抗体地縛霊(新規の取り込みのみ不可)」「ナンバード」「ルールー(トゥルダク)」

モンスター吸血鬼

原初の吸血鬼となる為の「ゲーム」に失敗し、半ばゴーストと混じり合った姿となった原初の吸血鬼の「なり損ない」とされる吸血鬼です。
原初の吸血鬼程の力は持ちませんが、通常の貴種ヴァンパイア以上の力を行使する事ができる事から、原初派の吸血鬼からは信奉の対象となる事もあります。

  • モンスター吸血鬼は、再度の「ゲーム」を行っても、原初の吸血鬼となる事はできません。
    自ら「原初の吸血鬼を超えた」と妄信する者なども多く見られる為、彼等が再度の「ゲーム」を行おうとする事は無いようです。
  • 依頼では多彩な能力を発揮しますが、リアルタイムイベントなどでは「真貴種ヴァンパイア」相当のアビリティを使用します。

吸血鬼株式会社

元人狼十騎士の一人にして、『伯爵』の従属種であった「聖女アリス」を代表とする原初の吸血鬼の為の支援組織です。
貴種ヴァンパイア、従属種ヴァンパイアの他に「ナイトメアビースト」を戦力として取り込んでいましたが、アリストライアングルでの戦いを持って消滅しました。

主要なNPC

ヨーロッパの吸血鬼は、大きく分けて「伯爵」寄りの人物と、それ以外の原初の吸血鬼(代表的な人物としては「赤と黒の淑女オクタンス」)寄りの人物の2パターンに分類されます。
「伯爵」側の吸血鬼の目的は不明ですが、それ以外の原初の吸血鬼側は「伯爵を日本に招聘する事」を目的として行動を取っていました。

  • 『伯爵』
「闘神の渦」を巡るサンフローランの町での戦いの際に始めて遭遇した、最も強大な力を持つとされる「原初の吸血鬼」です。
一人で万を超えるゴーストを支配下に置く他、自らの内の「闇」に、「影の城」や「大罪」と呼ばれる始祖の原初の吸血鬼など、多くの戦力を保有していました。
伝承の通り「日光を嫌い」「流れる水を渡る事ができない」とされていますが、その無尽蔵とも言える体内のゴーストを用いる事で、「闇を作り出す」「海を凍らせて渡る」などの常軌を逸した行動で、伝承を無視した行動を可能としています。
伯爵戦争の際に日本へと姿を現しましたが、妖狐の意向により、戦争終結後は大陸へと移動しています。

  • 情熱のブリュンヒルデ
『伯爵』の闇に隠されていた「秘されし大罪」の一つ、「情熱」を象徴する原初の吸血鬼です。
伯爵戦争の際は伯爵側の戦力として活動を行っていましたが、戦争後は離散した原初の吸血鬼達を集めて、独自の勢力としての活動を開始しています。
ブリュンヒルデの騎行での交戦後、何処かへと姿を消しました。

過去に登場したNPC

  • 吸血姫エレイン (一般原初側)
日本に移住し、銀誓館学園に加入した「アルバート・ローゼス」の従姉従に当たる貴種ヴァンパイアの少女。
アルバートの組織に放っていたスパイにより、銀誓館学園が「夢の中のネジ」から解放された人狼「ヘルムート」によってヨーロッパに招聘された事を把握し、現地の協力者を装って接触。
学園とヘルムート達を利用して「ヤドリギ使いの村」の情報を得た後、配下の吸血鬼を率いて祭りの中にある村を襲撃。
人狼、ヤドリギ使い、一般人に多数の犠牲者を出し、「ヨーロッパ人狼戦線1」の原因を作るも、そのヨーロッパ人狼戦線1において、直接、学園と交戦して敗北。
そのまま拘束され、日本へと身柄を移送されていましたが、後日行われた「エレインの処遇について」の投書の結果、拘束を解かれて解放。
(→参考:時限トップ

なお、この解放に当たって、運命予報士より
  • 「敵に捕まったが、何もされなかった」という荒唐無稽な処遇を受けた人間の言う事に説得力はない。
    エレインの組織における彼女の発言力は、これで完全に失墜するだろう。
と言うコメントがされていました。

  • 「エレインの処遇について」の投書結果
選択肢 投書数
エレインを処刑する 388人
エレインの幽閉を続ける 671人
エレインを解放する 1749人
合計 2808人

解放された後、シナリオ「絵葉書はヨーロッパの香り」「マルセイユの風 ~仏蘭西旅情~」「ヨーロッパ人狼戦線2」などにおいて、「原初の吸血鬼」の一人「赤と黒の淑女オクタンス」に率いられている姿が確認され、最終的には「吸血鬼艦隊」の際に学園と再交戦して戦死する事になりました。

  • イザベラ (所属不明)
闇の武道大会」に、ヨーロッパ代表チームのリーダーとして参加していた貴種ヴァンパイアの少女です。
彼女の他に、従者である従属種ヴァンパイアの「セバスチャン」、吸血グルメの貴種ヴァンパイア「アモン」、彼の従者である従属種ヴァンパイア「ジョルジュ」と、名も無き4名の従属種ヴァンパイアも確認されています。
彼女達が明確にどの吸血鬼組織に属しているか不明ですが、大会への参加理由はメガリスに在ったのではないかと見られています。
→シリーズシナリオ「【達人への道】」

  • 古老「ランカスター」 (一般原初側)
コルシカ島に発生した「闘神の渦」を奪取を目論みサンフローランの町に侵攻した吸血鬼勢力を率いていた「原初の吸血鬼」です。
『種蒔き』と呼称する行動を行う為に「闘神の渦」のエネルギー入手を目論んでいました。
登場当時は「オクタンス」よりも上の地位に就いていたようですが、「吸血鬼艦隊」の際には、ほぼ同格の扱いとなっていたようで、この戦いで戦死しています。
→リアルタイムイベント「ヨーロッパ人狼戦線2

  • 赤と黒の淑女「オクタンス」 (一般原初側)
「ヨーロッパ人狼戦線2」の際に姿を現した原初の吸血鬼の一人。
「吸血鬼艦隊」の「影の城」の主として、艦隊を率いて日本へと来襲。
途中、サンダーバードの空母ユナイテッドステイツを撃破し(2009/12/11の時限トップ)、同年12/20に日本沿岸に到着。
「吸血鬼艦隊」での交戦後、自身の「影の城」を海中に沈められたものの、生存していた数名の原初の吸血鬼を率いて、何処かへと姿を消した。

その後、配下のアレクサンドラが発見した「マヨイガ」を掌握するべく、行動を行っていたが、「マヨイガの戦い」において学園と交戦して戦死する事になりました。

  • 原初の吸血鬼「アレクサンドラ」 (一般原初側)
日本で行われた「ゲーム」によって原初の吸血鬼となった一人。
吸血鬼艦隊の際に「オクタンス」指揮下として学園と交戦し、その後、宮崎県を中心に活動を行っている模様。
消える古民家」にも姿を現し、「マヨイガ」に関して何らかの目的を持って行動していた。
オクタンス同様、「マヨイガの戦い」の際に戦死。

  • 聖女アリス (伯爵側)
元人狼十騎士の一人で、洗脳によって「伯爵」の従属種となった人物。
ナイトメアビーストの一人「魔法のボストンバッグ」を従え、伯爵の元で働かせていた。
詳しくは「来訪者 人狼」のページをご確認下さい。
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