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中国人権情報(9)Ken Kawauchi 2010/10/13

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pipopipo555jp

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中国人権情報(9)Ken Kawauchi 2010/10/13


河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は自由です。)

私の「中国人権情報(8)」を読まれた野原燐さまから、中国の中で起こっている自然発生的な動きに注目すべきではないか、という御意見をいただきました。そして、広西チワン族自治区北海市の白虎頭村が、武装警官に包囲され、家屋の取り壊し行われている状況につき行われたツイッター実況(これは中国語圏では非常に注目を集めたそうです)を中国在住の日本高校生が日本語訳し、chinanews21さんが読みやすくまとめた以下のサイトを紹介していただきました。不謹慎な言い方になりますが、すごい迫力です。私もアクセスをお勧めします。


そこへ、宮崎正弘氏から大変なニュースが飛び込んできました。毛沢東の秘書だった李鋭らが、言論の自由を保障せよという署名運動を開始し、ネット上で1万人の署名が集まっているというのです。宮崎氏のサイトと李鋭らの動きを伝えるサイト(中国語)は、以下のとおりです。


一体、中国の内部で何がおこっているのでしょうか。私は、尖閣沖漁船衝突事件について、中国の反日デモ参加者が極めて少数であることに注目していました。その背景の考察として、以下のレポートも参考になると思います。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report4_2185.html

すなわち、中国の政府に対する国際的非難の高まり→中国政府の引き締め→排外主義の煽動→排外主義ムードの蔓延→排外主義的中国民衆の決起、という図式が作動しにくい新たな状況が生まれている可能性があるように思われます。ほんとうにそうなのか、その原因は何か、将来はどうなるのか、少なくとも従来の図式に我々もとらわれないで、中国社会内部の変動を探求していく必要があることは間違いないようです。


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