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朝日:田母神氏要請で「基地友の会」結成 事務局長明かす

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田母神氏要請で「基地友の会」結成 事務局長明かす

2008年11月12日16時51分

 日本の侵略などを正当化する論文をアパグループ主催の懸賞論文に応募し、航空自衛隊の田母神俊雄・前幕僚長(60)が更迭された問題で、同グループの元谷外志雄代表が会長を務める「小松基地金沢友の会」の事務局長の諸橋茂一氏(60)が朝日新聞の取材に応じ、同会が田母神氏の要請で結成されたことや、田母神氏が諸橋氏に勧められて論文を応募した経緯を明らかにした。

 諸橋氏は99年10月に「小松基地金沢友の会」(金沢友の会)が結成された当初から事務局長を務めている。

 諸橋氏によると、同年ごろ、小松市出身の元谷代表から、航空自衛隊小松基地のトップの司令だった田母神氏を紹介された。その後まもなく、田母神氏から直接「県都金沢に基地友の会をつくってもらえませんか」と要請されたという。

 10月の発会式では、田母神氏から礼を言われた。田母神氏は2カ月後に航空幕僚監部装備部長として東京に転勤したが、その後も年数回、会食を重ねてきたという。

 懸賞論文に応募した経緯について、田母神氏はこれまで記者会見で「(論文募集は)アパグループが発行する情報誌で知った」と説明している。諸橋氏によると、論文の締め切りが迫った今年8月中旬、電話があり「私も論文を書いたが、応募していいだろうか」と相談を受けた。諸橋氏は「あなたのような国家観、歴史観をしっかり持った人にこそ応募してほしい。職業、年齢など何の制約もないのだから堂々と応募されては」と強く勧めたという。

 最優秀作を受賞した論文について、諸橋氏は「ふだん考えたり、話されたりしていることの10分の1も書かれておらず、ずいぶん控えめという印象だった」と語った。

 諸橋氏は金沢市内などでビルリフォーム会社を経営。「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史教科書の採択や歴史教育の是正を求める市民団体を主宰している。


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