Miranda Autosensorex EE の分解(2010.12)

ミランダのEE機が欲しくなって探していたらヤフオクで出品があったので落札。
露出計が動かないジャンク品。例によって早速分解。

電池ボックスで電池が腐っていたので、このあたりの電極が怪しいと判断。
電池ボックスのある巻きとり側を分解する。
ミランダはファインダブロックを挟んで上蓋が分割されているので分解しやすい。

巻きとり軸の下が電源スイッチになっていて、ここにはベアリングの球が入っているので注意。



上蓋を外すと電極が出てくる。電池との接点が真っ青に錆びていたのでここを磨いて導通をとる。
メーターのチェックは、テスタを抵抗測定モードにして巻きとり軸下の電極と本体にテスタ棒を当てて通電させる。
幸いメーターは生きていた。



上蓋を閉じて組みなおすと露出計の針が動いた。ちゃんと明るさにも反応しているようだ。
EEモードでシャッターを切ると、明るさに応じて絞りも変化するので、針押さえ式のEEも生きているようだ。
巻きとり軸の下のスイッチで平均測光(A)とスポット測光(S)の切り替えができる。

レンズ絞り連動ピンは古いタイプではレンズの外側にあるが、オートセンソレックスではレンズの内側にある。
本体側にも連動ピンが追加されている。



とりあえず作業完了。後は遮光用にモルトと毛糸をつめれば写真が撮れるはず。



今回は故障個所が簡単に特定できて比較的楽な作業だった。いつもこうなら楽なのだが…



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最終更新:2010年12月14日 09:54