「最高裁も同様判断を」 岩波・大江裁判、都内で弁護士報告

2009年2月21日

【東京】沖縄戦における「集団自決」(強制集団死)で、座間味・渡嘉敷両島の戦隊長の自決命令はなかったとする原告の主張を退けた岩波・大江裁判の一審と控訴審判決の報告会が20日夜、千代田区の弁護士会館で行われた。報告した被告側代理人の近藤卓史、秋山淳両弁護士は「沖縄の人々の強い思いを受け、絶対に負けられない裁判だ。最高裁も同様な判断を望みたい」と意欲を語った。

 報告会は自由人権協会(JCLU)の主催で会員の弁護士ら約30人が参加し、判決の意義などについて意見を交換した。

 秋山氏は裁判について「名誉棄損による個人の損害賠償という形を取りながら、背景には『新しい歴史教科書をつくる会』が全面支援するなど、政治的思惑が大きく働いていた」と指摘。「裁判官は一審、控訴審とも原告側の目的や、背景をしっかり踏まえた上でどう判断すべきか、考慮したと思われる。最高裁でも同様な考え方を貫いてほしい」と強調した。