純なる想いを叶える智 京太郎×衣×智紀×純 衣の人
第4局>>400~>>457


   「はぁはぁ・・きょうたろうぅぅ、すごくぅぅ・・きもちぃよかったぞぉぉ・・」 
    精液を全て受け取り終えた衣が、荒い息遣いで苦しそうにしながら笑顔で感想を述べ目を瞑ると、京太郎はそれに答え唇を重ねて数秒、離れると衣に笑いかけた。 
   「俺も凄く気持ちよかったぞ、ありがとうな衣、けど連続でイッたから疲れたろう、少し休もうな」「へっ・・きょ、京太郎、衣はまだ・・」 
    そう言うと京太郎は衣の体を持ち上げペニスを引き抜くと、戸惑う衣を自分の横にそっと寝かした。 
   「京太郎、衣はまだでき・・うっ・・」「ほら、あんまり無理するなって、休んで後でもう一回な・・」 
    すぐさま京太郎の膝の上に戻ろうとする衣だが、二度の絶頂で体に力が入らず起き上がれず、それを見ていた京太郎は宥め様と衣の頭をそっと撫でる。 
   (む、無理・・させないんだな・・や、優しいよな・・須賀って、で、でも・・あれは、やっぱり1回程度じゃ満足しなって事なのか・・?) 
   (衣は・・すぐは無理、須賀京太郎はよくわかっている・・優しい、衣も理解しているだろう・・けど、あれを見せられては・・黙っていられないか・・) 
    京太郎の優しさに感心しながらも、無理をしようとする衣の気持ちも少し理解できる純と智紀、頬を染めるその視線の先にあるのは一度射精したとは思えないほどに勃起している京太郎のペニスであった。
   (京太郎の言う通り、悔しいが体が思うように動かぬ以上・・しかし) 「な・・なぁ、京太郎・・こっちなら・・どうだ?」
    思うように動かない体に諦める事無く、気合を入れた衣は体制を変えて京太郎の足に腕をかけると口を指差した。
   (衣の奴・・何する気だ、口を指差しているけど・・)(衣・・まさか・・) 
    やはり衣の取る行動が何を意味するかわからない純と、何と無く理解する智紀、京太郎は当然衣が何をしたいのか理解していた。 
   「それなら・・まあ、けど・・無理は駄目だからな」 
   「無論だ、約束する・・・ふふ、さぁ・・京太郎、衣の口で存分に気持ちよくなってくれ」 
    釘を刺されながらも出た許可に、衣は嬉しそうに笑いやる気の満ちた視線を京太郎のペニスに向け、口を開く、そして。 
   (えっ!?) 
    ぺろーん・ぺろーん・・ずずず・・ 
   「じゅぶ・・ごっく、はぁぁ・・この匂い・・この味・・京太郎の精液だ・・・」 
    京太郎のペニスに残った精液を舐めとり、最後に先っぽを銜え込んで音を立てて尿道から残った精液を吸いだした衣は、少し舌で転がして匂いと味を楽しんだ後で喉を鳴らして飲み込みうっとりとしながら息を吐いた。 
   「・・・って、こ、こここ、衣、何しているんだよ・・おお、おとこの、おち・・おち・・うぉぉぉ!?」 
    理解するまで数秒、衣の行った行為が理解できないと理解した純は行為について説明を求めようとするが、男性器の名が言えず赤面しながら無駄に叫び声を上げた。 
   「どうしたと言うのだ純は・・まあ良い、これはふぇらちおと言ってだな、おちんちんを口で愛撫するのだ、舐めたり吸ったりすんだぞ・・ああ、それに精液を飲むと京太郎が喜んでくれるぞ!」 
    突然叫びを上げた純を怪訝な表情で見ながらも、聴かれたことにはしっかりと答える衣。 
   (あ、愛撫って、あ・・あそこって・・お、おしっこも・・出るんだぞ、衣はそれを・・知っているよな・・さすがに・・そ、そこを嫌そうな顔もせずに、し、しかも飲むって!?) 
   「わかってくれたようだな・・それでは続けるぞ・・見ているが良い」 
    純の考える間の無言、衣はそれを納得したと受け取り、純に見せつけようと宣言した後にフェラチオを再開させる。 
    ぺろぺろ・・・れろれろ 
   「うっ、良いぞ・・こ、衣・・・あっ、そこ・・気持ちいい!」 
   「ふふ・・もっと感じてくれ・・」 
    裏筋を舐め、鈴口を舐める、衣は自ら知っている技を惜しみなく使い、京太郎の声が表情が快楽に染まるたび、妖しい笑みを浮かべながら更に快楽を与えようと舌を動かす。 
   (うっ、こ・・衣、凄い顔しているな・・須賀もだけど・・)(きもち・・良さそう・・須賀京太郎も・・衣も・・良いな) 
    タイミングを逸した純は何も言えなくなりじっと衣を見守る、先ほど絶頂に達した智紀はぼんやりとしながら二人を羨ましそうに見つめていた。 
   「・・はぁぁ・・京太郎、匂いが強くなってきたぞ・・ふふ、それでは・・いくぞ!」 
    じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ 
    衣は不敵に笑うと、口を大きく開け限界一杯まで京太郎のペニスを頬張り、引き抜くという行為を繰り返す。 
   「きょ・・今日は、激しいな・・けど・・いいぞ!、くっ、あんまり長く持たないかも・・」 
   「では・・もっと速度を上げるぞ・・」(もっと・・もっと気持ちよくなってくれ、し・・しかし・・京太郎の匂いが強くて・・こ、衣まで・・) 
    京太郎に限界が近いことが分かると、衣は動きの速度を上げて京太郎を絶頂へと押し上げてゆくが、匂いのせいで衣も快楽を感じ始めており自然に手が股間に伸びてゆく。 
   (あ、あんなに・・音をたてて・・激しく、すげぇ・・た、確かに好きな人が喜んでくれるなら・・き、気にならないかな・・他の奴もこうやって須賀を・・も、もしも・・もしもだけど・・) 
   「私がしたら・・喜んでくれだろうか・・」 
   「・・そうだな、衣みたいに・・って、えっ?」(い、今のって俺の声じゃない!) 
