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日中歴史認識、中国では「侵略戦争で南京に虐殺あった」と報道

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日中歴史認識、中国では「侵略戦争で南京に虐殺あった」と報道

2010/02/01(月) 11:26

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  1月31日、日本と中国の有識者によって構成される歴史共同研究委員会が日中双方の論文をまとめた報告書を公表した。1日、北京青年報が伝えた。

  今回の報告書に対し、中国では「『日中戦争』は日本による中国への侵略戦争だったと位置づけられるだろう」と報じられた。

  記事は、日中の有識者たちは1931年から45年までの戦争を日本による中国侵略戦争であると明確に位置づけたし、「報告書のなかでも日本の全面的な侵略戦争であり、中国の全面的な抗日戦争だったと明確に記された」と報じた。

  さらに、報告書では日中間における敏感な問題を避けることはしなかったとし、日中双方は犠牲者の人数に食い違いがあるものの、南京で大規模な虐殺があったことを認めたと報じた。犠牲者の人数に関しては、日本側は20万人が限度と主張しているのに対し、中国側は30万人以上と主張しており、中国ネット上でも「30万人といったら30万人だ。絶対に譲歩することはできない」という声が上がっている。

  記事では報告書の要点をまとめ、報じている。それによると、日中両国の有識者は日中戦争を侵略戦争であると定義することになるだろうとし、中国は「日本の侵略戦争は中国人民に重苦い民族的災難をもたらした」と主張する一方で、日本は「戦時下において中国の非戦闘員に犠牲をもたらした点に戦争責任がある」と主張した。

  また、南京事件の犠牲者数については、日中双方は具体的な犠牲者数について討論を行っていないとしながらも、極東国際軍事法廷の「20万人以上」という判決と南京国防部軍事法廷による「30万人以上」という従来の見解を示した。

  さらに、盧溝橋事件については、中国は偶発性があったかもしれないとする一方で、盧溝橋事件の発生は日本の侵略政策とかなりの割合で相関性のある事件であり、歴史の推移からみれば、必然性も帯びているとした。(編集担当:畠山栄)


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