九月二十五日
『東アジア・ロイド』によると、駐華ドイツ大使トラウトマンが、まだ南京に残っている我々ドイツ人を守るために策を練っているとか。みな固唾(かたず)をのんで待っている。
昨日、大使館で開かれた会議で大使が出した案はなかなかどうして悪くない。ジャーディン海運社からイギリス船クトゥー号をチャーターし、仕事に差し支えない限り、我々ドイツ人に揚子江をさかのぽらせる、つまり危険地域から連れ出すというのだ。
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