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「日本、侵略戦争認めた」 歴史研究報告で中国メディア

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「日本、侵略戦争認めた」 歴史研究報告で中国メディア

2010年2月1日19時2分

 【北京=古谷浩一】日中有識者による歴史共同研究の報告書が1月31日に公表されたことを受け、中国メディアは1日、「日本側が(日中戦争を)『侵略戦争』と位置づけ、南京大虐殺が集団虐殺事件であることを認めた」(北京紙・新京報)といった日中間の一致点を評価して伝えた。ただ、新華社通信や共産党機関紙・人民日報などの主要メディアは沈黙している。

 国際報道紙・環球時報は「研究開始時、日本の学者は『社会の圧力』を理由に『侵略』の2文字さえ書き入れたがらなかった」。北京青年報は「侵略戦争の言葉が入ったのは最終段階だった。日本側は侵略を否定しないが、文章で書くのは避けようとした」とし、いずれも中国側の有識者の話を引用し、中国側が日本側の譲歩を引き出したかのように伝えている。

 南京大虐殺についても、北京青年報は「中日間の敏感な歴史問題について報告は回避しなかった」とし、「双方が大規模な虐殺行為があったことを確認した」と成果を強調。犠牲者数をめぐり、中国側の報告書にある東京裁判判決の「20万人以上」と南京戦犯裁判判決の「30万人以上」を挙げたが、日本側が2万~20万人と諸説あると説明したことには触れなかった。

 北京紙・京華時報は中国の有識者の話として、「(日本人が)中国人に損害を与えたとの記述は比較的に軽いものとなったが、これらは長期の議論が必要だ」と伝えた。


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