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「投降」論、事実と違う 山口琉大准教授、都内で連続講座2008年9月27日

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「投降」論、事実と違う 山口琉大准教授、都内で連続講座2008年9月27日


 【東京】「教科書検定意見撤回を求める9・29県民大会」から1年を迎えるのを前に沖縄戦首都圏の会は26日夜、文京区民センターで第8回連続講座「沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を斬る」を開いた。

 講師の「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」事務局長の山口剛史琉球大准教授は、これまで雑誌などに掲載された沖縄戦の事実と違う趣旨の内容を記した主な論文を紹介し、批判した。

 「(住民に対する)壕追い出しはいち早く住民を投降させるものだった」との趣旨の論調が多くあることについて「敗残兵化した兵隊が住民を追い出した事例が多いのは市町村史を読んでも明らかだ。事実と異なる」と指摘した。その上で「沖縄戦の基本的性格を変えることを目的にしたこのような証言や資料の活用は今後も続く。引き続き検証が必要だ」と訴えた。

 沖縄戦首都圏の会の寺川徹事務局長は、執筆者が今年も訂正申請の取り組みを進めていることを紹介し、「教科書出版会社が及び腰で取り組みは進んでいない。もっと広く社会に訴え、再訂正申請の取り組みを支えていこう」と強調した。


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