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「軍強制」復活は困難 5社が再訂正申請せず

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「軍強制」復活は困難 5社が再訂正申請せず

2009年1月9日 

【東京】沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)をめぐる高校歴史教科書の検定問題で、「軍の強制」という記述を削除された教科書会社5社が8日までに、2009年度から使う高校歴史教科書に向けた再訂正申請はしない方針を固めた。5社中、2社の執筆者らは1月中旬にも再度、会社側と協議し申請を求める方針だが日程は決まっていない。印刷の日程からも今春の復活は困難だ。集団自決については「軍の関与で自決に追い込まれた」との現在の記述が当面続くことになりそうだ。

 執筆者らは教科書会社の対応を見ながら、最終的に応じる姿勢を見せなければ1月末にも文部科学省に対し抗議の声明を出す。

 執筆者らは07年、教科書検定意見が付された歴史教科書の「集団自決」の記述で、「軍の強制」を示す文言が削除されていることを問題視。文言の復活を目的に訂正申請する方向で検討を進めてきた。

 ところが教科書会社は07年の訂正申請で「軍関与の記述は認められた。これ以上の記述は難しい」という態度で当初から拒絶の姿勢だった。

 5社中、3社に関しては執筆者や編集者らの間でも再訂正申請を行う方針を確認できなかった。2社は会社側と協議を重ねてきたが、拒否の姿勢は変わらず、申請は先送りをせざるを得ない状況だ。


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