純なる想いを叶える智 京太郎×衣×智紀×純 衣の人
第4局>>400~>>457


   (と、智紀の奴凄いな、あ・・あんな凄いのをく、口で綺麗にするのかよ・・は、初めてだろう当然!?、初めてなのにその・・自分のでも無いのがついたモノをな、舐め取るって・・あ、あれには俺の・・そ、そうだ俺の!?) 
   「と、とととと、智紀、良いのか・・そ、それって、かなり俺のがついているぞ・・」 
    座る京太郎を見ながら、今から行われるであろう行為を想像した純は、京太郎のペニスについているモノの多くが自分のモノであることを思い出し慌てふためき、行為を行う智紀に訊ねた。 
   「元から、衣のした後でする気だったから・・・別に気にならない」 
   「い、いや、けどな・・その、お、俺は、その・・潮噴いただろう・・」 
    自分のモノでは無いモノを舐め取る事を気にした風も無い智紀に、潮も気にしていないのかを訊ねる純であったが智紀の答えは変わらず。 
   「特に気にしていない、それに潮を噴いたと言っても挿入状態だったから、ほとんど掛かっていないと思う」 
   「うっ・・た、確かに、け、けどな・・」 
    逆に納得させられてしまい、それでも舐め取られるのが恥ずかしいのか何とか反論しようとするも。 
   「もしかして・・純もお掃除フェラをしたい?」 
   「えっ、い、いや・・俺はそんなフェラなんてしたく・・・京太郎だって、俺にされても嬉しく無いだろう!?」(さ、さすがに舐めるのはな・・) 
    そこまで止められる事を不思議に思った智紀に、逆に聞かれてしまい慌てて否定しようとする純であったが、したく無いとは言い切れず、だが汚れている性器を舐めると言う行為に躊躇する面もあり、仕方なく京太郎に話を降るが。 
   「いや・・純がしてくれるなら嬉しいけど・・」 
   「なぁ!?」(う、嬉しいって・・お、俺が・・あ、あれを・・舐めたら京太郎はう、嬉しいのか!?) 
    予期せぬ京太郎の答えに、自分がフェラチオをしている場面を思い浮かべて頬を染める純。 
   「でも・・嫌なら無理してまでして欲しいとは思わないぞ、恋人には嫌な思いはなるべくさせたくないから・・」 
   「ま、まあ・・そうだな嫌なら無理するのはな・・」(い、嫌じゃなきゃ・・して欲しいのか・・やっぱり、したら京太郎は喜んでくれるのか、俺が・・京太郎を・・) 
    京太郎の補足する言葉を聞き返事をするが、純の頭は既にフェラチオの事でいっぱいになって、多少あった嫌悪感も恋人を自分の口で喜ばせられるという魅力の前では霞、流されそうになったのだが。 
   「純も決意ができたらさせてもらえば良い、私は先にさせてもらう・・」 
   (と、智紀・・そう言えば智紀が先にしたいって言っていたよな、それに衣から譲って貰ったのって智紀だよな・・だったら、ここで俺がしたいって言っても・・邪魔するのも)「あっ、ああ・・そうだな・・」 
    自分より先に自分より強く、やる気を前面に押し出した智紀の前では、流石に欲を出すのも気が引けた純は素直に引き下がる。 
   「・・京太郎・・そろそろはじめて良い?」 
   「ああ、待たせて・・ごめん」 
   「気にしていない、元々純に訊ねたのは私だから・・だから京太郎も気にしない」 
    待たせたことを謝る京太郎に、智紀は首を横に振って否定した。 
   「・・そうか、じゃあ・・お願いできるかな」 
   「任せて・・と言っても初めてだから衣の様にはいかないと思う、でも・・頑張るから、だから私の口で・・気持ちよくなって欲しい・・」(・・もしも京太郎が喜んでくれたら・・) 
    京太郎にお願いされやる気を更に掻きたてられた智紀は、初めての行為に少し自信の無い様子ではあったものの、気合とやる気、そして想像力だけは充分で、京太郎が気持ちよくなった姿を思い浮かべ・・口元に笑みを浮かべていた。 
   (智紀の奴・・やる気充分だな、まあ・・そりゃそうか、あんな風に頼まれたら・・俺だって・・、きょ、京太郎も・・俺がするって言ったらあんな風にお願いして・・) 
    京太郎と智紀のやり取りを見ていた純は、智紀と同じ言葉を自分にむけて言われた場合を思い浮かべ心臓が大きく脈打つのを感じた。 
   (す・・凄いな、でも・・本当に向けられたらもっと・・・って、妄想している場合じゃないよな、でもお願いは俺がしたいって言わないと、で・・でも言える状態じゃないし、それに次は衣だから・・できるとしてもその次・・・うん?) 
