Minolta SR-2の分解(2011.2)


例によってカメラ屋さんのジャンクかご漁りにいったところ、探していたミノルタSR-2が1000円で置かれていた。
ファインダが汚いのと巻き上げが渋い以外には特に問題がない。脊髄反射で購入して、早速分解。

トップカバーは定石どおりに外れる。アイピースも外す必要があるので注意。



露出計がないのでたいへんシンプルである。



巻き上げ(シャッターボタンと同軸)とカウンター部もシンプルなつくりをしている。

ファインダ掃除のためプリズムを外そうとするが、プリズム押さえのばねが必要以上に
太くて強いのでなかなか外れない。戻すときに一本飛ばして行方不明になってしまった。

プリズム周りの遮光モルトが腐っていて、残念なことにプリズムの前面に一部めっきの剝れがあった。
フォーカシングをするときにはぼけて見えなくなるのが幸いだが。

ファインダー掃除と巻き上げ軸の辺りに軽くベンジン油をさして作業終了。

底蓋も開いてみる。こちらもシンプルである。



トップカバーと底蓋を元に戻して完成である。



購入時についていたMCロッコールを付けてある。オートロッコール探さなきゃ。

シャッターダイアルが不等間隔なのが、RF機の名残を感じさせる。LV値も併記されている。



ミノルタ初の一眼レフだが、よく整った美しい形をしていると思う。構造も手堅くまとめられている。
この後のSRシリーズは外付露出計固定のための治具や露出計の窓がついて素の美しさが損なわれてゆく感じがする。



-
最終更新:2011年02月17日 12:07