    自分が思っていた言葉が聞こえ思わず同意する純、だがそれは自分以外の誰かが呟いたモノだと気付き声のしたほうをちらりと見る、行為に意識が行っている衣と京太郎はそんな声に気付きもせず。 
   「くっ、だ、だすぞ!」 
   「ふぉい!!」 
    京太郎が限界を告げると、衣は開いている手でペニスを押さえ込んで離さないように銜え込んで、来るべきものに備える、そして。 
    ドクゥゥン!!ドクゥゥン!!ドクゥゥン!! 
   「ふぃら・・うっ・うっ・・ごくぅ・・ごくぅ・・ごく・・」(京太郎の・・いっぱい、気持ちよくなってくれた・・) 
    京太郎が快楽を得て絶頂に達した証拠である精液を、衣は目を輝かせながら喉を鳴らしながら飲み込んでゆく。
   (うっ・・の、飲んでいる・・しかもあんなに喉を鳴らして・・う、美味くは無いだろう・・あっ、でも須賀・・の、飲んだら・・喜んで・・あっ・・う、嬉しそうだな・・良いな・・) 
    食べるのが好きな純ではあったが、衣が今口に含んでいるモノは味が良さそうだとは思えず、飲んでいること事態が信じられなかった、だが衣の言葉を思い出して京太郎の快楽に染まり嬉しそうな表情を見ると、少しだけ衣が羨ましく感じた。 
    ドクゥゥゥゥンドクゥゥゥゥン!! 
   「うっくぅ・・ごくん・・ごく・・」(ま、まずい・・精液の匂い・・京太郎の匂い・・と味で・・あ、頭が・・だ・・駄目・・だ、最後まで・・) 
    精液が不味いわけではない、ただ口に広がる独特の匂いと味は衣を快楽の段階を簡単に引き上げてしまい、なんとか射精が終わるまでは離すまいと耐える衣。 
   「須賀京太郎が・・あれだけよろこんで・・・私も・・私も・・」 
    今度は純も目の前の事に目を奪われていて気付かない、もちろん衣も京太郎も、そう呟きながら立ち上がった智紀に。 
    ドクゥゥゥン!!ドクゥゥン!!・・ずずぅ 
   「ごく・・ごく・・ごくん!・・ぷはぁぁ・・はぁはぁ、京太郎・・どう・・だった?」 
    射精の勢いが完全に無くなり、尿道に残った精液を吸いだし、それらを全て飲み終えると衣はようやくペニスから口を離して、荒い息遣いで京太郎に感想を訪ねる。 
   「今日は凄い激しかったな・・・凄くよかったぞ、ありがとうな・・」「あっ、い、今、撫でるのは・ふあぁぁぁぁぁぁ!?」 
    ビクンビクンビクン!! 
    京太郎が感想を言いながら何時も通り衣の頭を優しく撫でる、だが先ほどの匂いと味、そして手淫で高まった衣にそれはご褒美ではなくとどめになり、体を大きく震わせた。 
   「衣・・フェラで・・感じていたんだな・・」 
   「はぁ・はぁ・・うっ・・こ、恋人のあ、あんなに強い匂いと・・味を味合わされたら・・体が疼いてしまうは・・必然、だが・・終わったら直ぐにまたおま○こで気持ちよくなってもらおうと思ったのに・・すまないな京太郎」 
    フェラチオで体力を回復する時間を稼いで、その後でまた京太郎と体を重ねると言う思惑が失敗に終わり、衣は悔しそうにしながら京太郎に謝る。 
   「良いって・・それよりありがとうな、気持ちよかったぞ・・衣のフェラチオ」「京太郎・・」 
    気にした風も無く、ただ自分を気持ちよくしてくれた礼を言い、衣をなるべく刺激しないように頭にそっと手を置く京太郎、衣もそれで気が楽になったのか・・笑顔を浮かべた。 
   (・・こ、衣の奴・・なんでそこまで・・いくら恋人を喜ばせるためでも・・須賀も、もう・・って、えええっ!?) 
    何故衣がそこまでかんばるのか分からず、ふと京太郎の股間に目をやった純が見たのはまったく大きさが変わっていない様子の京太郎のペニスであった。 
   (ななな、なんで・・まだ大きいままなんだ、だって・・二回もしたのに、ふ、普通満足すると萎むって・・ってことは、つまり・・須賀はまだ満足してないのか!?) 
   「少し休んだら・・続きをするぞ・・良いな京太郎?」 
   「わかっている、だから今は休むんだぞ・・」 
    あれだけ何度を達そうとも衣はやる気に限りは見えず、次に向けて寝転がって体力を回復させようとしていた。 
   (どうする・・衣は須賀を満足させる気みたいだけど、あんな状態じゃ・・うっ、お、俺が手伝えば・・少しは楽に・・け、けど、良いのか・・俺でも、いやでも・・こ、衣を助けるためでもあるんだし、よ、よし!) 