    最初からフェラチオをやる気だった智紀もそうだが、一度順番を譲ってもらった衣の時も割り込む気がしない純は、次に自分の順番を想像した時、ある事に気付く。 
   (京太郎はもう四回射精しているよな、智紀と衣が一回ずつだとしても次の俺の番でな、七回目!?・・さ、さすがに・・それは、いや・・でも・・) 
    純は侮ってなどいない、既に自分の予想を上回っているのだから当然か、だがだからこそ分からない次に自分の番が廻ってくるのか、純は廻ってこない可能性を高く感じていたが、衣の言葉が頭の隅に引っかかっていた。 
   (これ以上考えてもな・・・でも、さすがに邪魔するのはな・・)「な、なぁ・・衣、こんなこと聞いても良いか分からないけどよ・・京太郎って何回位できるんだ?」 
    既に自分が想像できる範囲では無く、考えるのを早々に放棄した純は、本人に聞くかとも思ったが、盛り上がっている京太郎と智紀を邪魔する気にはなれず、今はまだ暇そうで先ほど侮るなと言っていた衣に訊ねる。 
   「う~ん・・京太郎は絶倫だからな、六回から八回ほどと言ったところか・・」 
   「は、八回!?・・八回って、あ、あんなのが八回も続くのか?」(八回って、あ、あんなのが後、四回も続くのかよ・・幾等なんでも・・で、でも絶倫なら・・嫌、でもな・・) 
    衣の口から聞こえてきたのは、純の予想を大きく上回る、いや飛び越える結果で信じる信じない以前に混乱しまくる純。 
   「俄かに信じ難くとも無理は無い、だが京太郎は凄いんだ・・まあ八回と言うは多いときの話で、無論・・そこまで回数が至らない場合もあるがな」 
   「まあ・・そりゃそうだよな・・」(六回って可能性もある・・いやその方が高いか、それでも充分凄いけど、でもそれだと後二回だから、つまり俺には・・廻ってこないか・・) 
    八回よりも六回の方が納得の行く純、だが少ない方で考えて場合の自分に廻ってくる可能性の低さにがっくりと肩を落としうな垂れる。 
   (まあ・・仕方ないか、ああ言ったのは俺だしな、それにこれで恋人関係がどうにかなる訳でも無いから、幾等でもチャンスはあるだろう・・) 
    何かと理由をつけて諦めようとする純、しかし喜んでほしいと思う気持ちと、好きな人を喜ばせたいという欲望はそう簡単に治まる、抑えられるものではない、故に。 
   「はぁぁ・・でも、俺もしたかったな・・」 
    溜め息と共に心の声が漏れる、だが純は気付かない、と言うよりは想像すらしていない、自分が今何を言っているかなど、だから。 
   「したかったって・・フェラチオを?」 
   「はぁぁ、それ以外になにがあるんだよ、あんな態度とって、こんな事思うのはわがままに見えるかもしれないけどよ・・でも、やっぱり好きな人が喜んでくれるって聞くと・・してやりたくなるだろう・・」 
    問いかける言葉に答える純、意識していない為かあまり恥ずかしそうにせず、ただ思い感じていることを口にした。 
   「わかる、確かに京太郎が喜んでくれるなら・・やる気が出る」 
   「だろう・・俺だって、京太郎を喜ばせたいって言うか、喜んで欲しいって気持ちがもある・・でも幾等やる気出しても回数はどうにもなら無いからな、はぁぁぁ・・譲ってくれとは言えないからな・・」 
    同意してくれる声が嬉しかったのか、更に話し続ける純、だができないと言う事実を自らで再認識すると溜め息をついて、無理そうな願いを口にする。 
   「・・譲るのは無理・・」「わかっているよ・・そんなの・・言われなくても」 
    あまりの予想通りの答えに、思わず苦笑しながら頷く純、しかし、話しかけた相手の言葉はそこで終わっていなかった。 
   「譲るのは無理だけど・・一緒にするなら・・」 
   「一緒にって、二人で京太郎のを舐めるのか、・・・ううっ、確かにそれなら俺も智紀も京太郎を喜ばせることができるか・・・い、いや、でも・・それだと俺はよくても・・その智紀や・・衣は・・」 
    想像すらしていないかった案に、その光景を思い浮かべて頬を染めた純、それは自分も智紀も、そして京太郎も満足させられる名案に思えたが、自分は問題が無くても智紀と衣の気持ちを考えれば、直ぐに首を縦に振ることはできなかった。 
   「衣は問題ないぞ、二人一緒でなら・・時間もあまり変わらないだろうからな、それに京太郎を、恋しい相手を気持ちよくさせて、喜んで欲しいと言う気持ちはよく分かる・・京太郎も問題なかろう?」 
   「えっ・・ああ、って言うか、俺はしてもらう方だから・・純がそれで良いなら、問題ないぞ」 
    そんな問題は不要とばかりにあっさり提案を肯定する衣、最後に京太郎にも意見を尋ねるが当然純が嫌がっていないのならば問題ないと改めて強調した。 
