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b 昭和60年7月30日付け神戸新聞などの報道(2ha)

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読める控訴審判決「集団自決」
事案及び理由
第3 当裁判所の判断
5 真実性ないし真実相当性について(その1)
【原判決の引用】
(原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について
(原)(2) 集団自決に関する文献等
  • ア 座間味島について
    • (イ)(梅澤命令説を否定等する文献


  梅澤命令説について否定し, 又はその存在の推認を妨げる文献等としては, 以下に記載するものがあげられる。

b 昭和60年7月30日付け神戸新聞などの報道(2ha)

(判決本文p159~)

  • (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。

  昭和60年7月30日付け神戸新聞は, 「絶望の島民悲劇の決断」との大見出し, 「日本軍の命令はなかった関係者の証言」との小見出しの下, 関係者らが生き残った島民や日本軍関係者に尋ねた結果として,
「助役とともに自決の前夜梅沢少佐を訪れた初枝」
「軍とともに生き延ぴた上津幸子」
「梅沢少佐の部下だった関根清」
らの控訴人による自決命令はなかったとする証言を掲載し,
「これまで 『駐留していた日本軍の命令によるもの』 とされていた」
座間味島民の集団自決は,
「米軍上陸後, 絶望のふちに立たされた島民たちが, 追い詰められて集団自決の道を選んだものとわかった。」
と報道し, 初枝らのコメントを掲載した。

  昭和60年7月30日付け神戸新聞の記事を書いた中井和久は, 初枝に対する電話取材を複数回行い, その際の初枝のためらいや控訴人に対する罪の意識が伝わってきたことを記憶していると述ぺている(甲B34)。

  そのほか, 昭和61年6月6日付けの神戸新聞は,
「沖縄県などが, 通史の誤りを認め, 県史の本格的な見直し作業を始めた。」
として, 後記「沖縄資料編集所紀要」ママ (甲B14)を取り上げ, 控訴人による自決命令がなかった旨の報道をした(甲B10)。


※沖縄史料編集所紀要。「沖縄資料編集所紀要」という誤記の大元はどうやら、この裁判の控訴人側文書にあるようです。http://minaki1.seesaa.net/article/42931606.html


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