    京太郎で良いのか、ではなく自分で良いのか、そんな迷いを抱きつつも衣の為、そんな言葉が純の背中を押し、それを言葉にしようと席を立った純は口を開く。
   「須賀京太郎・・私を・・衣の代わりに・・抱いて欲しい」
   「うん?」「えっ?」「なぁ・・なんで?」 
    その発言に驚き声を上げたのは京太郎、衣、そして純、純は信じられないと言った表情で目の前にいる言葉を発した当人である智紀を見つめていた、しばしの沈黙が辺りを飲み込む、その沈黙を最初に破ったのは衣だった。 
   「駄目だ、認めら無いぞ智紀、確かに衣は京太郎を満足させるに至っていない、だからと言って恋人でも・・好きでもない者の相手をするなど駄目だ・・うわぁ!?」 
    智紀に掴みかかろうと手を使い、起き上がろうとした衣だが、上手く力が入らず体制が崩れて転びそうになると、すぐさま京太郎が手を伸ばして衣を支える。
   「よっと・・落ち着け衣、その・・なんかそう言う意味じゃないみたいだぞ・・ほら」
   「京太郎・・それはどういう・・あっ・・」
    京太郎に言われるまま正面に居る智紀をよく見る衣、その目に映ったのは何かを必死に考える智紀の姿であった、そして智紀が口を開く。
   「そ、その・・代わりと言ったけど、そういう意味の代わりでは無い、衣としているのを邪魔すると悪いから・・衣が休んでいる間に抱いて欲しいと思っただけ、う、上手く言葉にできない・・」
    自分の言い表したことが上手く言えず、戸惑いながらも必死に説明しようとする智紀、その気持ちは京太郎にも衣にも伝った。
   「・・それはつまり・・智紀も京太郎が好き・・なのか?」
   「わからない、初めての気持ち・・けど、これがきっと好き・・という感情、衣がずっと羨ましかった・・もしも、ありえないかもしれないが須賀京太郎に抱かれているのが自分だったらと想像すると・・心と体が疼いた・・」 
    とても恋する乙女とは程遠く感じるほどの言葉、だがそれを話し京太郎を見る智紀の表情は頬が赤く染まり、紛う事無き恋する者で衣を納得させるには十分であった。 
   「わかった、先ほどは好きでもない者などと言ってすまなかったな・・衣はもう何も言わない、後は智紀と京太郎次第だ・・」 
   「いいの・・・衣、ありがとう」 
    智紀の説明と表情で気持ちを悟った衣は謝るべきところだけ謝り、これ以上口を挟まない事を明言し、智紀は首と一度だけ左右に振って、衣に礼を述べると視線を京太郎に戻し己の思いを口にした。 
   「正直恋愛と言うものはよくわからないけど・・須賀京太郎、私は貴方の事がもっと知りたい・・私の事も知って欲しい、もっと貴方と親密に慣れたらと考えると・・たまらなく嬉しくなる、これが恋・・なんだと思う、 
    私は正直言って・・女性らしいとはとてもいえない・・外見も気にしないからあまり綺麗でもないと思う、それでも、もし・・もし嫌でなければ・・私を恋人にして欲しい」 
    お世辞にも色気をなど感じさせない智紀の告白、しかしそれがどれ程必死に捻り出された物かと言うのは、不安そうに体を小刻みに震わせている智紀を見れば京太郎も理解できた、京太郎は一度衣を見て頷いたのを確認して智紀を真っ直ぐ見つめる。 
   「嫌な訳ありませんよ・・沢村さんが俺を想ってくれるのは凄く嬉しいです、俺も沢村さんは好きですよ・・今は友達と言うか知り合いとしてですから、だから・・女性として好きになるのは今からですけど・・良いですか?」
   「・・構わない・・むしろ望むところ、・・須賀京太郎・・好き・・大好き・・」
    京太郎は逆に訪ねられ、それが何を意味するか理解した智紀から不安と緊張が消え去り、自然と笑顔になり今度はしっかりと好きである事を告げ、目を瞑る京太郎に顔を近づける。
   「俺も好きですよ・・」
    京太郎がそれに答え、刹那、唇が重なり・・そして離れた。 
   「・・これが・・キス、なんていうか・・胸が暖かくなって凄い・・気持ち良い・・、なるほど・・衣が気に入るのも・・納得・・」 
    初めてのキスによほど感激したのか、智紀はうっとりとした表情で語りながら、衣をちらりと見て、衣が京太郎にキスしてもらった場面を思い出し今なら良く分かると深く頷いた。 
   「うむ・・衣も京太郎との接吻は大好きだ、でもな智紀、今智紀がしたのと、衣が智紀と純に見せたのは少し・・いや大きく違うぞ、あれは凄い接吻だからな」 
   「凄い接吻・・ディープキス・・」(確かに・・あれは違った、なんと言うか雰囲気もそうだけど・・もっと互いを貪る様な、そうな・・今のより凄いの・・) 
    衣に言われ先ほどの行為と今自分が体験した行為が違う事を認識する智紀、そして認識してしまうと知識欲か性欲か、衣に見せられたディープキスに沸々と興味が湧いてくる。 
   (してみたい、けど・・どういえば、とりあえず・・お願いする)「須賀京太郎・・その・・私も・・あの・・ん!?」 
    興味から願い出ようとする智紀、口にしようとしたのは良いがどの様にお願いしたら良いかはわからず戸惑っていると、智紀が何を従っているか理解した京太郎は智紀の唇を自分の唇で塞ぐ。 
   「うっ・・んくっ・・」(あっ・・わかってくれた・・でも、これは・・さっきとおな・えっ、し、舌・・す、須賀京太郎の舌が口に・・うっ、な・・舐められている!?) 