   「そ、そうか・・衣も京太郎も問題ないか・・って、えっ!?・・な、なんで・・二人が返事を・・って言うか、お、俺もしかして・・声に出ていたのか?」(って言うか、い、今話していたのが、衣でも京太郎でもないって事は・・つまり) 
    ようやく純も、自分が頭で考えているだけではなく言葉にしていた事も気付き顔を上げる、それと同時に気付く今の返事をしたのが衣と京太郎であるのならば、今純が話している相手はそれ以外と言う事になる、つまりは。 
   「・・純・・もしかして私と話をしている・・つもりじゃなかった?」 
    純の態度を不思議に思ったのか、智紀は疑問に感じたことを訊ねながら首を傾げた。 
   「うっ、そ、それは・・その、はぁぁ・・その通りだ・・」 
   「なるほど・・・道理で素直すぎると思った・・」 
    言い逃れする気も起きなかったのか、純の素直な答えに疑問が解けてすっきりとした表情の智紀。 
   「わ、悪かったな・・どうせ俺は素直じゃねぇよ、・・・そ、それよりも智紀、京太郎のまだ綺麗になってないけど、お前なんでまだしてないんだよ?」 
    恥ずかしさから話題を変えようと、純はちらりと視界の隅に入った、まだ汚れている京太郎のペニスを見て智紀のフェラチオに話題を逸らそうとするが。 
   「しようとしたら『八回』って純の声が聞こえたから何事かと思って中断したら、その少し後に『したかったな』って言うから、それで・・したかったのはフェラチオか否かを訊ねたら・」 
   「わ、わかった・・邪魔して悪かったな・・」(俺の責任か・・) 
    淡々としていながら分かり易い智紀の説明を聞き、結果として更に自分を辱めることになった純は慌ててそれを止めて謝るが、智紀はゆっくりと首を左右に振る。 
   「それは良い、それよりも・・今は純に聞かなければならないことがある・・」 
   「な、なんだよ・・これ以上何が聞きたいんだ!?」(もう話すことは無いだろう・・あれが本音だって言ったんだし・・) 
    智紀が何を聞こうとしているのか、皆目検討も付かず体と表情を強張らせる純、そして智紀の口がゆっくりと開いた。 
   「するの?、しないの?」 
   「なぁ!?」(するか・・しないかって、フェラチオをだよな・・ど、どうする・・) 
    とても短く単純で主語も無い問いであったが、純は何を問われているのか直ぐに理解して考えようとするが。 
   「・・・したくないなら・・私は一人でするけど」「くぅぅ・・」 
    熟考する時間は与えられず、智紀に直ぐに答えを出すように求められ戸惑っていると。 
   「純、純の気持ちはよくわかったから・・さっきも言ったけど、無理しなくても良いんだぞ」 
   「京太郎・・」(そうか・・京太郎もちゃんと返事していたんだから聞いているよな・・俺の本音、・・はは、何を躊躇しているんだ俺は・・もう隠すことも無いだろう) 
    自分を気遣う恋しい人の言葉で、純は先ほどまで漏らしていた本音を聞かれていた事を思い出すと、悩んでいる事が馬鹿らしくなり、笑って智紀の問いに答えた。 
   「智紀、俺もするぞ・・良いよな?」 
   「純・・もちろん、駄目なら提案なんてしない」 
    悩みを吹っ切った純の笑みを見て、智紀も満足そうな笑みを浮かべた。 

    純はベッドから降りると智紀と一緒に、ベッドに腰掛けている京太郎のペニスが目の前に来るように床に腰を下ろす。 
   「あ・・改めて見ると、大きいな・・これが・・俺の膣内に・・はぁぁ」(こ、こんなに・・沢山、俺のが・・凄いにおいが・・) 
   「うん・・こんなに大きいのが、私の膣内で暴れて・・気持ちよくしてくれた・・、その証拠に純と私と京太郎の・・色々液隊でべとべとして、エッチな匂いが・・はぁぁ」 
    改めて見る京太郎のペニスの大きさに驚く純と智紀、それと同時にペニスに纏わりつく、自分達の初めてを捧げ証の破瓜の血と愛液と精液の後を見て、その独特の雌と雄が交じり合った薫りを嗅いで艶かしい息を漏らす。 
   「あの・・確かめるのは良いんですけど、そのまま放って置かれると少し辛いんですが」 
   「へっ・・あっ、そ、そうだったな・・うん、そろそろ始めないとな、初めだから上手くいかないかも知れないから・・何か不味いところがあれば言えよな」(や、やばい・・匂いを嗅いでいたら、さっきの事思い出して意識が飛びかけた・・) 
   「うん・・直ぐにする、駄目なときは指摘してくれると良い、それと・・気持ちよくても・・教えて欲しい」(匂いに・・興奮している?、早く・・始めたい・・早く喜ばせたい) 
    強い匂いにトリップしそうになる純と智紀、しかし京太郎の辛そうな声に我を取り戻し、直ぐに行為を始めることを告げるが、やはり初めてだからか少し感じていた不安も口にした。 
   「ああ、ちゃんと言うよ・・だから頼むな、純、智紀」 
