無題 オリ男×淡 ID:MOYM1W4M
第5局>>725->>736


    ベッドに腰掛ける男の股ぐらに金髪が押し込まれていた。
    薄暗い部屋の中、唾液の音がはしたなく響く。時おり、男の鈍い呻き声が挟まった。

   「ぷは……。気持ちいい?」

    大星淡が男の陰茎から口を離した。
    よだれがうっすらと糸を引く。見上げるその視線に男の目は虜になった。

   「ねえ。気持ちいいの?」

    問い詰めるように淡が口を尖らせる。男はたじろいで曖昧な返事をしてしまったが、その実は直ぐにでも射精してしまいそうな快感だった。
    が、どちらとでも取れる返事に淡は納得しなかった。頬を膨らませ、食い入るように股に顔を沈めて再び陰茎を咥え込んだ。

   「ん、んっ……」

    唾液が踊る音が再開する。淡の喉からはくぐもった苦しい声が骨に響いて漏れ出すが、男にしてみればそれは性感を刺激する材料に他ならない。

   「んっ、じゅぷ……んぷ、じゅるっ」

    淡の口が上下運動を速めた。口内で舌がせわしなく陰茎を舐め回し、亀頭への刺激を強める。男は汗ばんだ手でベッドのシーツを握りしめた。

   「ぷは、んっ、んっ、んっ」

    動きを速めながら淡は左手で横の髪を掻き分けた。
    艶かしいその動きが男の脳に更に刺激を与えた。彼は淡の後頭部に手をやり、彼女の頭を自分の股に押しつけた。

   「んぅっ……!?」

    淡の口に咥えさせたまま、肉棒は精液を解き放った。
    淡の喉からは苦しさと悲鳴が混じり、彼女の口内もまた唾液と精液が混ざりあった。
    淡は男の腕を撥ね飛ばした。そのまま部屋を出ていく。
    ぽかんと見送った男の耳に、洗面台の方から放水の音が入ってきた。それに唾を吐く音が混じり、その直後にうがいの音もした。

   「何でいきなり出すの?もう、さいあくっ!」

    部屋に戻ってくるや否や淡は吐き捨てるように言った。

   「口の中べったべたになるでしょ?何でそんなこともわからないの?」

    男はしゅんとして小さく謝った。「謝っても許さないから」と淡は強い口調を投げつけたが、男の陰茎に乱暴に手を宛がった。射精した直後の刺激に彼の口から苦痛が漏れたが、彼女は気にせずその亀頭を指で擦り続けた。
    しばらくそうし続けていると、男の吐息の熱が上昇すると共に陰茎は再び硬直した。

   「まったく、手までべとべとだよ」

    そう言うと彼女は、さっきまでの態度は何だったのか――手を口に当てて精液を舐め取った。まだあどけなさが残る少女のそんな淫らな姿を見て、男の肉棒はみるみるうちに硬度を取り戻していく。
    それを見た淡はにやりと笑みを浮かべ、男の膝に乗った。

   「じゃあ、罰ゲームね」

    スカートをたくしあげる。幼さが見てとれる真っ白な下着をずらし、自らの性器を露にした。
    身体をずらし、膣と陰茎を近づける。男が見る彼女の性器はてらてらと光っていた。
    男はそれに見とれていたが、はっと気づいて彼女に制止を呼び掛けた。しかし彼女は無視して彼の陰茎を掴んで引き寄せた。

   「じゃ、行くよ」

    亀頭が穴に引きずり込まれていく。

   「あ……っん」

    対面座位の状態で腰をゆっくりと降ろしていく。淡が堪えきれず口を開いた。
    互いの吐息が荒くなり、リズムが乱れていく。
    淡は男の身体に抱きついた。その小振りな乳房が制服越しに男の胸に当たり、互いの心拍と体温を全身で分かち合った。
    淡は男の首に顔をもたせて意地悪な声をかけた。

   「さっきみたいに勝手に出したら……赤ちゃんできちゃうよ?我慢してね」

    その小悪魔的で淫らな囁きだけでも既に我慢が切れそうだったが、男は背筋に力を入れて何とか堪えた。
    淡は小さく一息吐き、腰をゆっくりと上げ、そして一気に落とした。

   「あぁっ!」

    そのまま一定のペースで腰を上下させていく。膣の肉壁が亀頭を包んで締め付けながら動く。逆に、身体の芯を貫かれる淡も身悶えして快感を口から漏らす。

   「あ、はっ!ぁんっ……んっ、ん……!」

    膣内からは一気に愛液が分泌され、みっちりと閉ざされた結合部から溢れてスカートを濡らしていく。
    上下する腰は男の身体に衝突すると同時に小気味よい音をリズムにして刻んだ。

   「ん……ひ、あっ!ん、はぁっ!」

    男の頭の中は陰茎と腰に加えられる衝撃に真っ白にされる。スカートの裾から両手を突っ込み、腰の向こうに手を回して淡の尻をがっちりと掴んだ。

   「んぁっ!?」

    男が腰を突き上げた。淡の体幹から頭の頂まで快感が突き抜けていく。

   「やぁっ!や、やめて……!ばか……!」

    ピストン運動を加速させる。その度に淡の神経に刺激が走り、全身から力を抜かせていく。

   「だめっ!ばか!だめだって!だめ!だめ!あっうぁっ、らめ……!」

    男が呻きを上げた。淡が悲鳴を甲高く上げた瞬間、男は肉棒を膣から勢いよく抜いた。
    先端から精液が飛び出し、スカートの内に飛び散る。汗と雄の匂いが淡の鼻に侵入し、彼女は眉を顰めた。