    違いなど分からず一瞬疑問を感じた智紀だったが、侵入してきた京太郎の舌によりあっさり看破され、そのまま口の中を弄ばれる。 
   「ん~・・はぁ・・んっ!!」(そ・・想像以上・・あたま・・まっしろに・・だめ・・わたしも・・しあ・・ああっ・・からん・・あぅ!?) 
    想像の遥か超える快楽に意識が朦朧とする智紀、少しは京太郎を気持ちよくさせようと思い舌を伸ばすも、それもまた京太郎の舌に絡み取られ嬲られ・・そして。 
   「ぷはぁ・・はぁぁぁ・・はぁぁぁ・・あぅ・」「おっと・・大丈夫ですか?」 
    唇が離れて京太郎の舌から解放された智紀は、ディープキスが衝撃からか力なく倒れそうになり京太郎は咄嗟に智紀を抱きとめる。
   「はぁぁ・・はぁぁ・・大丈夫じゃない・・頭が真っ白になって・・意識が飛ぶかと・・思った・・それに、体が・・あ・つ・い・・」 
    荒い息遣いのまま京太郎の腕から抜けた智紀は、覚束無い足で立ち虚ろな瞳で妄言のように呟きながら着ている物を脱いで下着姿になると、手を後ろに廻す。 
    ぷるん! 
    智紀がブラジャーを外すと、圧迫から解放された柔らかく大きく実った二つの果実が京太郎の前に全容を晒す。 
   「おおっ・・沢村さんって胸大きいんですね」 
   「・・原村和よりは小さいと思う、須賀京太郎はこれ位の大きさは嫌いじゃない?」(自信は・・無い訳ではない、けどもしかしたら・・極端が好きって可能性もある、だったら・・どうしよう・・) 
    感心するような京太郎の言葉に、智紀の意識も少しはっきりしたのか、そんな心配事が頭をよぎり思わず訊ねてしまう。 
   「嫌いだなんてそんな・・和と比べるとかじゃなくて、恋人の胸は特別ですから・・沢村さんの胸も好きですよ・・うっぷ!?」 
    好き、その言葉が聞こえた瞬間、智紀は京太郎の頭に抱きつき、京太郎の顔面に自らの乳房を押し当てる、嬉しそうな笑みを浮かべ全身で喜びを表す様に。 
   「今までは動くのに邪魔だし、肩がこるから好きじゃなかったけど、須賀京太郎がそういってくれるなら・・自分の胸好きになれそう」(たった一人が・・好きって言ってくれただけで、でもそれがこんなに嬉しいなんて、これが恋の力・・なのかな?) 
    人に恋する気持ちが段々と分かってきた気がする智紀、だがそんな気持ちにひたる時間は無かった、なぜならば。 
   「んんっんっっ~~~!!」「あっ!・・っと・・い、いけない!」 
    幾等恋人の乳房が柔らかく触れて気持ちよい物だとしても所詮は肉の塊、押し付けられて息が出来ずにいた京太郎が苦しそうにもがくと、智紀は慌てて抱きついていた手をどけて京太郎を解放する。 
   「ぷはぁぁ・・・はぁはぁ・・乳に溺れて死ぬのが夢って・・はぁはぁ・・前に友達が話していたけど・・さすがに・・死ぬのはちょっと・・あはは」(あんまり気にされてもなんだけど・・って・・沢村さん・・あっ~ちゃ~) 
    冗談を交えながら苦笑い浮かべる京太郎、智紀を気遣っての言動なのだが、肝心の智紀は目に見えて落ち込んで見えた。 
   「・・ごめん・・なさい、須賀京太郎の言葉が嬉しくてつい・・今ので胸も私もきら・ひゃぁ!?」 
    落ち込んだ智紀は謝って飛びついた理由を話し、その続きで不安も口にしそうになったが、それは京太郎が智紀の両乳房を鷲掴みにする事によって防がれた。 
   「俺をなんだと思っているんですか、あの程度で嫌いになりませんよ・・ほら、わかりましたか!」 
    智紀の言葉が腹立たしかったのか、智紀の乳房を揉むために動かされていた京太郎の指には少しばかり力が入っていた。 
   「はひぃぃ!?・・ごめんっっ!?・・わ、わかったからぁぁ!!・・はふぅぅ・・」 
    智紀のわかったという言葉で、京太郎の指はようやく止まり、行き成りの快楽に混乱して戸惑っていた智紀は息をついた。 
   「わかってくれればいいんですよ・・少しは自身をもってください、大丈夫です・・俺は好きなんですよ・・智紀の事」 
   「あっ・・名前・・ふふ、私も・・京太郎の事が好き、京太郎で・・良い?」 