   「ま、任せろ・・」「うん・・気持ちよくなって、京太郎」 
    京太郎の顔を見上げながら微笑んだ純と智紀は、左右からそれぞれ舌を出しながら顔を近づけてゆき、そして。 
    ぺろーーーーん・・ぺろーーーーん・・×2 
    左右の動きを合わせるように、ペニスの根元からカリの部分までの汚れを舐め取る純と智紀。 
   「うん・・いいですよ、くぅ・・」 
   「ふぉーか・・」(よし・・最初はよかったみたいだな、しかし・・口の中べたべたで、嗅いでいる時より、強い臭いで・・味も変だし、これって京太郎の精液・・それとも俺か智紀のか?・・い、いや・・あんまり考えないでおくか・・) 
   「ふぅ・・わかった」(最初は特に困ってない・・問題はここから、それにしても匂いが凄い何か体が熱くなるような、それに味も・・ごくっ、喉に引っかかるような・・粘々してて、これが精液の・・いや私たちのも混ざった味?、まあどっちでもいい) 
    まずは最初の一手でミスをしなかった事に安堵する純と智紀、初めて口にする味とそれに伴い口の中に広がる香りに少々戸惑いながらも、純は気恥ずかしさから、智紀は優先すべき事柄から、それぞれ意識を切り替えて次の行動に移る。 
   「純・・悪いけど、先っぽ貰う・・」「えっ・・さ、先っぽ?」 
    智紀は突然そう宣言すると、戸惑う純を尻目に京太郎の亀頭を銜え込んでまだ手付かず、いや舌付かずの亀頭に残っている色々なモノを激しく舐め取る。 
    ぺろぺろぺろぺろ 
   「くっっ・・と、智紀、良いぞ・・舌が亀頭を撫ぜているが・・分かる」 
   (やっぱり・・これで良いんだ・・)「ぷはぁ・・わかった、続ける」 
    自分の考えが間違い出なかった事を確信し安心した智紀は、京太郎のペニスを更に綺麗に、そして京太郎を気持ちよくするべく更に続けようとする。 
   (と、智紀の奴・・凄いな、あ、あそこって・・おしっこも出るとこだろう、で、でも京太郎の奴気持ち良さそうだな・・って感心している場合か、お、俺も・・するんだろ、でも先っぽは智紀だよな、なら・・俺は・・) 
    智紀の行為に感化されたのか、純も京太郎を気持ち良くさせようと思うが、亀頭の方は智紀が咥えている為に何もできないと判断すると、視線を下に向けて意を決する。 
   「お、俺もするぞ・・京太郎、痛かったら言えよな!」「へぇ!?」「んんっ!?」
    純も宣言をして口を開いたかと思えば、直ぐに京太郎の左の玉袋を銜え込む、その行動には突然感触を感じた京太郎だけではなく、亀頭に奉仕を続けている智紀も驚いた。 
    れろれろ・・ぺろぺろ・・れろれろ・・ 
    塗れていた液体の一部は重力に従い下に垂れてきていて、それらは玉袋まで至っており、純は口に含みそれらを舐めて取りながら、舌先で弄ぶように玉を転がす、もちろん男性の弱点である事はわかっているので、なるべく優しくだが。 
   「そ、そこはぁぁ!、くっっっ・・はぁぁ、じゅ、純・・初めてなのに・・そこまで、それに上手いな・・あんまり強くされると、あれだけど・・ほどよくて気持ちいいぞ」 
    初めてフェラチオをする、純にここまでされると思っていなかった京太郎は一瞬驚き体を硬直させたが、直ぐに純の見事な舌遣いに緊張は和らぎ感嘆の声を上げた。 
   「・・はぁぁ、・・空腹しのぎにアメとかよく舐めていたからな、玉上のも転がすのは得意だ・・」(よし・・大丈夫みたいだな、それなら・・もう一つの方も) 
   「・・まふぇられない・・」(私も・・京太郎を喜ばせる) 
    褒められたことで自身の行動と舌遣いに自身が持てたのか、純は綺麗になった方を離してもう一方の玉袋を食え込む、それを見ていた智紀も対抗心に駆られ口の動きを再開させた。 
    あむぅ・・あむぅ・・あむ・・ぺろぺろ、ぺろぺろぺろ・・ちゅぅぅぅ 
   「純・・くぅ、そこだけじゃなくて・・竿の部分・・そう・・良いぞ、智紀・・まだ尿道にも残っているから・・くぅぅ、そうだ・・吸い出してくれると気持ちいい、はぁぁ・・純も智紀も上手いな・・凄く気持ち良いぞ」 
    上下から責めてくる純と智紀に、気持ちのよい場所やして欲しいことなどを告げ、それが叶うと京太郎は溜め息をついて、満足気な笑みで感じていることを素直に告げる、それはもちろん純にも智紀にもしっかり聞こえており。 
   (俺・・口で京太郎を喜ばせているんだな、なんだろう・・凄く嬉しいな、衣がフェラチオしたがるのも納得だな、こんなに嬉しいなら・・って、まだ終わって無いんだから気を抜いた駄目だろうが、さ、最後まで気をぬかずに・・ふふ) 
    自分が京太郎を気持ち良くできていると言う事実に、幸せで胸が熱くなる感覚を覚えながらも、まだ行為が終わっていないので気を引き締め直し取り掛かろうとする純、しかしその嬉しさは簡単に抑えきれず、その口元からは笑みが零れていた。 
