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台湾:馬総統就任1年 中台関係一層強化へ「3通実現大きい」

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台湾:馬総統就任1年 中台関係一層強化へ 「3通実現大きい」


 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九総統は20日で就任1年を迎え、台北の総統府で海外メディアと会見した。経済を中心に深まる中台関係について「緊密化は避けられない」と述べ、更に関係を強化する方針を示した。また、中台関係が「互いに否定しあわない方向に向かっている」と変化を指摘。「一方的な統一の押し付け」が見られなくなった中国の柔軟姿勢を評価した。

 就任以来、対中緩和政策を進めてきた馬総統は、中台間の3通(直接の通信、通商、通航)などの実現を挙げ「連携は大きな影響を与えている」と強調した。中台双方が互いの存在を否定してきた過去とは異なる現状について「平和と安定を築くための重要なプロセスだ」と述べた。

 馬総統は、世界保健機関(WHO)年次総会で19日に台湾代表が演説し、38年ぶりの国連関係機関参加を果たしたことについて、「重要な目標達成のしるしとなった」と評価。「今回は貴重な機会だ。参加しなければ(国際社会から)排除され続ける」と指摘した。

 台湾は今後、国連の専門機関への参加を拡大し、国際社会で存在感を高めたい考えだが、馬総統は「外交強化には多くの挑戦が待っている。中国と完全に協調してはいない」と語り、中国との交渉が壁となることを示唆した。


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