    笑顔で名前を呼ばれ不安が一気に吹き飛んだ智紀は嬉しそうに笑いながら、京太郎の言葉に答えながら、京太郎を名前で呼ぶ許可を求める、それに対して京太郎の返事は・・キスだった。 
   「・・良いに決まっているだろう・・って格好をつけたところでなんですが、その・・結構辛いから・・そろそろ良いですか?」 
    苦笑しながら我慢の限界を示すように、京太郎は固く勃起したペニスで智紀のおま○こを下着の上から突く。
   「あっ・・う、うん、良いに決まっている、パンツを脱ぐからちょっとまって・・あれ・・なかなか・・あっ・ととっ・・なんとか・・脱げた・・おまたせした・・あっ・・」
    智紀は一旦京太郎から身を離して直ぐにでも下着を脱ごうとするが、先ほどの自慰行為で湿って肌に張り付き脱ぎ辛く、バランスを崩しながらも何とか脱ぎ終えて、再び京太郎を見る、すると先ほどとは違い京太郎が全裸で立っていた。
   「智紀だけ裸なのはずるいかなって、それにこの方が互いの熱をよく感じ取れるだろう、好きな相手とは沢山感じて・・気持ちも快楽も深めたいなって・・」
   「確かに・・互いに肌を触れ合わせるほうが・・良さそう、はぁぁぁ・・考えていたまた興奮してきた・・うっ、京太郎!」
    京太郎の言葉に、肌を擦り合わせながら、互いの熱を性を感じ取るところを想像した智紀は艶かしい溜め息をつきながら我慢できなくなったのか京太郎に抱きついた。
   「・・おっと・・うわぁ!?」
    突然智紀に全体重を預けられた京太郎は、ベッドに足が引っかかりそのままベッドに倒れこんだ。 
   「あっ、ごめん京太郎、けど・・想像したら、こんな風に・・肌を重ねて・・」(京太郎の体・・大きくてあったかい、それに・・これが京太郎の・・におい・・ドキドキする・・) 
    謝りながらも智紀は先ほど想像していた京太郎の温もりに触れ、京太郎の匂いを嗅いで感じるのは謝罪の気持ちよりも胸の高鳴り。 
   「平気だから・・気にしなくても良いって、それよりも智紀は平気なのか?」 
    特に痛むところも無いので気にした様子も無い京太郎は、自分よりも智紀の身を案じて視線を自分の胸に顔を埋める智紀に向けた。 
   「怪我って意味では・・何とも無い、けど・・こんなに京太郎の匂いをかいだら・・うっ、へ、平気じゃない・・はぁぁ・・京太郎と・・ますますしたくなる、今すぐにも・・京太郎・・このまましても良い?」 
    上半身を起こし京太郎を見下ろした智紀は、怪我は無かったものの京太郎の匂いで欲情をし辛そうな表情をしながらも、それ以上暴走しない様に自らを必死に抑えつけながら、京太郎に許可を請う。 
   「このままって・・その、十分に解さないと・・痛いですよ?」 
   「大丈夫、京太郎と衣を見ながら・・はぁぁ・・自慰を・・自分で弄っていたから・・十分に解れている・・それに騎乗位の方が楽だと・・うっ」(最後の・・結ばれる瞬間は、京太郎と・・一つに・・なりたい・・) 
    身を案じてくれる京太郎に、心配の必要が無い事とこの体位の有意義さを説明する智紀、本当ならば直ぐにでも始めたいところであったが、体だけではなく心も一緒になる為に京太郎の一言を必死で待つ、そして京太郎もその気持ちを理解した。 
   「わかりました、それじゃあ・・これで、ただ・・あんまり痛かったら、止めてくださいね・・智紀が必要以上に痛がるのは、俺も望むことじゃありませんから・・」 
   (あっ、やっぱり京太郎は優しい、それに今のは・・恋人として向けられた優しさ・・恋人として私に・・)「京太郎、大丈夫、それくらいは自分で調整できる・・だから・・する・・」 
    優しさに触れて、今一度自分が京太郎の恋人になった事を強く認識した智紀は、笑みを浮かべながら、京太郎のペニスを自分のおま○こに押しる。 
   「ああ、自分のタイミングで良いからな・・」 
   「わかっている・・まずは先を咥え込んで・・それで・・」(ここから痛みを伴うはず、一気にしたほうが・・痛みは少ないはず・・よし!) 
    ペニスの先を膣内に咥え込むと、痛みを少なく終わらせようと体重を掛けて一気に腰を落とす。 
    ズブッッッッッ!! 