   (ああ、熱い、京太郎が喜んでくれている私と純の口で、私も喜ばせている、そう考えると胸が、体が、意識が熱くて溶けてしまいそう、でもまだ駄目、溶けるのは京太郎のおちんちんを綺麗にして、もっと喜んでもらって、それで)「・・あっ」 
    京太郎の言葉で体を火照らせる智紀、それはとても幸せな熱さで、そのまま身を任せたくなるが、純と同じくまだ行為が終わっていないことを認識して続けようとする、 
   だがその後に続くであろう展開を考えた瞬間、ある事に気付いた智紀の動きは止まりペニスから口を離して小さな声を上げた。 
   「うん?」「どうした智紀、もしかして嫌に・・はならないか、疲れたか?」 
    てっきり行為を続けるものだと思っていた純は驚いて同じく口を離して首を傾げる。 
   一方される側の京太郎も不思議そうに首を傾げる、一瞬臭いや味で嫌になったのかと想像するが、それならばもっと早く離しているはずだと思いその考えを捨て、別の理由を考えるが、智紀はそれに対して首を横に振る。 
   「違う、嫌になって無いし疲れてもない・・ただ、このまま位置関係で続けて、京太郎が今よりも気持ちよくなってくれたらって・・想像したら、少し問題があるかと・・」 
   「京太郎が気持ちよくなって・・それの何が問題なんだ?」 
    抵抗感もなくなり、すっかりフェラチオに見せらていた純は、別段問題も無いと言いたげな表情で首を傾げる、もちろん智紀も京太郎を気持ちよくさせる事には抵抗などあろう筈も無い、ただ智紀が気になっていたのは。 
   「智紀・・もしかして、俺があのまま射精まで行ったら、全部・・は無理でも、大部分を浴びるのは自分になるって、それを気にしているのか?」 
   「・・そう、射精は・・京太郎が気持ちよくなって、絶頂に達した証だから・・純はそれでも良いの?」 
    話を聞いていた京太郎が、智紀の言いたいことを読み取り代弁すると、智紀は大きく頷き改めて純に訊ねた。 
   「京太郎が気持ちよくなってくれた証・・そ、そりゃあ欲しいけどよ、でも・・出る所は一つだろう、だったら・・最初からする予定だった智紀が貰うのが当然だろう、お・・俺はさせてもらっただけでも」 
    問われた純は包み隠さず本音を口にするも、智紀の好意で参加させてもらった負い目からさせて欲しいとは言えずにいた、ただ純の本音を聞いた智紀は口元に笑みを浮かべた。
   「うん・・確かに、精液が出るのはおちんちんの先っぽ・・銜え込めるのは一人だけ、そう・・あくまでも銜え込むのなら・・一人が限界と言う事、だったら・・咥えなければ良い」 
   「へっ・・で、でも・・受けるって言うなら・・口じゃないのか?」 
   「受け方にも色々ある・・そして私は、京太郎の気持ちよくなった証を・・受け止められれば・・何処であろうと構わない・・だから・・京太郎、ちょっと・・失礼する・・」 
    頭に疑問符を浮かべまくる純を見て、智紀は楽しげな笑みを浮かべると、京太郎に一言断りを入れて両乳房で京太郎のペニスを包み込んだ、すると智紀の胸の谷間から京太郎のペニスの先端が顔を覗かせた。 
   「京太郎のおち・・おちんちんを、胸で挟んでって・・そ、そのまま胸でするのかよ!?」 
   「正確には胸と口で、ところで京太郎はパイズリされるの・・嫌いじゃないかな?」 
    当然の行為に驚いて声を上げる純に、冷静に間違えている部分を訂正しながら、京太郎にこれから始める行為が嫌いで無いかを訊ねる智紀、決心して行動に移したものの、その顔には多少不安げな色が出ていた。 
   「ああ・・和にもしてもらったことあるしな、嫌いどころ好きだだぞ・・って他の女性の名前だしたら不味いか?」 
   「問題ない・・京太郎が嫌でならならば、それで良い・・さて純・・」 
    他の恋人の名前には特に反応をみせず、京太郎がパイズリを好きな様子に安心した様子の智紀は視線を再び純に移し声をかける。 
   「こうやって・・胸で扱きながら先っぽを舐めれば、咥え込まずに・・初心者の私達でも、京太郎を最後まで気持ちよくすることが出来ると思う・・そうすれば口内は無理でも、顔に浴びること位はできると思うけど・・どうする?」 
   「ど、どうするって、と、智紀は良いのかよ・・俺と・・っっぅ」(俺は馬鹿か・・ここまでしてもらって、何を聞こうとしているんだよ・・俺に気を使ってここまでしてくれたんだ・・ここはしないと悪いよな・・) 
    自分が愚かな質問をしようとしていた事に気付き、慌てて言葉を飲み込んで、己の愚かさを呪った純は、気を使ってくれた智紀の事を考えて直ぐに返事をしようとする、しかし。 
   (だぁぁぁぁ、違うだろう、智紀が聞きたいのはそう言う事じゃなくて・・京太郎が俺で気持ちよくなった証を・・口じゃなくて顔面でも受け取りかどうかだろう・・) 
