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沖縄タイムス:出版社「もめたくない」/「集団自決」記述
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http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-12-06-M_1-027-2_002.html?PSID=03b1996c62d248bc85e953c39675e1b2
2008年12月06日【朝刊】 社会
2008年12月06日【朝刊】 社会
出版社「もめたくない」/「集団自決」記述
再訂正申請 執筆者は反発
【東京】文部科学省ともめたくない―。再訂正申請に向けた執筆者との話し合いで、会社幹部はこう本音を漏らしたという。五日の社会科教科書懇談会で、執筆者らは、難航する会社側との協議の様子を明かした。
ある会社は一度は申請に理解を示したが、後日「提出できない」と連絡してきた。反発した執筆者側が問いただすと「訂正申請したからといって(学校現場での)採択率は変わらない。沖縄戦記述が少ない本が採択されている」と反論。
「文科省は昨年で解決済みという態度。自社だけ突出してにらまれたくない」と説明したという。
別の社は、執筆者側が示した再訂正申請の文案自体には賛同しつつも「文科省とトラブルを起こしたくない」と申請を拒んだ。
執筆者の一人は「これ以上局面を打開するのは難しい。あとは、この問題を社会的に訴えていくしかない」と声を上げた。
「一社でも」訴え
県内関係者
県内関係者
「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題で、記述に対する再訂正申請が厳しい情勢になったことに対し、県内の関係者からは「最後まであきらめないで」との声が相次いだ。
「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員会の玉寄哲永副委員長は「一社でも申請してくれれば、とても勇気づけられる。沖縄県民は切実に願っている。ギリギリまで申請を目指してもらいたい」と話した。
高教組の松田寛委員長は、「裁判では軍の強制が明確になったのに、教科書がそのままでは県民として納得できない」と話した。