   「いだぁぁ!!ぐぅぅぅぅ!!」(これが破瓜の・・凄すぎる、けど・・耐えないと・・京太郎に余計な心配を・・) 
    破瓜の痛みは智紀の予想を難なく上回るほどの激痛で、智紀は顔を歪めて叫んでしまいそうになるも京太郎に余計な気を使わせないように押し殺そうとする。 
   「うっ・・くぅぅ、智紀・・声は抑えなくて良い、初めは痛くて当たり前だから、それに・・声を出した方が楽になるから・・だから声に出してもいいんだぞ・・思いっきり」 
    必死に絶える智紀が忍びなかった京太郎は、少しでも智紀を楽にしようと声を出すようにアドバイスをする。 
   「い、いだああああああああああああ!!」 
    京太郎の言葉が引き金になり、耐えることなど忘れ智紀は有らん限りの力をこめて痛みを叫んだ。 
   「・・どうだ・・少しはましになったろう・・・」 
   「はぁ・・はぁ・・うん、京太郎の言う通り、声に出したら・・大違い、まだ痛むけど・・さっきに比べたら・・雲泥の差・・これなら・・くっ!」 
    声を出して痛みが随分と和らいだのか、先ほどの耐え忍ぶ顔から一転して笑みまで見せる智紀。 
   「まだ痛いか・・まあ初めてじゃしかたないかな、それじゃあ・・もう少し痛みが引くようにおまじないだ・・よっと!」「えっ、おまじない・・んっ!?」 
    京太郎が腹筋を使って上半身を起こす、突然の事に驚いた智紀であったが、直後唇を奪われて更に驚く。 
   「・・どう、少しはおまじない利いたか?」 
    唇を離し京太郎が尋ねると、最初は目をぱちくりさせていた智紀だが直ぐにキスされた事を理解し、その表情が笑みに変る。 
   「うん、凄く利いた、これなら・・動いても大丈夫なはず・・私が動くから京太郎は寝転んでくれていて」 
   「別に痛いなら、もう少し休んでも良いんだぞ、智紀の膣内に入っているだけでも結構気持ちいいから」 
   「その・・今のキスで・・我慢できなくなった、京太郎をもっと感じたい・・京太郎を私に刻みつけて欲しくて、体が・・心が疼く、だから動きたい、無理はしないから・・お願い・・」 
   「智紀・・ふっ、そこまで言われると刻み付けたくなるよな、それじゃあ・・・頼むぞ」
    智紀は恥ずかしそうに視線を逸らす、京太郎も智紀にそこまで言ってお願いされては止める気になれず、むしろ智紀の言う通り智紀に自身を刻み付けたく思い、智紀の言う通り再び寝転んで智紀の動きをまつ。 
   「まかせて欲しい・・それじゃあ・・くっ!?」(やっぱりまだ痛い・・けど)
    動こうとした瞬間、苦痛に顔を顰める智紀、だがそれで怯むほど智紀の決意は甘いものではなかった。
    じゅぶ・・じゅぶ・・じゅぶ・・
   「うっく!!、あっく!!・・くっっ!!」(痛い、けど・・だんだん・・痺れてきたのか痛みが・・) 
   「うっ・・」(気持ちいけど、智紀はまだ辛そうだな・・とは言え止めるのは・・なんだしな、よし、それなら・・) 
    なんとか腰を動かすものの未だ痛みの方が強い様子の智紀を見て、早く痛みよりも快楽を感じさせようと智紀の乳房に手を伸ばし揉み解す京太郎。 
   「ふあぁぁぁ!!・・きょ、京太郎・・な、なにを!?」 
   「いや、手持ち無沙汰だったから、それにこうすれば智紀も気持ちいいかなって、嫌か?」 
    急に乳房を揉まれて驚く智紀、京太郎は冷静に応えながら乳房を揉む手を動かし続ける。 
   「いやじゃなひぃぃ!!・・痛いのも忘れて・・でもわ、私ばかりきもちよくわぁぁぁ!!・・なっていられない!」(このままじゃ駄目・・もっと京太郎に気持ちよくなってもらう!) 
    胸を愛撫されて苦痛よりも快楽の色が強くなってきた智紀、更に自分ばかり気持ちよくなっていてはいられないと思い、腰動かす速度を上げた。 
    じゅぶじゅぶ・・じゅぶじゅぶ・・ 
   「んはぁ!!京太郎の大きいのがあぁぁ!!・・ど、どう・・京太郎私の膣内はぁぁ!?」 
   「ああ、智紀が動くたびに・・くっ!、自分で動くのとはまた違って・・気持ちいいぞぉ!」 
    速度に上がるに連れて苦痛は次々と快楽に塗りつぶされてゆき、智紀の声もどんどんと艶が増してゆく、その動くに相応して智紀の膣内は京太郎のペニスをうねりながら締め付け、自身が動き時とはまた違った快楽を京太郎に与え、声を上げさせた。 
   「はぁぁ、京太郎がよろこんでいる・・んんっ!!」(嬉しい・・もっと、もっと、もっと!!) 
    耳で目でそして体で恋しい人の喜んでいる様子は智紀に伝わり、それが智紀の興奮を誘い腰の速度を更に速めさせた。 
    ズブッッッッ!!ズブッッッ!! 
   「もっとぉぉぉ!!もっとぉぉぉ!!きもちよくなってぇぇきょうたろうぉぉぉぉ!!」 
    声で腰で膣内で自分を気持ちよくさせようと必死になる恋人を見て、京太郎も当然興奮し気持ちよくならない訳がない。 
   「くっっっ!!きもちいいぞぉぉ!!ともきもぉぉもっとみだれろぉぉ!!」 
    気持ち良さそうにしながらも、智紀にやられっぱなしでは男の面子に関わるのか、智紀に対して更に快楽を与えようと両乳房を鷲掴みにした。 
   「ひゃぁぁ!!まぁ・・まけないぃぃぃぃ!!」 
    揉まれるのとは違う強い快楽に一瞬動きが止まる智紀、快楽に身と膣内を震わせながらも京太郎に負けないよう、腰を持ち上げて持ち直そうとした、その時。 
   「へっ!?」 
    先ほど一度して予想以上に疲れていたのか、智紀は突然足の力が抜けたのに驚く、それと同時に亀頭だけ膣内に収められていたペニスは、一気に智紀の膣内を一番深いところまで貫いた。 
    ズブッッッ!! 