    自分が考えていることが間違いである事に気付いた純は、改めてここまでしてくれた智紀の気持ちを頭の隅に置きながらも、己がどうしたいのかを考えようとするが。 
   (って、もう答え言っているんだから、今更考えるのも恥ずかしがるのも無駄か)「俺だって京太郎の気持ちよくなってくれた証欲しいから、口でも顔でもどこでも良いから・・だから・・するに決まっているだろう!」 
    先ほど自身が口にした言葉を思い出した純は、考えるのを止め、少し恥ずかしいのを我慢して、純は自分の気持ちを改めて素直に、そして力強く宣言するのだった。 

   「それじゃあ、そろそろ・・始める、京太郎・・パイズリは初めてだから上手く良くはわからないけど全力を尽くす・・だから、存分に・・気持ちよくなって欲しい」 
   「お、俺も・・全力を尽くす・・だから、い、いっぱい射精しろよな!」 
    緊張感からか肩に力が入り緊張した面持ちで始める前の決意を述べる智紀と純、そんな二人の言葉を受けて京太郎は口元に笑みを浮かべた。 
   「最初に言ったけど、智紀と純がしてくれるってだけ嬉しいから・・でも、してくれるなら俺も楽しませてもらうよ、だから・・気持ちよくしてくれよ、智紀、純」 
   「京太郎・・うん、任せて」「京太郎・・お、おう、任せろ!」 
    京太郎の言葉で智紀と純の顔から緊張感が多少抜け、更に京太郎にお願いされたことで、二人の体にやる気が満ち溢れ力強い言葉を返す。 
   (しかし、京太郎のおちんちん凄く熱くて、挟んでいるだけで・・全身にその熱が伝わってくるみたい・・って、いけない・・勝手に興奮している場合じゃない)「・・始める」 
    胸の谷間に挟まっているペニスの熱さに誘発されて、体の奥底が熱くなってゆくのを感じる智紀、そのまま流されたら奉仕をする前に終わってしまうと思い、気合を入れなおし一声だけ発すると動き出した。 
    まずは両乳房を掴んだ智紀は、その二つの肉の塊を擦り合わせながらゆっくりと上下に動かす。 
   「うん・・良いぞ、もう少し早くても良いぞ」 
   「わかった・・」 
    京太郎に言われるまま、智紀は胸を動かすスピードを上げる、ただ上げるだけではなく、時折ペースを緩めたりして変動を付けながら。 
   「はっ、くぅ・・良いぞ、うん・・そうやって不規則な刺激も・・気持い良いぞ!」 
   「うん・・もっと味わう、私も・・味わうから」
    智紀の大きく適度に柔らかい乳房によって与えられた刺激に、思わず声を上げる京太郎、それを聞いた智紀は嬉しそうな、そして楽しそうな笑みを浮かべながら、亀頭に向けて舌を伸ばす。 
   (京太郎凄い気持良さそうにしている、智紀も凄い・・幸せそうだし、あれって挟む方のも気持ち良いのかな・・俺の胸でもギリギリ・・) 
    体の一部を遣い、京太郎に快楽を与える智紀を羨ましそうに見つめる純、自然と視線は自分の胸に向いおり、頭の中で京太郎のペニスが挟めるかどうかを考えていた。 
    ぺろぺろ・・ 
   「・・苦い、これが・・我慢汁」 
   (って、考えるのは後だ、早くしないと智紀が一人で終わらせちまうから・・まずは、京太郎を気持ち良くする事だけを考えろ)「と、智紀・・俺もするぞ・・」 
    亀頭を舐めた後の智紀の感想を聞き、ふと我に返った純は、このままでは何も出来ずに終わってしまうと気付くと一声かけて、顔を出し智紀が舐めていた亀頭の先、鈴口の部分を舐める。 
    ぺろ・・ぺろ・・ 
   「うっ・・た、確かに苦いな・・なんなんだこれ?」 
    勇んで舐めたものの、予想よりも凄い味だったのか純も智紀と同じ様に顔を顰めた。 
   「それは京太郎がちゃんと気持ちよくなってくれている証だ」 
   「カウパー線液とか、我慢汁とか色々呼び名はありますけど、衣の言う通り・・気持ちよくなってくると、それが出るんですよ・・」 
    自身有り気に話す衣、それを足りないであろう部分を補足するする京太郎。 
   「そ、そうなのか・・そんなのが出るまで智紀の胸で気持ちよく・・」 
   「確かに、智紀の胸は気持ちよかったですけど・・さっき、智紀と純に舐めてもらって気持ちよくされていましたから・・それもあるんですよ」 
   「そ、そうか・・そうだよな、うん、じゃあ・・ちゃんと出させた責任は取らないとな」「私も・・ちゃんと自分のお尻は自分で拭く・・」 
    先ほどのしかめっ面もどこへやら、自分達が気持ちよくさせられた証拠だと聞いた純と智紀は、躊躇なく鈴口から溢れ出す我慢汁を舌先で争う様に舐めだす。 
    ぺろ・・ぺろ・・ぺろ・・ぺろ・・ 
   「くぅぅ・・ちょ、ちょっと・・そんなに舐められた、お、俺も・・さっきので結構、あんまり耐えられないかも・・」 
