今日の訪問者 -
従軍慰安婦問題政府資料を読む(Home page)
戦争放棄の第9条を始めとする憲法を改悪し、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義というわが国日本の三原則を捻じ曲げたい人たちは、その前段階として、日本国憲法成立の前提であった「戦争への反省」という歴史の教訓を、忘れさろうとしています。
なかったことにしたい歴史的事実の中心は、
- 南京大虐殺
- 沖縄戦における軍による住民虐待
- 従軍慰安婦
この3つです。
民族の恥となるような歴史は「ある」よりも「ない」ほうが「うれしい」のは当然のことです。しかし、歴史は願望によって決まるわけではありません。願望によって歴史を書き換えることが出来ないのは、映画「バックツゥーザフューチャー」を見なくても分かりきったことです。
ついこの前も外国の人々から、「性奴隷システム」だったと非難されてしまった「従軍慰安婦」に関する事実はどうなのでしょうか?
今から15年ほど前、日本政府は必死になって資料となる公文書をかき集め、事実があったのかどうか検証しました。敗戦時に日本の政府も軍も公文書を焼却しました。とくに、朝鮮関係の文書は殆どありません。資料収集の困難にもかかわらず見出された資料は、焼却を免れて僅かに残った資料でありながら、戦争遂行システムの一環としての「軍慰安所」の存在を証明するものでした。
慰安所の設置、慰安婦の募集、移動、運営、それらすべてにわたって、軍の主導性が認められたのです。資料収集と調査研究の結果は、
と
に集約されています。
- ※最も最近の日本政府公式コメント
=「慰安婦問題に対する日本政府の施策」平成19年4月、(同英文)
~~~~~~
今、「従軍慰安婦」という歴史事実をDeleteしたい人々は、日本政府が集めた資料は「従軍慰安婦の軍・政府の責任を証明するもの」でなく「否定するものだ」と言い始めています。読み直せば「自ずと従軍慰安婦は否定できる」などといっています。
不思議な現象です。日本政府が「肯定の根拠」に使ったものを「否定の根拠」に使おうと言うのですから。はてさて、同じ資料も15年経てば真逆さまに意味が逆転してしまうのでしょうか?
多くの国民は資料に何が書いてあるかを知りません。資料の存在すら知りません。そんな状態ですから、糞真面目な顔して言えばどんな“デマ貸せ!”でも通ってしまうかもしれません。
というわけで、このサイトでは、日本政府筋が公開した歴史資料を読みやすく再掲することにしました(その努力だけかもしれませんが)。歴史資料の存在を知り、その内容が分かれば自ずと答えが出るはずです。
サイトの完成には時間がかかると思います。直ぐに「工事中」現場にであっても寛大な心で接してくださるよう、御願い申し上げます。