   「くはぁ!?いくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 
    散々高められた快楽、不意打ちは最後の止めとなるには充分すぎるほどのもので、智紀は一気に絶頂にもっていかれた、そしてタイミングが外されたのは京太郎も同じで、更に智紀の絶頂による強力な締め上げも追加され、限界を迎えた。 
   「くっっ!?お、俺もでるぅ!!」
    ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
   「あつぅぅぅぅぅ!!な、なにぃぃぃ!?おなかぁぁぁやけるぅぅぅぅぅ!!!」
    絶頂で混乱している中で膣内に吐き出された精液に戸惑う智紀、だが智紀の混乱など余所に京太郎の射精が簡単にとまるわけも無く。
   「精液だよ・・ほらもっとでるぞぉぉ!!」
    ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!
   「せいえきぃぃぃぃ!?、あはぁ、きょうたろうがぁぁぁきもちよくなったしょうこぅぅぅぅ!!」 
    頭が真っ白に染まりそうに快楽でも、精液が出る=京太郎が気持ちよくなった証拠であると言う事はわかるらしく、智紀は喜びにそしてそれによって発生した快楽に更に身を震わせた。 
   「そうだぁぁ智紀の膣内がきもちよくてぇぇ・・」 
   「わらしのからられぇぇぇ・・うれしぃぃぃ!!うれひぃぃぃぃぃ!!」 
   「くっっっ、さ、最後だぁぁぁ俺に色にそまれぇぇぇぇ!!」 
    ドクゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!! 
   「そまるぅぅぅ!!きょうたろういろにぃぃぃぃぃぃ!!、かはぁぁ・・」
    京太郎の最後の一撃で頭の中まで完全に真っ白に染まりきった智紀は、体を大きく震わせると京太郎の胸へと倒れこむ。 
   「ひゃぁぁぁ・・はぁぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・」 
   「はぁぁ・・はぁ・・ふふ、気持ちよかったぞ・・智紀・・」 
    絶頂とそれに至るまでの行為で体力を使い果たした智紀は、ただただ荒い息遣いで京太郎の胸に顔を埋めていた、そんな恋人を愛おしそうに見つめ京太郎が感想を述べると、智紀も顔を上げて京太郎を見る。 
   「はぁぁぁ・・はぁぁ・・はぁぁ・・わ・・わらしも・・すごく・・きもちよかった・・あはぁ・・・」 
    荒い息遣いに舌足らずな言葉ながらも、智紀のその笑顔はとても満足気で、京太郎との行為が如何に有意義なものであったかは明白であった。 
   「智紀の想いしかと見届けさせてもらったぞ・・すばらしかったぞ、おめでとう・・・そしてこれからは同じ京太郎の恋人としてよろしく頼むぞ、智紀」 
   「衣・・うん、こっちこそ・・・よろしく、ふふ・・京太郎の恋人・・」 
    情交中黙って見守っていた衣が智紀に近づき祝辞を述べると、智紀も衣から京太郎の恋人と認められたのが嬉しいのか口元を緩めた、そしてもう一人黙って、ではなく喋れずに居た者は、今も声を発さないまま黙って三人を見つめていた、それは。 
   「はぁぁぁ・・・」(・・と、智紀の奴・・凄いな・・こ、告白して・・それで・・) 
    智紀の京太郎への突然の告白、そしてそのままキスからの情交へ、その流れがあまりに見事すぎたのか純は何か言葉を発するのも考えるのも忘れ見入っており、今ようやくその緊張から解き放たれたところであった。 
   (さ、最初は痛そうだったのに、さ、最後は・・あ・・あんなに激しく、乱れて・・いやらしい音に・声も・・沢山・・ううっ) 
    見入っていた為か純の記憶は意外なほど鮮明で、京太郎と智紀が互いに肉体を擦りつけ、部屋に響き渡るような淫らな音と声でまぐわう姿を、頬を染めながらも容易に思い出すことができ、そんな中で思うのは。 
   (も、もしも・・俺が手伝うって言ったら、こ、衣に・・怒られていたんだよな、じゃ、じゃあ・・もしも智紀みたいに普通に告白したら・・俺も智紀みたいに・・) 
    もし自分が智紀と同じ様に京太郎に告白したらと、そんな事を想像しながら京太郎とその恋人二人に視線を向ける純、だが。 
   (無理だな・・よく考えろ、智紀は・・あんまり恋愛に興味無さそうだったけど、胸は大きいし、それになんだかんだ言っても綺麗だよな・・それに比べて俺は背が高くて・・力があって・・って、女性に対しての褒め言葉じゃないよな・・) 
    告白に成功した友達と比べ、自分の女性としての魅力が思いつかずがっくりと肩を落とした純には、智紀と同じ様に告白しても断られる状況しか思いつかなかった、しかしその程度で諦める純ではなかった。 
   (ま、まて・・そんな告白する前から負けた気でどうする、須賀は・・可愛いって言ってくれたんだぞ、大丈夫だ、だから告白を・・って、大丈夫だよな・・たぶん大丈夫だと思う・・いや思いたい・・) 
    京太郎に言われた可愛いと言う言葉を思い出し、なんとか告白へのやる気を上げようとする純であったが、だが一度感じた不安はどんどんと大きくなってゆき、頑張ろうとする心を簡単に砕こうとする、だから。 
   (いや、でも・・あれだよな、須賀も今日は衣と智紀の相手に三回もしたんだ、何回できるか知らないけど今日は疲れただろうし、告白しても俺だけできないってのは寂しいし、けど須賀に無理させるわけにもいかないし、今日のところは) 
    逃げの思考、それらしい言い訳を考え、なんとか今告白せずに済まそうとする純、ただ純は知らなかった男が平均何回できるかなど、そして京太郎がその平均を大きく上回ると言う事も、そして純がそれに気付くのはこの直後。 
   「うっ・・京太郎・・その、京太郎のが・・まだ固くて、このまま・・刺激され続けると・」 
   「ああ・・・イッてから刺激されっぱなしじゃ辛いよな・・ごめんな、気付かなくて・・」 
    少し休んで痺れていた感覚が戻った智紀が、膣内の刺激を敏感に感じ取り辛そうな顔で 
   それを訴えると、京太郎は気付かなかったことを詫びる。 
   「気にしていないから・・京太郎も気にしないで・・、抜くね・・くっ・・うんはぁ・・」 
    智紀は笑みを浮かべ一度だけ首を振り、度重なる快楽で重くなっていた腰をゆっくりと上げて京太郎のペニスを引き抜くと、体を転がして京太郎の横に転がる。 
   「うっくぅぅ・・あっ・・あ、あふれぅぅぅ・・」 
    ごぽぉ・・ごぽぉ・・ 
    京太郎の横に寝る体勢になりながら、栓の役割を果たしていたペニスが抜けた影響で智紀の膣内から精液が溢れ出た。 
   (あ、あんなに・・射精したのに、さ、三回も・・そ、それなのに、なんだよアレは!?)