    代わる代わる責めてくる快楽に、思わず情け無い声を漏らす京太郎、だが当然と言うべきかその言葉を聞かされて止めるように智紀と純ではなかった。 
   「我慢は厳禁・・したい時に射精してくれればいい」 
   「ああ・・だから、もっと気持ちよくしてやるろ・・ほら、智紀、胸のほうがお留守だぞ!」 
   「ひっ!?」 
    純は智紀の腕の動きが止まっていると見るや、手を伸ばして智紀の両乳房を掴み、先ほど見ていた時のように上下に動かす、ただし動きは荒々しいものであった。 
   「じゅ、純・・きゅうには、ひゃあぁ・・そんなにすると、京太郎の・・おちん・・の熱でぇ・・熱いくぅ!?」 
   (や、柔らかい・・・この胸で京太郎を・・)「何言っているんだよ・・折角挟めるだけのモノがあるんだから・・こうしないとな・・それに、ほら・・京太郎も・・・」 
    自分では予想できない他者にさせられた行為に思わず声を漏らす智紀、一方の純は手に触れた柔らかさを羨ましそうに見て、少し意地悪な口調で手を動かし続けた。 
   「くぅぅぅ・・こ、これは・・さっき智紀の時と違ってこ、これは・・これで・・」 
   「京太郎が・・京太郎が私の胸で・・はぁぁ・・舌も・・使う」「俺も・・胸を使えない分、舌で・・満足させるぜ」 
    京太郎の顔が快楽に染まるのを見て、智紀は文句を言う気も失せる、と言うより京太郎に更に快楽を与えたいという欲望が勝ち舌を伸ばす、純も智紀の胸を揉んだり押し付けあったりさせながら、再び舌を伸ばす。 
    ぺろぺろぺろ、ぺろぺろぺろぺろ 
    胸の谷間から顔を覗かせるペニスの先に、智紀と純の舌による集中砲火が浴びせられる、鈴口だけではない、カリ首や亀頭全体が二人の舌により荒々しく舐め取られ、 
    時折互いの舌が絡みつくが二人は気にした様子もなく、ただ愛おしい者を喜ばせる為に舌を動かすと、その思いと行動が通じ京太郎が叫ぶ。 
   「悪い智紀・・純、お、おれ・・もう!」 
   「ふぅ・・何も気にすることは無い・・かけて・・ふふ」「ああ・・俺も、智紀も・・顔で・・受け止めるから・・たっぷり射精しろよ・・あはぁ」 
    京太郎の快楽に飲み込まれそうになった叫びに、智紀と純は不敵な笑みを浮かべ最初から予定されていたかのように、左右からカリ首に舌をつけ、そのまま鈴口まで舌を這わせて舐め上げる。 
    ぺろーーーーん 
   「ぐぅぅぅ、でるぞぉぉぉ!」 
    その連携は京太郎を達せさせるには充分なもので、京太郎の叫び声と共にペニスが大きく脈打つ。 
   (くる・・受け止める!)(こい・・全部受け止めて!)
    京太郎を絶頂に導けた事に、思わずガッツポーズでもしたくなる智紀と純であったが、達せさせられた証である精液を受けるために、最後まで気を抜かず身を構えるのだが。 
    ビクゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥン!! 
   「うぷぅぅ・・なぁ!・・凄い勢い、口にも・・顔にも・・おおっ!?」「なんだ・・五回目・・ごぽぉ・・量じゃ無いだろう!?」 
    予定していた顔面や智紀の胸だけではなく、口の中や髪の一部まで精液で汚される智紀と純、その京太郎の射精量に驚くものの、一瞬でそれがまだ始まったばかりだと知る。 
   「ま、まだでるぞぉぉ!」 
    ビクゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥン!! 
   「ま・・まら、うぷっ・・つづくの!?」(京太郎のおちんちんが・・乳房の間で暴れている・・もう五回目なのに・・ううっ) 
   「どんだけ・・ごほぉ、だ・・すんだよ!?」(膣内の時も・・凄いと思ったが、智紀の胸を・・通じて俺の手にまで・・脈打ちが伝わって・・くぅぅ) 
    乳房に挟んでいる智紀どころか、京太郎の射精の勢いは智紀の乳房に手を添えていた純にまで伝わってきており、二人の驚愕の色に染まるも、それも束の間であった。 
   (わ、私の膣内でも・・こんな風に、だ、だめぇ・・熱いのが顔にも・・口の中にも・・沢山、それに・・においもぉぉ・・もう・・なにも・・)「ら・・らめぇ・・」 
   (こんな・・凄いのを・・俺は膣内で受けたのか・・こんな熱いのを・・た、沢山、顔も・・口も・・精液で・・ぜんぶきょうたろうの・・においれぇ・・いっぱいにぃぃ・・)「らまん・・れきねぇ・・」 
    京太郎の精液が染めているのは、智紀と純の口や顔全体や髪や胸だけでは無い、その熱と味と匂いよって智紀と純の頭の中も、そして。 
   「こ、これで・・最後だぁあ!!」 
    ビクゥゥゥゥゥゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!! 
