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きょう結審の可能性

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「集団自決」訴訟 控訴審第2回弁論/きょう結審の可能性


沖縄戦時に慶良間諸島で相次いだ住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、書籍に命令を出したと記されて名誉を棄損されているとして、座間味島と渡嘉敷島に駐屯していた旧日本軍の元戦隊長やその遺族が、「沖縄ノート」の著者で作家の大江健三郎氏(73)と発行元の岩波書店に、出版の差し止めや損害賠償などを求めている訴訟の控訴審の第二回口頭弁論が九日、大阪高裁(小田耕治裁判長)で開かれる。

 原告の戦隊長側は、今年三月の一審・大阪地裁判決が戦隊長命令を断定しなかった一方で、「沖縄ノート」の増刷・販売を継続しているのは違法と主張。座間味島の「集団自決」の生存者が、梅澤裕氏による命令を否定する証言を新たにしているとして、一審判決の取り消しを求めている。

 被告の大江・岩波側は、隊長命令があったことには合理的な資料や根拠があるとして、出版の正当性を認めた一審判決は正当と反論。梅澤氏による命令を否定する原告側主張の住民証言については、これまでの証言や母親の証言と重要な部分で食い違い、信用できないと指摘している。

 大阪高裁の訴訟指揮によっては、同日の弁論で結審する可能性がある。


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