    智紀の膣内から流れる精液の量に驚いた純であったが、だが純がそれよりも驚いたのは智紀の横、すなわち京太郎の股間で雄雄しく聳え立つ、三回射精しても尚変らぬ硬さを誇る京太郎のペニスであった。 
   (嘘だろう・・まだできるのかよ、で、でもできそうだよな・・となればど、どうする・・ここで告白すれば、あ、あるいは・・けど・・) 
    純にとっては突然できた予想外の思いを遂げるチャンス、いや断られるピンチだろうか、言うべきか言わざるべきか迷う純であったが、答えが出るまで待ってくれるほど状況は甘くはなかった。 
   「はぁぁ・・京太郎・・今、舐めて・・綺麗にする・・うっっ・くぅぅ・・」 
    破瓜の血と愛液、そして精液でべとべとに汚れた京太郎のペニスを口で綺麗にしようと、顔を京太郎の股間に持っていこうとする智紀であったが、度重なる絶頂で体は重く思うように動かないのか悔しそうな表情を浮かべていると。
   「はい、ストップ・・智紀、そんな無理してフェラチオしなくてもいいんだぞ」
    智紀の頭に京太郎の手が置かれ、無理やり動こうとしていた智紀を制止する。
   「きょ、京太郎・・・け、けど・・」
   「してくれるのは凄く嬉しいけど、あんまり無理してまでして欲しくはないから・・だから今は休んでくれ、頼むよ」
   「うっ・・わ、わかった、少し休んでからにする・・」
    最初は渋った智紀だったが、頭を撫ぜられながら笑顔でお願いされると何故か嫌とは言えず、照れくさそうに頬を染めながら聞き入れるのだった。
   (良いな・・智紀の奴・・お、俺も告白したら、あ、あんな風に・・)
    京太郎に頭を撫ぜられる智紀を羨ましそうに見つめる純、その脳裏に浮ぶのは告白すれば今の智紀と同じ様に笑みを浮かべて撫ぜられる光景、しかし。
   (で、でも・・無理だよな、お、俺みたいな男っぽい奴、お、俺も・・も、もう少し可愛げがあれば、透華達に男だなんだって言われなくて済んで・・須賀にも・・) 
    普段、男だなんだと言われてもあまり気にしていなかった純、だがここに来てその言葉が大きく肩に圧し掛かる、もう少し衣の様な可愛げがあれば、そうすれば京太郎にと、そんな純の視線の先に居る京太郎に衣がゆっくりと擦り寄る。 
   「きょうたろうぅぅ・・智紀が今しばらく休むのなら、もう一度・・衣の相手をして欲しいぞ・・」 
    甘えた声を出して、先ほど出来なかった続きを強請る衣、当然京太郎も嫌な顔などはしないものの少し考えていた。 
   「う~~ん、俺は良いけど・・智紀フェラしてくれるの、衣とした後になるけど良い?」 
   「構わない・・休みながら、ここで見物させてもらう・・二人の行為を・・」 
    すまなそうに言う京太郎に対して、休んでいる事は変わらない智紀は嫌そうな顔も見せず、むしろ観戦する気満々の様子だった。 
   「そうか・・ありがとうな智紀・・・よっと、それじゃあ・・するか衣?」 
    智紀の頭を撫ぜていた手を止めると、京太郎は上半身を起こして衣に声をかけた。 
   「うん、衣は・・京太郎と交わりたい」 
    これからの事を期待し笑みを浮かべた衣が目を瞑ると、京太郎はそれに答えるように目を瞑って衣の唇に自分の唇を重ねた。 
   (うっ、き、キスか・・何回見ても気持ち良さそうだな・・お、俺もこ、告白したら・・してくれるのかな・・あんな風に衣や智紀みたいに・・き、キスを・・)
    ふと、純の脳裏で京太郎とキスをしている人物が衣から自分に代わる、それは妄想、現実ではない妄想、それでも純はとても幸せな気分になった、だからだろうか。
   (良いな・・凄く良い、も、妄想する位は自由だよな、け、けど・・あれだな、いきなりこんな離れた位置で告白は無いよな、ま、まずは・・そうだ、須賀の前まで歩くだろう・・)
    純の妄想は更に勢いをます、妄想の中なのに現実味の無さを感じた純はそれを補う。

最終更新:2012年02月25日 01:01