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大江氏が出廷「集団自決は軍の命令」

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大江氏が出廷「集団自決は軍の命令」


沖縄集団自決軍命訴訟で大阪地裁に入る大江健三郎さん
Photo By 共同


 太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟の口頭弁論が9日、大阪地裁で開かれた。「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎氏(72)が出廷。ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。これに先立ち陳述書を提出。この中で「集団自決は戦争下の国、日本軍、現地の軍までを貫くタテの構造の力で島民に強制された。命令書があるかないかというレベルのものではない」との考えを示した。次回口頭弁論の12月21日に結審、来春にも判決の見通し。
[ 2007年11月10日付 紙面記事 ]
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