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Kensaku Kawauchi[AML 24354] アジアを考えるための本(10)


 河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

 「独善的」立場から、“アジアを考えるための本”を紹介させていただいております。

 アメリカに対する信頼が世界的にゆらいでいますが、そのような中で、日本の中でも従来の対米従属に対する見直しの機運が高まっているようです。『諸君』2009年3月号は、“リセット、日米同盟”を特集しています。

日高義樹著『不幸を選択したアメリカ』PHP研究所
  日高氏は、マケイン大統領の出現を予想していたので、どうも歯切れが悪いのです。それだけではありません。今回の金融危機に対する評価が、同じ本の前半と後半で違うのです。日高氏がなぜ混迷しているのか、その視点で読んでも面白いです。日高氏は、「アメリカにウォール街の大暴落や不況よりも深刻な危機がやってくることは十分に予想される」「(オバマは)2012年大統領選挙では敗退する」と述べています。

大前研一著『さらばアメリカ』小学館
 大前氏は、独特の鋭い政治的センスの持ち主です。それが、アメリカは変わった、「アメリカは本来、こんな無節操な国ではなかったはずだ。このようなことはアメリカの建国以来、初めてだと思う」というのです。かつてアメリカに留学した全ての者に共通した思いでしょう。それゆえ、大前氏は、“Good bye, America"でなく“So long America, until you come back to yourself" というのです。泣けてきます。ぜひ一読をおすすめします。

 私の立場から言えば、日本の平和勢力・平和運動は、中国論が無いだけでなく、アメリカ論も無いようで寂しい限りです。


河内謙策

Kensaku Kawauchi
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