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琉球新報:要請行動に協力を 教科書問題・県民大会呼び掛け団体

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琉球新報2008年1月12日 [土]

要請行動に協力を 教科書問題・県民大会呼び掛け団体



高校歴史教科書の「集団自決」検定問題で、教科書検定意見撤回を求める県民大会実行委員会(仲里利信実行委員長)のさらなる東京要請行動について、県選出・出身自民党国会議員でつくる五ノ日の会(会長・仲村正治衆院議員)が協力しないことを決めたことを受け、実行委員会呼び掛け団体が10日、県庁で記者会見を開いた。呼び掛け団体として五ノ日の会に、あらためて要請行動への協力などを求めることを明らかにした。仲里実行委員長ら代表は14日に上京し、15日に政府へ4度目の要請を行う。

 会見には、実行委員会呼び掛け団体のうち、県子ども会育成連絡協議会(沖子連)、県婦人連合会(県婦連)、県老人クラブ連合会、沖縄の未来を語る会(全沖縄旧制中等学校師範学校同窓会連絡協議会)、県PTA連合会、県青年団協議会の6団体の代表が参加した。

 玉寄哲永沖子連会長は県選出・出身国会議員との意思疎通を図る考えを示し「検定意見撤回と記述の回復を共通理解としてやっており、それを基に実行委員長を支えていきたい」と述べた。呼び掛け団体は五ノ日の会に政府要請への後押しのほか、実行委が進める検定意見撤回と教科書への「日本軍強制」記述明記の要請を超党派で展開するよう求めていく。

 この日、呼び掛け団体代表からは、要請に協力しないことを決めた五ノ日の会への不満の声も相次いだ。小渡ハル子県婦連会長は「わたしたちの目的は記述の回復と検定意見撤回だ。一つもちゃんとこなせていないのに五ノ日の会は静観すると言っている。腹が立つし、あきれる」と批判。諸見里宏美県PTA連合会会長は「五ノ日の会にはもう少しわたしたちの方に目、耳、心を傾けてほしいと要望する。仲里議長を支えていく」と話した。
(1/11 9:41)
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