【沖縄戦】「美しい死」と「不潔な死」
V. 伊波証言の要約と考察

(コラム)陛下の・・・


『陛下の女性たちを罵るとは何事か』

 もし私が沖縄戦下に生き、日本の国家と軍を尊敬する誠実な臣民だったら、最近のチャンネル桜やネット右翼の人たちのように、慰安婦の女性たちを罵倒することなど果たしてできただろうか? 慰安婦の女性たちも、武器や食糧と同じように必要な戦備として、畏れおおくも天皇陛下から下の絵のようにお預かりした、とても大切なものではなかったのか? だからこそ部隊の兵営(沖縄の場合は部隊兵士たちは民家に分宿した)の近くに慰安所を設けたのではなかったのか?
 水島総さんや大高未貴さんに、是非ともお尋ねしてみたい。

『陛下の武器に座るとは何事か』

 昭和19年の10・10空襲の時、避難した那覇市楚辺の壕の中で、日本軍将校が刀を振り上げている時の様子。 嘉納さんたちが壕に避難した時、日本軍の野戦砲が奥に向けて置いてあった。嘉納さんの祖母がそこに座りなさいと言ったので、砲の台座に腰掛けた。他の3人はそのまわりに座っていた。そこに1人の日本軍将校がやって来て突然日本刀を抜いて振り上げ、「畏れおおくも天皇陛下からお預かりした武器に腰掛けるとは何事だ。叩っ切るぞ!」と大声でどなった。祖母は土下座して「悪気はありません。どうぞ命だけはお助けください」と手を合わせて謝り、嘉納さんも砲から下りて手を合わせた。その後、嘉納さんたちは壕を追い出された。 嘉納さん『同じ日本人に向かってのことだったのでびっくりし、信頼感はいっぺんにふきとんだ。私の原体験のなかでいちばん強烈なもので、死ぬまで忘れないと思う』
NHK『沖縄戦の絵―地上戦・命の記録』
http://www.nhk.or.jp/okinawa/okinawasen70/picture/detail44.html









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