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日中で南京虐殺犠牲者一致せず 共同研究報告書

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日中で南京虐殺犠牲者一致せず 共同研究報告書



 日中両国の有識者による歴史共同研究委員会は31日、双方の論文をまとめた報告書を公表した。焦点の「南京大虐殺」(1937年)の犠牲者をめぐって「30万人以上」と言及する中国側と「20万人を上限」とする日本側の見解が一致しないなど、近代を中心に認識の隔たりが目立った。中国側の要求で非公表とされた戦後の現代史部分の取り扱いも今後の課題として残された。

 両国が歴史問題の克服を目指し、2006年に始まった共同研究は報告書公表で一つの区切りを迎えた。報告書は「近現代史」と「古代・中近世史」について計約550ページ。それぞれの時代について日本側と中国側の論文を掲載した。

 日本側座長の北岡伸一東大教授と、中国側座長の歩平・社会科学院近代史研究所長は昨年12月24日の最終会合後の記者会見で今回の報告を「第1期」として「第2期」の研究継続に意欲を表明した。

 日中戦争をめぐる記述で中国は「日本軍国主義による全面的な侵略戦争」と断定。「中国人民の抗日戦争における偉大な勝利」で終結したと総括した。戦前日本の拡張政策に関し「古代より朝鮮半島獲得をあきらめていなかった」と分析した。

2010/01/31 17:02 【共同通信】


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