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「李登輝友の会」の果し状

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「李登輝友の会」の果し状


公開討論会
これは、「日本李登輝友の会」がNHKに要求したそうですが、その理由とは・・・・
質問状に対してNHKから回答をもらったが、
 回答では番組の趣旨をいろいろ説明しているが、放送を見た結論として、反日的と思われる発言だけを取り上げた印象は拭えないが故に抗議声明を出したのであり、あのような内容では「歴史の事実を共有すること」は到底望めないのは自明の理である。
という理由だそうです。
『「歴史の事実を共有すること」は到底望めないのは自明の理である』ような相手に「公開討論会」を呼びかける、というのは一体どういう料簡なのでしょうか? これは、会がNHKに送った文面のママです(「日本李登輝友の会」webサイト参照)。このような『果し状』を送りつけては、満足な討論など望むべくもありませんね。


http://www.ritouki.jp/2009NHK.htmlより以下引用します。

 公開討論会の開催と登壇の要請

 貴日本放送協会(以下、NHK)が去る四月五日に放送した「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 第一回 アジアの〝一等国〟」に対し、本会は四月十日、福地茂雄会長宛に「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作することは、公共放送として許されるべきではない」として、番組の脚本を作成する上で参考にした書籍など全資料の開示を要望する抗議声明を手交し、その際、濱崎憲一ディレクターとの面談も要望した。

 これに対して、四月十四日付で、福地会長に代わって当該番組責任者の河野伸洋エグゼクティブ・プロデューサーより回答があった。約束を違えず早々に回答をいただいたのはよしとするも、回答は私どもの期待していたものと大きくかけ離れ、自己弁護に汲々とした不誠実な内容であった。要望にも応えていない。

 回答では番組の趣旨をいろいろ説明しているが、放送を見た結論として、反日的と思われる発言だけを取り上げた印象は拭えないが故に抗議声明を出したのであり、あのような内容では「歴史の事実を共有すること」は到底望めないのは自明の理である。

 現に、取材を受けた台湾の柯徳三氏は「(NHKには)八田與一のことや、後藤新平のことなどもいろいろ話したのに、そこを全部カットした。同窓会の改まった席で誰かが火ぶたを切って不満を話した部分だけが放映され、あたかもあそこにいた人全員が反日的であるかのように宣伝された。……なぜNHKは私が話したプラスの面を一つも流さなかったのか」と、自著を出版した版元ホームページにわざわざコメントを寄せている。これは抗議声明の「台湾人の証言を都合よく操作し、『反日台湾』を印象付けるためだったのかとしか思えない」という記述を裏付けるコメントだ。

 また、回答には視聴者から当該番組を支持する声が多数寄せられたというが、本会には多くの批判的感想が寄せられ、支持する声は一つとしてない。「週刊新潮」(四月十六日発売)も台湾をよく知る有識者のコメントを多数掲載し、この番組がいかに事実を歪曲した「超偏向番組」であったか特集を組んだ。他の有識者からも「こんなNHKに受信料を払う理由がどこにあるのか」といった批判の声が澎湃として起こっているが、政界にもすでにその偏向ぶりを問題視する動きが出ている。

 ところで、私どもが再び抗議声明を呈したとて、恐らく「回答」は前回と同様の内容となるのは容易に想像がつく。そこで、ここに当該番組を検証する公開討論会の開催を要請する。この公開討論会はNHKと本会の共催とし、NHKを代表して福地茂雄会長、番組担当者として河野伸洋氏と濱崎憲一氏に登壇を要請する。この要請に対する回答期限は四月三十日までとする。

文面では、
ところで、私どもが再び抗議声明を呈したとて、恐らく「回答」は前回と同様の内容となるのは容易に想像がつく。
といってますが、4月14日づけのNHKからの回答を読んでみてください。
そこでは、
  1. プロジェクトJAPAN」の趣旨
  2. 「JAPANデビュー」の製作意図
  3. 『反日台湾』の印象について
  4. 後藤新平について
  5. 「日台戦争」については
  6. 台湾が親日的であるという事実と過去の差別や植民地政策について
  7. 番組の根底となる資料について
回答しています。

「日本李登輝友の会」はなぜこの回答に再質問を寄せなかったのでしょうか?
NHKの回答にさらにつっこみを入れれば、議論は深まります。それをしないで、「もはや問答無用」とばかりに公開の場に引き出そうというのは、なにやら昔の「大衆団交要求」に似ています。

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