Tolesの自動設計


三枚玉を例にして行う。パラメーターは下表のとおり。データファイル f50F35 に入力されているとする。

曲率半径      間隔    ガラス名    Nd         アッベ数                                                           
  50.0000   15.0000   BK7         1.516330   64.0608          ;    1-番目の面.                                         
-300.0000   15.0000                                           ;    2-番目の面.                                         
 -50.0000   15.0000   BK7         1.516330   64.0608          ;    3-番目の面.                                         
  50.0000   15.0000                                           ;    4-番目の面.                                         
 300.0000   15.0000   BK7         1.516330   64.0608          ;    5-番目の面.                                         
 -50.0000    0.0000                                           ;    6-番目の面. 
焦点距離50mm      F値3.5

三枚目のレンズの屈折率と放出面の曲率の最適値を自動計算(DLS)により求める。

まず、データファイルをロードする。「IMPROT_RDN」をダブルクリックするとファイルダイアログが開く




ファイル f50F35 を開く。




ファイルが読み込まれると次の画面が出るのでエンターキーを押して次に進む。




INITIALウインドウに戻る。「LCARD」をダブルクリックする。




「PROCEED」ボタンをダブルクリックして次のウインドウへ進む。




「DLSへの補助」タブをクリックし、「DLCTGN」をダブルクリックする。




データエディタが起動する。ここで計算で変化させたい面の曲率、面間隔、屈折率を選ぶ。




今回は3枚目のレンズの曲率、屈折率を変化させるので、曲率:000001、面間隔:000000、屈折率:001 と変更する。
ESCキーを押してエディタを抜ける。




入力したDLS制御データを保存するか聞かれるのでyを入力する。




「RET_CPT」ボタンをダブルクリックして計算に進む。




チェックを入れて「OK」をクリックする。




MAINウインドウに入る。「DLS」ボタンをダブルクリックする。




チェックを入れて「OK」をクリックする。




「OK」をクリックする。




「OK」をクリックする。




「OK」をクリックする。




DLSウインドウに入る。「最適化」タブをクリックし、DEX3をダブルクリックする。




自動計算が実行される。レンズ配置図(右上)、各収差(右下)が描画される。




計算結果を見ながら適当なところでnを押す。収差の和ファイが最小となった計算回数が示される。
データをメモリに取り込むためyを入力する




OUTPUTウインドウが出るが「キャンセル」をクリックして抜けて、DLSウインドウに戻る。




最適値のレンズ配置図と収差を描画させる。
「評価」タブを選択し、「LAFIG」をダブルクリックする。




この場合での最適値のレンズ配置図と収差が描画される。
引き続き各レンズについて曲率、面間隔、屈折率を変化させることを繰り返して、より収差の少ないパラメーターを求めてゆく。



まだよくわかってないが大体こんな感じだと思う。
最終更新:2011年07月15日 12:09