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産経:検定過程の透明化など報告 教科書検定審

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検定過程の透明化など報告 教科書検定審

2008.12.25 12:20

 小中高校で使う教科書発行の手続きである検定作業の見直しを検討していた文部科学相の諮問機関「教科用図書検定調査審議会」は25日、検定過程の透明化策などをまとめた報告書を塩谷立文科相に提出した。教科書の質・量の充実についても、記述量の制限撤廃などを盛り込んだ。来年度の検定から適用される。

 報告書では、検定終了後に審議内容や決定事項の概要などを公表することや、検定委員の所属部会、教科書調査官の職歴などを明らかにすることを盛り込んだ。審議の公開自体は見送った。

 教科書では、学習指導要領の枠を超えた「発展的学習」の記述について、小中学校で全体の1割程度、高校で2割程度としていた現行の分量制限をなくす。新指導要領に基づく教科書は分厚くなる。さらに、「(内容が)不必要に重複していないこと」とした基準を外し、下の学年の内容を反復学習しやすくする。

 昨年、高校日本史教科書の沖縄戦集団自決の記述をめぐり、検定過程の不透明さが問題となるなど、原則非公開の審議には、「密室審議」との批判があり、見直しが検討されていた。


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