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c 「自叙伝」(昭和31年)宮村盛永著(2ha)

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読める控訴審判決「集団自決」
事案及び理由
第3 当裁判所の判断
5 真実性ないし真実相当性について(その1)
【原判決の引用】
(原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について
(原)(2) 集団自決に関する文献等
  • ア 座間味島について
    • (ア)(梅澤命令説記載文献


  梅澤命令説について直接これを記載し, 若しくはその存在を推認せしめる文献等としては, 以下に記載するものがあげられる。

c 「自叙伝」(昭和31年)宮村盛永著(2ha)

(判決本文p146~)

  • (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。


  「自叙伝」は, 盛秀助役の父親である宮村盛永が著したとされる記録である。

  「自叙伝」には,
「二十五日」「丁度午後九時頃直が一人でやって来て 
『お父さん敵は既に屋嘉比島に上陸した, 明日は愈々座間味に上陸するから村の近い処で軍と共に家族全員玉砕しようではないか。』 
と持ちかけたので皆同意して早遠部落まで夜の道を急いだ。」

「早速盛秀が来て家族の事を尋ねた。 その時, 今晩忠魂碑前で皆玉砕せよとの命令があるから着物を着換へて集合しなさいとの事であった。」
として, 盛秀助役が父親である宮村盛永に玉砕命令の予告をした旨の記述がある(乙28)。

  なお, 宮村盛永の子である宮平春子も, 後記nのとおり, 前記状況について, 陳述書に記載している。


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