   「はぁ、はぁ……」

    二人の呼吸が荒く部屋に響いた。
    男は上半身をベッドに倒れさせ、淡もその上に倒れ込んだ。

   「中に出されるかと思った……」

    そんなことするわけない、と男。どこか誇らしげであったが、淡はそんな彼を見て侮蔑のような眼差しを向けた。

   「ところでさぁ、何でこんなに早く出ちゃうの?私まだ満足してないんだけど?」

    暫く呼吸音だけが続いたあと、男は突然淡を抱いて寝返りをうち、ベッドに押し倒した。

   「ちょ……なに」

    そのまま体を密着させ、首にキスを浴びせた。淡は煩わしそうに男の髪を引っ張る。それを意に介さず男は制服のスカーフをほどいた。

   「ちょっと……」

    チャックを下ろし、制服の前を開く。ブラを上にずらすと、手のひらにすっぽり包めそうな乳房と可愛く宙に向かっている乳首が露になった。
    淡の顔は仄かに紅潮していた。目を逸らしてどこか宙に目を泳がせていた。
    男はそんな彼女を見て気を良くし、乳首に吸い付いた。

   「んっ……」

    柔らかく弾力のある丘の肌とは違って乳首は固くなっていた。唇を合わせて甘く噛み、舌でちろちろと弄る。吸い付きながらそれを持ち上げると丘も一緒に小さく持ち上がり、離すとぷるんと揺れて肌に着地した。

   「遊ばないでよ……」

    不満げに淡が言う。その行為を受けていじらしく甘い喘ぎ声を出していたというのに。
    男は淡のベルトを外し、スカートをずり下ろした。一言断りを入れ、下着も下ろす。秘所に触れていた部位は愛液が滲んでいた。
    クリトリスに指の腹を触れさせる。同時に淡の背筋が小さく跳ね、不意に声を上げた。
    そのまま突起を責め、同時に乳首を口に入れた。

   「ん……っ、あっ」

    声は小さいが、指の動きに合わせて反る体が確かに快感を現していた。

   「はっ、あっ……ん……はぁ……っ」

    クリトリスから一旦手を離し、膣に中指を滑り込ませる。淡の声が急に大きくなった。
    間を置かず人差し指も侵入させ、指を曲げて膣の壁を刺激する。

   「らめ……っ!あっ!あぁぁ……っ!」

    指の動きと合わせて淡の腰が上下する。愛液がどんどんと流れだし、指に対しての締め付けが厳しくなっていく。

   「あ……っん!あっ!やぁっ!あぁっ!」

    声に熱がどんどん籠り、情感が帯びていく。
    そろそろかな――そう思ったと同時に男は動きを止めて指を引き抜いた。

   「え……?」

    男の肉棒はとっくに勢いを取り戻していた。それにコンドームを被せ、淡の下の口に近づけていく。

   「あ……」

    淡の脚が男の腰に回り、肉棒を秘所へと誘っていった。男は指で調整し、そして一気に奥まで突き入れた。

   「あぁぁぁっ!」

    大きく角度をつけ、奥へ奥へと差し込む。
    快感が疲労を抑え込み、欲望のままに突き続けた。淡は口を懸命に閉じ、シーツを両手で引き寄せた。

   「うぁ、あぁぁぁぁぁ!!」

    淡の性器から潮が飛んだ。勢いよく男の腹にぶつかり、シーツに滴り落ちる。同時に二人の結合部を更に濡らした。
    恍惚の表情で、淡は喘ぎ声を惜しみ無く口から出した。

   「あぁぁぁぁぁ……ひあっ、はぁ……っ」

    息を止めて、男は更にピストンを速める。
    愛液と潮に十分に濡らされた淡の性器は淫靡な音を部屋中に響かせる。

   「あっ!……ん、ふあぁ……あっ!」

    何とか大きすぎる喘ぎ声を止めようと努力しつつも声を漏らす淡。そんな様子を見て更に性感を高めていく男。二人の絶頂は今にも重なろうとしていた。

   「あぁっ!らめ、イくぅっ!!」

    男は陰茎を引き抜いた。驚く淡の体を乱暴にうつ伏せにして、後ろから一気に突き入れる。

   「はぁっ!あっ!んぁぁっ!!」

    淡のまだ小さく幼い尻に男の腰が繰り返し押し付けられ、ぷるぷると揺れていく。

   「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

    淡の背が大きく仰け反り、膣が肉棒を容赦なく締め上げ――そして、淡の中で精液が一斉に放出された。

   「あぁぁ……はぁ……はぁ……」

    力尽きて倒れ込む淡。そんな彼女の首筋にキスをして、男も寄り添って目を閉じた。


   おわり
最終更新:2014年01月29日 04:36