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歴博、月内にも再検討 「集団自決」軍関与削除
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歴博、月内にも再検討 「集団自決」軍関与削除 変更の経緯発表
社会 2010年3月13日 09時50分
(2時間6分前に更新)
【千葉】国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)が新常設展示室「現代」で、沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から軍の命令などの文言を削除して展示する問題で、同博物館は12日、記述変更の経緯や見解をまとめた文書を発表、早ければ3月中にも展示内容を協議するリニューアル委員会を開き、再検討を行うことを明らかにした。
「『9・29県民大会決議』を実現させる会」などの抗議に対し、展示を担当した安田常雄副館長は「率直に受け止め、誠実に対応する。できるだけ早く委員会を開き検討したい」としている。
文書はA4判1枚にまとめられ、「集団自決」の記述変更は、外部の研究者を含む第6室リニューアル委員会で討議したと説明。教科書問題や係争中の裁判にかかわり「関係者の中で意見を異にしている難しい問題」と指摘した。今回の展示では「軍の関与」を含む歴史的社会的要因を列挙した記述を、最終的に「犠牲者の中には、戦闘ばかりではなく、『集団自決』に追い込まれた人びともいた」に変更したとしている。