無題 桃子×和 ID:moukN6xx
第5局>>308->>309


   なぜか二人きりで部屋でお茶する和とモモ

   「珍しい取り合わせですね、私達」
   「気にする必要ないっすよ、単なる偶然ということで
    それより気にしてほしいのは清澄さんちの部長さんっす
    手当たり次第女の子のハート泥棒はよくないっす
    …加治木先輩にもモーションかけるし」
   「そんなこと言われても、私にはどうすることも」
   「おっぱいさん、協力してほしいっす」
   「え?…おっぱいさんて… それで、協力とは何を?」
   「これから、キッスの予行演習つきあって欲しいっす」
   「な?! なにを、いきなり!」
   「加治木先輩に浮気されないためには、私のことだけ強く印象づけるしかないっす
    それには過激な行動も必要っす! この数日で実行したいっす!
    だから、おっぱいさん! その時、失敗しないためにも協力お願いっすう!」
   「ちょっと待ってください わ、私は、そういうのは… そんなわけで失礼します」
   「待つっす!おっぱいさん! ここまで聞いといて逃さないっすよお!!」
   「わわあああ!! と、東横さん! ちょっ、ちょっと落ち着いてえ!!」

   「はあはあ… 清澄のおっぱいさん… 意外と力強いっすね
    もう、いいっす これだけ抵抗されたら諦めるっす 私がどうかしてたっす
    だから、もう手を離して… おっ? ぱい…さん?」
   「いえ、その、東横さん やはり、キッスの予行演習… いたしましょう」
   「ええっ?! な、なんでそうなるんすか! あんなに逃げ回って暴れて拒絶したくせに
    やっぱり、初めては加治木先輩としたいっす! だからもうやめましょう!っす」
   「いいえ、やりましょう キッスなんて痕跡も残りませんし
    その時にはなれば初めてであるかのように装えばいいんです
    経験を得ることで、落ち着いて本番を迎えられることのほうが大切です」
   「おっ!おっぱいさん! そ、そんなクレバーっすか! 打算的っすか!
    乙女の純情ハート、どこいったっすかあ!!」
   「火をつけたのはあなたです!
    それと、その、おっぱいさんというのはやめてくれませんか 私は”原村和”です
    大体、あなただって結構重そうなのをお持ちじゃありませんか、東横さん!
    さて、それでは… 顔を背けないでください、やりづらいのでちょっと頭おさえますね
    では、参ります…」
   「わああ!! やめるっす! ゆ、ゆみせんぱーい! たすけて… むぐっ!」

   ガチーーん!
   「はあはあ… 歯が当たってしまいました、それでは角度を変えてあらためて…」
   「ふうふう… も、もう、やめよう… っす ん、むむぅ…」

   く…ちゅうぅぅぅ……
   (……とうとう… しひゃった…す… おっ…ぱい…ひゃんの…くち…びる
    とひきと… よだれ… ながれこんで… くるっすぅ…)
   (……とうとう… しひゃい…まひた… とー…よこ…ひゃんの…くち…びる
    とひきと… よだれが… ながれこんで… きま…ふぅ…)

   (……おっ…ぱい…ひゃん… いぃ…においっす… やあらかいっ…す…
    この胸のおおきひゃ、反則っす… やあらかすぎっ…すぅ…)
   (……とー…よこ…ひゃん… いぃ…におい…
    さきひゃんとは…ことなり… きゃしゃさがなくて… やあらかひ…)

   ……舌の…味が… これが…せっ…ぷん……

   不意に部屋のドアが開く
   「やっと、戻ってこれました、ありがとうございました」
   「ワハハ 清澄の大将は普段はマヌケ少女だというのは本当だな
    今度から一人で出かけないほうがいいぞ」
   「うう、はい 気をつけます… あれ? のど…かちゃん 何…してる…の?」
   「ワハハァ 見たぞモモぉ ゆみちんから乗り換えかあ?」

   「……えっ? ……ち!ちがうんです!さ、さきさん!」
   「……んぁ? ……ち!ちがうっす!蒲原先輩!これは… 加治木先輩には内緒に!…」

   「顔が真っ赤だね、の…和ちゃん… よだれが制服に垂れてるよ」
   「邪魔しちゃったなあ それじゃごゆっくりだ ワッハハ」

   …ちがう ちがうんですぅ……誤解ですぅ さきさん……
   …ちがう ちがうんですぅ……誤解っす ゆみせんぱいぃ…… 
最終更新:2014年01月08日 05:56