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県立医大:副学長に山下氏 放射線健康管理、指導や人材育成

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県立医大:副学長に山下氏 放射線健康管理、指導や人材育成/福島


 県立医大は8日、山下俊一・長崎大大学院教授(59)が15日付で副学長に就任すると発表した。山下氏は福島第1原発事故を受けて、今年3月から県の放射線健康リスク管理アドバイザーを務めている。県立医大は「今後、大学が県民の放射線健康管理の拠点となることから、指導や人材育成に必要と判断した」と説明した。長崎大院は休職し、県立医大に常勤する。任期は来年3月31日まで。

 山下教授は長崎市出身の被爆2世。86年4月の旧ソ連チェルノブイリ原発事故の医療支援に当たった。世界保健機関(WHO)の緊急被ばく医療協力研究センター長などを務める。

 原発事故直後の3月18日に佐藤雄平知事に請われ現地に入り、放射線について「正しく怖がる」大切さを講演して回っている。県が県民約202万人を対象に実施する被ばく線量調査にも参加。県立医大では調査を継続的に行う他、放射線の影響を研究する組織の設立に携わる予定。

 一方、山下氏を巡っては、県内の乳幼児の保護者らで作る市民団体が「低線量被ばくを軽視している」としてアドバイザー解任を県に求める署名活動を展開している。

 同アドバイザーを務める神谷研二・広島大原爆放射線医科学研究所長(60)も15日付で非常勤の副学長に就任する。【種市房子、下原知広、釣田祐喜】

毎日新聞 2011年7月9日 地方版


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