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教科書めぐり、相互に批判 日韓共同研究第2期報告書

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教科書めぐり、相互に批判 日韓共同研究第2期報告書

2010年3月23日18時21分

 日韓の有識者による第2期歴史共同研究の報告書が23日、公表された。今期は歴史教科書を新たに取り上げたが、従軍慰安婦など侵略戦争をめぐる日本の教科書の記述や韓国の歴史教育などについて双方が相互に批判を展開。互いの歴史認識を理解する難しさを改めて印象づけた。

 第2期は2005年6月の日韓首脳会談の合意に基づき始まった。07年6月から古代史、中近世史、近現代史の分科会と、新設された「教科書小グループ」に分かれて研究が進められた。

 教科書小グループの報告書では、韓国側は日本の教科書で従軍慰安婦の記述が「1996年以降、明らかに縮小の一途をたどっている」とし、政治や社会の保守化が原因と指摘。日本側は「不正確な記述の『淘汰(とうた)』」と反論した。韓国側は日本の教科書には日韓併合条約が「不法」と書かれていない点を問題視し、日本側は憲法9条や「村山談話」について教科書に盛り込むよう求めた。

 近現代史の報告書では、日本側は植民地時代の日本語教育について、朝鮮人児童も日本人教師も真剣だったとし、「近代的な知識や技術を得るための道具として日本語が認識されていた」と説明。韓国側は「求めて学ぶことはほとんどなかった」と反発した。


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