    最後に一撃が智紀と純に降り注ぎ、智紀と純は顔も口も頭の中も真っ白に染め上げた。 
   「いいぐぅぅぅぅぅ!!」×2 
    声をハモらせ、体を大きく震わせて、仲良く絶頂に達する智紀と純。 
   「はぁ・・はぁ・・ふ、二人とも・・イッたのか・・?」 
   「はぁぁ・・はぁぁ、うぷぅ・・お・・おめぇら・・ぱか・・みらいにぃ・・らふらら・・はぁぁ・・はぁ、おもひらひれぇぇ・・うっ、かはぁ!」 
   「はぁぁぁ・・はぁ、げぽぉ・・あんなにぃ・・はぁぁ、むれ・・しれひされら・・はぁはぁ・・あんな・・すほひぃ・・におひぃ・・かかされ・・はらぁぁぁ・・ろうれん・・うっく・・くはぁぁ!」 
    京太郎に訪ねられて、文句を言おうとする純と冷静に語ろうとする智紀、しかしどちらも絶頂の余韻か呂律が廻っておらず、また体を小刻みに震わせていた、そんな二人を見た京太郎は。 
   「うん二人が凄くよくしてくれたからな、ありがとうな、智紀、純、凄く気持ちよかったぞ」 
    お礼を口にすると共に、智紀と純の頭を優しく撫ぜて労をねぎらう。 
   「はぁぁ・・これはいい、ぜっちょうとはちがう・・けど、むねがあったかくて・・ふふ」(これが衣の言っていた・・これなら衣が楽しげに話すのも納得、それにこれは京太郎を喜ばせることもできた・・) 
   「はぁぁ・・が、がきじゃ・・ないんだから、あたまなんて・・でも、いやじゃないかな・・」(ファンの子を撫ぜたりするけど、こうして撫ぜられるのも悪くないな・・あっ、そうか・・好きな奴に褒められるのって、こんなに嬉しいんだな・・) 
    智紀と純、言っていること考えることは違うものの、京太郎を気持ちよく出来たという満足感と京太郎に頭を撫ぜられ心地よさに頬を緩めるのは同じであった。 
   「ふふ~ん、どうだ智紀、純、京太郎に頭を撫ぜられるのは心地よいであろう?」 
   「うん、確かに心地良い・・あっ、衣、ごめん、今代わる・・」「年下に撫でられるのも・・悪くないかなって、あっ・・衣、悪い、直ぐ退くわ・・」 
    感想を尋ねられた智紀と純は素直に答えたものの、その問いをしたのが待たせていた衣だとわかると、直ぐに退いて順番をまわそうとするが。 
   「はぁぁ・・他の恋人の幸せを邪魔するほど、衣は野暮でも心が狭くも無いぞ・・確かに京太郎と早く愛し合いたいことは否定しないが、でも・・今は智紀と純の時間だ、だから存分に幸せを噛み締めろ」 
    自分が急かしたと思われたことに呆れ溜め息をついた衣は、京太郎と早くしたい事は否定しないものの、邪魔する気がない事を言い聞かせた。 
   「衣・・うん、わかった、そうさせてもらう」「良いのかね・・まあ、ここで何か言っても時間が延びるだけか・・わかった、それじゃあ・・もう少しだけ、感じさせてもらうか・・」 
    衣の気持ちを汲み、そして自身もまたもう少しこの幸せに浸りたいと思っていた智紀と純は、素直に衣の言葉に従い、京太郎の手の温もりに身を委ねるのであった。
   「ありがとうな衣、待たせた分は・・たっぷりとするから・・」 
   「うん、期待しているぞ京太郎、しかしたっぷりか・・・ふぅ~、今日後何度出してもらえるか・・」 
    智紀と純の頭を撫ぜながら衣に礼を言いつつ、待たせた分のサービスする事を告げる京太郎、一方告げられ衣はこの後の事を想像しながら、頬を染めて言葉通り期待に胸を高鳴らせる。 
   「何度もって・・出来ても後一回くらいじゃ・・あまり複数回は無理な気が・・」「純・・声に出ている」 
    京太郎と衣の会話を聞いて、思わず疑問に感じたことを口にしてしまう純と、それを嗜める智紀、しかし気分を盛り下げられること言われた衣はいたって気にした様子もなく。 
   「う~ん、そうだな・・純の言う通り、下手をすれば後一度が限度かも知れない・・」 
    むしろこの後の事を再び想像し、純の言葉を肯定する様な呟きをする。 
   「ああ、あんまり無理するのはよくないかなって・・・」(まあ、別に次が限界でも不思議じゃないよな、六回って言っていたし・・というかあれだけ五回射精できる方が・・) 
   「確かに、無理は体に良くない・・」(確かにあんなに量を射精するのに、何度もなんて・・と言うか五回目の時点で充分・・) 
    純も智紀も驚くというよりは衣の言葉に納得してしまう、だがその考え自体が勘違いである事を二人は数秒後に気づくことになる。 
   「そうだな・・無理は良くないか、しかし京太郎がたっぷりと言ってくれたのだ、衣が一度でへたばる訳には・・」 
   「えっ、へたばるって・・衣が、後一度が限界ではと言うのは・・京太郎の事だろ?」 
    衣の言葉にわが耳を疑った智紀は、そのまま疑問を衣にぶつけるが返ってきた答えは。 
   「何を言う、京太郎が六回で終わる分けがなかろう」 
    さも当然だと言わんばかに答える衣、だがその言葉で驚いたのは返された智紀ではなく、その前に居た純であった。 
   「ま、まてまて、なんで六回で終わりじゃないんだ、あ、あれだけ射精したんだぞ、それに衣だって俺が聞いたとき、六回から八回だって・・あれって嘘だったのかよ!?」
   「衣は嘘なんてついてない、純が『あと』何回京太郎ができるかと聞いたのだから、衣はちゃんと答えたぞ!」
   「嘘・・それって、つまり・・」「六回から八回って言うのは・・」
    嘘吐き呼ばわりされたと思ったのか、衣は怒りを露にして純に、先ほどの言葉が間違いで無いと事を断言すると、智紀と純の表情が驚愕にそまり始め。
   「当然京太郎の残り回数だ・・・まったく京太郎が一桁で終わる訳なかろう」
    最後は少し呆れ気味に呟く衣であったが、その言葉が智紀と純に届くことはなかった、何故なら京太郎が十回以上できると分かった時点で。
   「う・・嘘・・」「嘘だろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
    智紀も純も驚きすぎて、それ以外の事が耳に入る余地など無かった。

最終更新:2012年02月25日 01:04